深夜の馬鹿力

冒頭の伊集院さん不在、何かの企画かと思ってワクワクしてたら単に本当にオナカイタでトイレへ行ってたのね。 トイレから帰ってきて、その放送開始直前の腹痛の波を株価にたとえたり、トイレに電池が落ちてるのを見つけて「TBS社内に電池式のやつがいる」とか展開させたり、転んでもただでは起きない伊集院さんが嬉しい。


11月7日の誕生日の話。照れくさがって、誕生会に遅刻したとか俺が居なくても盛り上がってたとかケーキがないとか鶏もつ鍋だったとかヤイヤイ言ってたけど、後輩達からのプレゼントは本当に感動したみたい。 いつも草野球を一緒にやってる若手芸人たち20人ぐらいがみんなでお金を出し合って、伊集院さんが以前から欲しがっていたというバットを購入してきたんだって。 ウイルソンというスポーツ用品メーカー(?)のバットで、伊集院さん自身も今まであの手この手を使って探していたけどなかなか手に入らなかったという超貴重なバットなんだそうな。 それを若手芸人たちが、都内に散らばってスポーツ用品店を一軒一軒、目当てのバットを探して回ったんだとか。 で、そうしているうちに、メンバーの1人がある店で目当てのバット“残り1本”というところで見つけたんだけど、その場の彼ひとりではバットの金額分のお金を持っておらず、でも手放すことができなくて、そのバットを抱え込んだまま仲間に集合をかけたらしい。そしたら都内に散らばってた芸人たちが続々とその店へ集まり、少しずつバットが買える金額に近づいていったのだけど、閉店時間が迫っても、最後の1人がなかなか連絡つかずに、あわや泣く泣くバットを手放そうとしたところに閉店ギリギリで最後の1人が現れて、無事お金も集まってバットが買えた・・・と。
伊集院さんが言うように、はじめに誰かひとりがお金をまとめて持っていればもっと効率良かったんだろうけど、なんかその必死感というか、冷静な計算はできないけどとにかく熱意で手に入れたというところが、いいなぁと思った。 伊集院さんはいつも後輩たちのことすごく大切にしてるから、やっぱり後輩たちも心をこめたかったんだろうね。 この話、電車の中で聞いてて泣きそうになってしまった。
でもそのあとの「あいつらにはお返しに10万円分のレゴを買ってやろう。みんなで1つ」というので爆笑。誕生月を迎える人が、その1ヶ月だけ自分の家でレゴを組み立ててもいいっていうルールらしい(笑)。立派な城とか完成させても翌月には壊して次の人に渡さなければいけないという。


『ディレイでいってみよう』が久しぶりで嬉しかったなー。1時台でコーナーが叫ばれてたから驚いたけど。編集にチカラ入ってたね! しかし『いじゅパパ』はこのまま消えていくんだろうか・・・。


『脳内商店街』も面白くて自分の中の引き出しもどこか開きそうな感じがするけど、伊集院さんはそれらの引き出しをしっかりとたくさん開けられるように、最近は実際に小学生時の友だちと会ったりしてるそうな。プロだねー。
それで思い出したのが「小4のとき、落ちてたトンカツ拾って食べた」って(笑)。 公園のベンチにトンカツの包みが置かれているのを見つけた伊集院少年たち。食べようぜ、と沸いたところで「でも誰が置いていったかわからない食べ物なら毒がしこまれているんじゃないか」と弱気になる伊集院少年、に対する友だちの「もし毒をしこむ奴がいたとしても、そういう人間は(罠の材料に)トンカツは選ばない」から食べても大丈夫、という説得に妙に納得(笑)。小4でその論理展開はすごい。トンカツはおいしかったそうです。
ひとつ、『千客万来編』で読まれていた常連さんがいたけど、やっぱりハガキの書き方が違うなぁ、と聴いてるだけでその文章構成力に惚れ惚れとしてしまった。