史上最強の占いバトル 細木数子 VS ウンナン!

細木数子という人を名前でしか聞いたことがなくて、実物をテレビで見るのはこれが初めて。 以前、「笑う犬」の中でホリケンが細貝数の子というパロディコントをやっていたけれども、まさかこんなに似ているとは思わなかった。言ってることも強ちパロディとは言い切れないかも。それを知っただけでも大満足。
私はこの人の占いのすごさというのを笑いのネタ方面でしか知らないので彼女の占いの真偽に関してはまったく興味がないのだけど、印象深いのは、登場するゲストたちがどれも人の良いことで評判のタレントさんたちだなぁということ。さとう珠緒とか京本政樹とか、穏やかそうな人ばかりだよね。特に柳沢慎吾ちゃん。細木先生に「あなた、すごい儲かってるでしょ」「投資してるでしょ」と言われたとき、一瞬きょとんとした慎吾ちゃん。「え?投資ですか?」と聞き返していた。そして「そう、投資してるんでしょ。わかってるんだから」と細木先生が繰り返し強く言い放ったあと、慎吾ちゃんは一瞬うつむき、笑いながら「先生はすごいなぁ」と顔を上げた。投資に関しては結局イエスもノーも言わずに慎吾ちゃんは笑うだけだった。 邪推するところの、慎吾ちゃんは投資などをしておらず、番組の進行上、都合良くとれるような「先生はすごいなぁ」を繰り返していたのではないかしら。あと慎吾ちゃんは話すときに、細木先生にではなくどちらかというと客席に向かって(座りながらも体をひねって)話していたのでサービス精神旺盛だなぁと思ったよ、という慎吾ちゃんの感想に終始。
で、くりぃむしちゅーの登場。まずは有田さんから。有田さんの顔を見るなり細木先生は言葉が出なくなるほど笑い出し、何か言おうとしても笑い声が漏れて何も言えない・・・という状態が1分ぐらい続く。そして第一声が「面白い鼻の形してるのねー」。ナンチャンが「鼻は男の器量の表れですからね」とフォローするも先生は「この人(有田さん)、鼻が小さくて細長いのに×××は大きいのよ」といきなり下ネタに(!)。有田さんも「いきなり当てられちゃってる」とわざと不安そうな顔をしてみせていた(笑)。
くりぃむしちゅーの相談内容は「10年後もコンビを続けているか?」というもの。それに対して先生の回答は「10年後のあなたたちは壊れてます」。しかも解散を切り出すのは有田さんからとのこと。そして各々活動する中、有田さんは「インタビューで人気出ます」(先生)。会場じゅうが「?」。遠くから見ている上田さんも「ずいぶん新しいジャンル発掘したなぁ・・・」とつぶやく。どうやらインタビュアー(=レポーター、司会者など)として活躍するらしい。 「あなたは49歳までに巨万の富をなすから、それを残せるようがんばりなさい」と言われ目を輝かせる有田さん。しかしその直後に先生がさらっと言った「がんばらないと、そのあと寒い人生になるから」との言葉に「50歳以降は寒いんですか・・・」と呆然とする有田さん。なんかコントみたいだった。
次に上田さん。いきなりナンチャンから占いの薀蓄を求められて即座に言うも、細木先生に「その薀蓄、異議あり!」と、他の薀蓄を出してきて言い伏せられていた。 上田さんの10年後は「コント作家で成功する」と言われ、「え?僕、裏方になるんですか?」と上田さんが問い返すと「裏方かどうかは知らないけど、台本を書いたりインタビューをやったりするんじゃないかしら」(先生)、「僕らはどちらもインタビューなんですね」(上田)という応酬がオモシロ。しかも10年後には「腰を痛めて立っていられなくなる」と言われる始末。「立ってられないんじゃ、インタビューできないですよね?」(上田)、「うん、だから治したほうがいいわよ」(先生)。なんだこれ、本当にコントみたい。
上田さんが『くりぃむしちゅー』という改名は良かったのかを訊くと、「(海砂利水魚よりも)ずっといい」と褒める先生。うしろで名付け親のウッチャンがピースサイン。しかし「“くりぃむしちゅー”は有田さんにとって良い名前なんですが」との先生の言葉に有田さん驚く。「たしかに有田の好物クリームシチューからとっているし・・・」と上田さんもうなずく。でも上田さんにとってはあまり良くない名前だそうで、「再度変えるなら2005年」と先生に言い渡されていた。ちなみに上田さんの好物は「お好み焼き」。そこでウッチャンは「“お好みしちゅー”ってのはどう?」と無責任に。先生も「それいいじゃん!」と絶賛。終了。