ずっとよくわからなかった

句会に星野源が来ており、彼の隣を見ると新垣結衣もいて、夫婦で俳句やってるんだなあと思ったところで目が覚めた。夢だった。

『ブギウギ』。スズ子の付き人だった小夜が、好きになった米兵と一緒にアメリカへ行くとのこと。小夜を演じている富田望生は好きだが、小夜のことは登場から退場までずっとよくわからなかった。べつに主人公の周りにいる人すべての行動原理は筋を通して描くべきとは思わないが、小夜はけっきょくどうしてスズ子の付き人になり、いつづけたのか(歌手のスズ子に強く憧れているというが小夜自身が歌を口ずさむ場面すらなかったはず)がわからず、だから歌手・スズ子の凄さに圧倒されて付き人をやめるというのも釈然としなかった。身寄りがない時に人のよさそうな有名人・スズ子のもとへ押しかけ居座り、他に居場所(米兵の恋人)ができてスズ子にかまってる場合じゃなくなったということか。解釈が意地悪すぎるか? しかし他にもいろいろ「小夜のあの言動、なんだったん?」というのがある。演じた富田望生もむずかしかったんじゃないだろうか。

でもじっさいの人生にはそういう人はたくさんいるし、自分もたぶん他人にとってはかなりそう見えてるかもしれない。

ごみを出し、郵便受けから朝刊をとる。一面に「岸田派を立件へ/元会計責任者、虚偽記載容疑」、そのすぐ下に「志位委員長 退任の意向/共産 後任に田村氏か」(田村氏=田村智子参議院議員)、右の柱に「JAL社長に初のCA出身者」の見出しとともに女性の写真があった。自民党が崩れていき、一方で、長く続く組織のトップに女性が就任した(しそうだ)という報。

朝ごはんに食べるものが何もないので冷凍庫にあった富士宮焼きそばを食べようとまだ布団の中にいる夫に提案すると、夫は起きてゆうべの豚バラ肉の残りと野菜をさっとごま油で炒めて具だくさん焼きそばにして出してくれた。思いがけずしっかり朝ごはん。

コーヒーを入れ、在宅勤務。

しっかり朝ごはんのおかげで昼になってもおなかはすかず、米はしかけていたが炊かず。おかげで昼休みは17日の日記を書けた。30分ほどで書き終わる。だんだん日記を書く時間帯もかける時間も早くなっていっている。

仕事、新運用の検討と資料づくりの仕事がなかなか終わらないが、小さなタスクを片付けていって宿題を減らす。18時過ぎに退勤。

ニュースで田村智子氏が委員長に就任したと知る。そして政策委員長に39歳の山添拓氏。女性と若い人がフロントに。期待したい。希望にしたい。

希望がないと不便だよな、と星野源が歌っていたなと思い、しかしメロディを思いだせなかったのでYouTubeで『くだらないの中に』を歌っているライブ映像を観る。1曲が終わるとYouTubeは自動で令和ロマンの2年前の動画をすすめてきたのでそれも見る。

19時を過ぎて、夫からまだ連絡もないので、自分が夕飯の買い出しに行くことを連絡し家を出る。Podcast『川島明のねごと』ゲスト:あぁ〜しらき&くっきー回を聴きながら歩く。駅ビルのドラッグストアでシートマスクとキュレルの頭皮ローション(乾燥と加齢のせいか、さいきん頭皮がヒリヒリするのだ)を買ったのち、生鮮品売り場でじっと鍋つゆのラインナップを眺める(『ラヴィット!』のランキングで見たモランボン「えび味噌鍋」を食べてみたくて)。すると売り場で夫に会った。

夫に、目当ての鍋つゆが見当たらず夕飯の献立を決めかねている旨を伝えると、夫は「これもおいしそうじゃん」と陳列された鍋つゆの中からモランボン「ごま坦々鍋」をえらんでカゴに入れた。おいしそうだ。味噌欲も満たしてくれそう。鍋つゆパッケージ裏のおすすめ材料を見ながら他の材料を揃えて買う。

その売り場の果物コーナーには愛媛産のみかんがなかったので、別のスーパーにも寄って愛媛産のみかんをさがして買う(今はどこのみかんもおいしいが、愛媛産が特に自分の好みに合うようだ)。そのスーパーで夫はお菓子をたくさん買っていた。

帰宅し、坦々鍋。TVerできょう放送の『ラヴィット!』の「本気肉(マヂ肉)調査隊」を見ながら食べる。この番組のロケコーナーで一番好きなシリーズ。焼肉屋を紹介するコーナーだが、焼肉にあまり関係のないパロディコントがとても凝っている。今回は『あぶない刑事』のパロディ『あぶらない刑事』をやっていた。

坦々鍋、うまいが、想定していた唐辛子のからさでなく胡椒のからさを感じる。

買いだしに出る前に炊飯していたので、ごはんも食べなきゃ、賞味期限を迎える納豆も食べなきゃとなり、鍋は具だくさんの味噌汁ぐらいの量しか食べなかった。残りはあしたの朝、ラーメンにして食べよう。たのしみ。