大人の女の長財布

25歳をすぎたあたりから、周りの同年齢の女性たちが長財布を持っていることが気になりはじめまして。
レシートやらポイントカードやらでパンパンになって折り畳みづらくなっている勤続10年の今の財布*1を見るたび「自分がいつまでも大人の女になれないのは長財布じゃないせいだ」と思うようになり、それからというもの長財布を見ればチェックしてたんですよ。で、昨年秋のある日、雑誌で見かけた長財布にひとめぼれしまして、そのブランドを取り扱っている日本のお店に片っ端から問い合わせたんですけれども、どこも品切れ。
そのブランドの公式サイトではネット販売在庫ありと紹介されてたんですけど、なにしろそれがニューヨークのブランドだもんで、英語なもんで、価格も$なもんだから、海外通販未体験の自分はなかなか"buy"ボタンを押せなかったわけですね*2。そうやってグズグズしていたわけですが、おともだちがニューヨークに行くと聞いて「現地で買ってきてください!」と図々しくお願いし、しかし現地の店頭には並んでなかったらしく「ネット在庫ならある」と言われたそうで、冬のニューヨークであちこち見ていただいたのにその節は本当にご面倒おかけいたしました・・・。
それでもまだグズグズと未練たらしく、何度もそのブランド名を検索しては誰か仕入れてないか、とチェックしていました。そしてドル安まっさかりのある日、このブランドも取り扱っているという輸入モノ販売店(というか個人)のサイトにヒットし、そこにはこの財布が、昨年秋に雑誌で見た価格の半額で取り扱われているのを目撃しました。サンキューオバマ!!イエス、ウィーキャン!!日本人相手の日本円なら強気です。迷わず注文。
ふしぎなもので、その財布を注文した翌々日ぐらいに、勤続10年の財布の外革が破けました。いとしすぎる。10年間、どうもありがとう。レシートやポイントカードでみっちみちにして乱暴に扱ってばかりいたのに、よくぞここまで耐えてくれた。ありがとう。あなたといるあいだに私は学生から勤め人になって、お金もなんぼか多く持てるようになったよ。ありがとう。
ひとしきり現在の財布に感謝をつげた、それが1月中旬のことでしたが、その後それこそオバマ就任の影響とかなんとかで輸入に時間がかかってしまい、本日やっと憧れの長財布が手元に届きました。ちょうど自分への誕生日プレゼントみたいな具合になってうれしや。

えへへ。オトナっぺえ!まだ照れくさいので、カバを添えてごまかしますけどね。
これがサマになるようにがんばろう。レシートも、あんまり貯めないようにこまめに家計簿つけよう。うむ。

公式見たら、もう私が手に入れたのと同じ色の財布はなくなってたや。まあ秋冬モノから春夏モノに切り替わっただけだろうけど、そういう意味でも手に入ったのは運命感じる。なんて、どうもお騒がせいたしました。>私に振りまわされた方々

*1:高2のとき買ったから・・・と数えてみたら、ちょうど10年経ってた。ひぃ。そりゃあほうれい線も消えなくなるぜ

*2:伊集院さんのラジオで数々の海外通販失敗談を聞いてきたから、海外通販なんてやるもんじゃないというスリコミもあり