めちゃイケ

  • ウマイム寺

世界三大料理って何と何と何か知ってる?」とのごちそう様(岡村)のクイズで始まった今回の『ウマイム寺』。正解はフランス料理・中華料理・トルコ料理なんだそう。本当ですか。「本当ですよ、だってこれナイナイサイズで覚えたんだもの」(岡村)
ゲストは江守徹。自他共に認める美食家ということで、今日はすべて正解してしまうのではないかと空腹坊主軍団(めちゃイケメンバー)たちも戦々恐々。 実際、1問目のアワビを見事に当てた江守徹。しかし次に出てきた馬刺しを「大トロ」、たこ焼きを「鶏の唐揚げ」と珍回答。やっぱりあんな5mm程度のかけらじゃ当てる難しいよね。
問題の難しさを知った江守徹は、アナゴの白焼きを「タラの塩焼き」と回答した加藤さんを「あんな小さいかけらだったら、白身魚はみんな同じに感じるよ」と同情していて面白かった。
ちなみにカルボナーラを口に入れられた濱口さんは「モッツラレラチーズ」と間違って答えるのだけど、そんな濱口さんをメンバーは「チーズが入ってるとわかったのは偉い」「(カルボナーラにモッツァレラチーズは入ってないけど)"モッツァレラ"という長い単語を言えたのが偉い」って、褒める次元が違うんですけど。

フジの高島アナを射止めるべく、芸人マネージャーたちが自己アピールをしまくるコーナー。私は知らないけど、たぶん昔やってた『ラブアタック』のルールをそのまま乗っ取っているのでしょう。
キダタロー作というテーマソングの歌詞♪ハ〜ァかぐや姫〜♪の意味がずっとわからなかったのだけど、つまり竹取物語かぐや姫のように複数人の男性が「我こそは」と結婚を申し出るしくみになっているのね。はは、納得。
それでマネージャーをつれて出てきた芸人は、吉本興業より極楽とんぼプライムワンよりくりぃむしちゅー・ワタナベエンタテイメントよりふかわりょうサンミュージックよりカンニング人力舎よりオアシズ松竹芸能よりよゐこの6組。 うわー、この芸人たちだけで豪華な企画がひとつ出来そうだというのに、あえてそこを抑えて素人のマネージャーに焦点を当てるところがめちゃイケの贅沢さだよ。マネージャーを連れてきた芸人たちは、あくまでマネージャーを紹介するだけのアシスタント役。


強烈だったのがふかわさんのマネージャーで、自己紹介時に突然「中学時代はいじめに遭いましたが、ナインティナインさんのラジオを聴いて、勇気が出て、いじめを克服しました」と言い出し、真面目さをアピール。アピールっていうか本当に真面目そう。 神経症なのか、やたらと目をシバシバとまばたきさせていて、出演者たちにその個性を面白がられても一切笑わず「何があってもへっちゃらです!」と口をヘの字に結ぶ。へっちゃら・・・。はは〜ぁ、この頑なさ、たしかにいじめられていたのがわかるような気がする。
「へっちゃらです!」を気に入ったのか、番組中あらゆる場面で使っていた岡村さんが優しいなぁと思った。


それからカンニングがマネージャーを紹介するとき、「吉本からもナベプロからも追い出されたカンニングを、ここまで売れさせたすごい人」と絶賛していた。え?ナベプロにいたのは知ってたけど、吉本にも・・・!本当に苦労してんだね*1


