学校へ行こう!

出先で「本日放送分にカンニングが出演する」と知り、走って帰った。
お疲れの会社員を走らせるだなんて、たいしたもんだよカンニング


出演したのは「芸人教師」というコーナーで、若手芸人が女子高で授業をおこなうというもの。カンニングのほかにホーム・チームとレギュラーも出ていた。うひゃ〜!ひいきにしてるコばかりじゃないのぉ。


まずはカンニングが歴史の授業。テーマは徳川綱吉
授業に入る前に、V6からもロケ先学校の校長先生からも「怒鳴らないように」といきなり芸風を封印されてしまう竹山先生。「はい、気をつけます」とおとなしく承る竹山先生だけれども、うふ、そんなはずないのだわ。
教室に入るなり「キャー!」と黄色い歓声を受けるおっさん2人。でもその若さを理由にさっそくマジでキレそう5秒前(MK5)の竹山先生。芸風守るのに必死だよ(笑)。 ちょい怒鳴り気味の声で「今日は徳川幕府をやります!」と叫ぶと、生徒たちがみんな「徳川幕府、好きー」とムリヤリ竹山先生の機嫌取りをしてるのがかわいらしかった。
「徳川15代の名前を思い出した人からどんどん言って」(竹山)と投げかけると、家光、慶喜、家康、あたりの有名どころはポンポンと出るんだけど、その後「ヨシミツ!」ってあやしい徳川将軍名も生徒の口から登場して、でも竹山先生「そう、ヨシミツもあったかもしれん」。先生もあんまりよく把握してないらしい。15人は多いからしょうがないよね。
それ後もサダイエだのなんだのと、いたかもしれない徳川将軍の名前が出てくるんだけど、あの犬将軍様の名前がなかなか出てこない。「徳川綱吉がおるでしょうが、綱吉が!!」さぁ竹山先生はここからです。生徒たちは待ってましたと爆笑全開。
「ウケる〜!」と盛り上がる生徒たちに「ウケるとはなんだ!」とブチギレるも、すぐに「ごめんなさい」と謝る素直な生徒たちを前に言葉を失う竹山先生。 モニターを見ていたV6たちは「謝ればおさまるんだ・・・」と竹山先生の意外な弱点に驚いていた。 たしかにバラエティでタレントがカンニングに謝ってる図なんて見たことなかったから*1新鮮だったよ。
そんな綱吉の話になり、「綱吉といえば?」という竹山先生の質問に「生類憐みの令!」と即答する生徒A。そこをすんなりと「正解」と褒めて、お、やっとまともに授業らしくなってきたな〜と思ってたのに、次に竹山先生が「その生類憐みの令とは・・・」と説明を始めようとした矢先、すかさず「動物!」とはさんでくる生徒B。すると「先生がいま言おうとしたやないか!」と横やりを入れた生徒Bを糾弾。
「なんや、お前らみんな先生のこと嫌いか!」とここでお決まりのブチギレフィーバーに乗りだそうとし、しかし素直な生徒たちは「大好きー!」と口々に嬉しそうに答えるという・・・かわいいなぁ(笑)。 あまりにも好意的な彼女たちに照れたのか「ぉ、大人をナメるな!」と厚みのない怒声でこの授業は終了。
教室の外で控えていたV6に「どうでした?」と感想を訊かれ「完璧に負けました」と竹山先生、無念の表情。


"自分たちを認めない世の中に楯突く"芸風でおなじみのカンニングの竹山さん、自分たちを好いてくれる素直な一般市民の前では実に糠釘でした。
でもここまで売れてきたらホント、なんやかんやとブチギレる理由も少なくなってきて、この芸風を守り抜くのも大変だろうなぁ。がんばれ。



次にレギュラー。担当は国語、の古典だとか。
でも教室に入るなり自分たちで手を叩きながら「どうも〜!よろしくお願いしま〜す!」で、西川先生が「今日は国語を・・・カーッ」と気絶してしまい、あるあるさんのとこの探検隊を呼びに行き「ハイ!ハイ!ハイハイハイ!」とネタを開始する西川先生と松本先生。いや、あの、舞台じゃないんで(笑)。
実はこのあるある探検隊のネタ、起源は古典にあり、と俳句の話を始めるレギュラー先生。 たとえば芭蕉の 古池や かわず飛び込む 水の音 という歌も、日常によくある風景を歌っただけだけど、非常に想像をかきたてる俳句ですね・・・ともっともらしい紹介。
そしてレギュラー先生たちは「僕らも"(その状況を)想像してみると面白いな"という俳句を作ってみました」。おお!まともな授業するじゃないの。
しかし、いつものあるあるさんところの探検隊が出てきて詠んだ俳句は次のとおり。 「師匠の奥さん好きになる」「隣のジジイの犬逃がす」「見えるとこまで誘い出す*2」「幼なじみに食べられる*3
新しい時代の俳句をたっぷり、国語の時間もおしまい。

*1:だってそもそも怒るきっかけが理不尽だし

*2:これは口から勢いで出てしまっただけで、意味は松本先生本人にもわからないらしい

*3:最後に残った餃子を食べられたというようなことだろうか、それともカマキリ夫婦的意味なのか。想像欲が刺激されるところだ