それにしても、ここ最近はどの番組でもメイン司会かメインゲストとして若手や先輩たちとの共演が多かったくりぃむしちゅーが、これだけキャリアの近い芸人たちの中にいるのは結構珍しいことなんじゃないかしら。
それだけじゃなく、今や売れに売れてるウレウレくりぃむがまるでおとなしく見えて、ちょっと驚いた。 いや、実際はくりぃむの2人も前に出てあれこれとツッコんでいたのだけど、それらの発言には特に注目させない感じの番組作り。ホント、"お笑いコンビB"的な扱い。 たしかにこの企画の主役は各マネージャーなので、ほかの芸人メンバーもお笑いコンビC・D・・・に徹していたけど、めちゃイケではそういう風景はよくあることなので、くりぃむが映るまで特になんとも思わなかった。ただ今回、自分がひいきフィルターで見てきたくりぃむが同じように風景の一部になっていたことで、妙に違和感を感じたような。
そんな中でちゃんと自分のオモシロさを主張できていたのがオアシズの大久保さん*2で、やっぱりホームで発揮する力というのは一味違うものだねぇと感心。
出演者や視聴者へ媚びないという姿勢にめちゃイケの美学を感じた一方、ゲストへは必要以上にライトを当てず、レギュラーが活躍すれば自由に泳がすというそのスタイルは開放的なようでいてわりと排他的な番組なんだな〜と思えて興味深かった。

メンバー新入りは品川庄司。庄司さんこと庄子ちゃんは、司会の矢部さんからも「かわいい」と褒められていたのに、品川さんこと品子ちゃんはメンバーから口々に「顔が四角いね」「麻雀牌みたいよ」「かわうそくん*3みたいな眉毛してる」「ハンバーグみたいな顔ね」とたとえられ、「あといくつ例えが出てくんのよ卍」とキレる品子ちゃん。しかも「ハンバーグ顔」から発展して「バーグマン」と呼ばれ、最終的に「バーグマン夫人」で落ち着いた。ちょっとオイシイ顔をするバーグマン夫人、もとい品子ちゃん。


ゲストは小倉優子ちゃんで、ヘッドドレスまでつけた念入りのロリータファッションで登場。うひゃー、ゆうこりんが着ると本物さんみたいね。いい意味で。


トークでは加藤さんが娘を溺愛しすぎてパシリに使われてることが判明。家で娘の小羽ちゃんに「アイス買ってきて」とか言われても、喜んで買いに行ってるんだって。 あと、このトークの場で岡村さんが「(加藤の奥さんのお腹には)もう2人目がいるらしい、しかも今回は男の子である可能性が高い」と発表し、スタジオじゅうが驚く中、加藤さんも一緒に驚いていた。なぜなら「俺がそれを知ったのは昨日のことでまだ誰にも言ってないのに、なんでお前・・・。まさかお前、ウチの嫁と密に連絡取ってるな!?」。


そして濱口さんが「17時が午後5時だとわからない」と告白。横から有野さんも「この人、2日と8日と20日の区別もつかないの」と告発。 フツカとハツカは音が似てるし、ハツカはハチっぽいので迷うんだとか。
有野さんは続けて「濱口は九九ができないことで有名だけど、このあいだその九九をどこまで把握してるのか紙に書かせたら"いんいちがいち、いんにがに、いんさんがさん・・・"と全部ひらがなで書きよった」と。 しかも濱口さんは小学生のとき、教卓の隣という特別席に座っていたのだそう。 本物の天才を前に、怯えるメンバーたち。


あと岡村さんは最近、実はコンパをやっているらしい。うわー変わったね。あんなに頑なに「恋愛するのが怖い」とか言ってたヒトが。「真剣に彼女が欲しい」とぶっちゃける岡村さん。
でもコンパに行っても若い女の子相手に「くだらない話をするな」などの説教をしてしまうんだとか。まぁ歳が歳だからねぇ。
そんな刹那のコンパなんて繰り返さなくても、私ならここにいるのに、とお約束で書いておこう。

*1:番組のテロップには「カンニングたらい回しの歴史 '90吉本→'93ナベプロ→'95サンミュージック」と表示されていた

*2:かぐや姫である高島アナに自分のマネージャーを紹介するという企画なのに、高島アナに嫌味を言いつつ自分のマネージャーに惚れ込むという、趣旨全無視の程好い暴走を繰り広げていた

*3:(c)吉田戦車