朝のしたくをしながら、はじめの15分程度だけ聞いた。
冒頭では最近注目のテレビ番組の話。 伊集院さん、このところずっと忙しくて自宅のHDDレコーダーに録画がたまってしまったとか。その録りためている番組というのが、現在TBSの昼に帯で放送している『はぴひる』*1で（笑）、「どうせなら毎日見てやろう」と初期から欠かさず録画してたという。それで、先週は少し時間ができたので見てみようと思ったんだけど、なにしろ帯番組だから録画の数も膨大で、しかもそうこうしているうちに今日の放送まで始まってしまい、丁寧に順を追って見ていたら「雪だるま式に負債が増えちゃう」から*2、まずはその日の放送をオンエアで見てみたらしい。
その日の『はぴひる』では“丼モノ特集”をやっていて、高級食材を使った丼や、“たこやき丼”などの変わりダネ丼、そして“熊肉丼”“蜂の親子丼*3”といったゲテモノ系の丼が紹介されていたとのこと。田中律子は高級丼、磯野貴理子は変わりダネ丼をおいしいおいしいと言いながら食べていて、長島一茂が「僕にも高級食材の丼が用意してあるって？」とかなんとかウマいフリをして丼のフタを開けようとしていたので、伊集院さんはテレビの前で「お、一茂も意外にバラエティの段取りがわかってるんだー」と感心していたんだそうな。それで一茂が丼のフタを開けてみたらお決まりの蜂の親子丼で、それを見て一茂が「うわー、食べられないよー」といい感じの“嫌がってる顔”をしていたので安心していたら、一茂、なんと嫌がるだけ嫌がって蜂の親子丼を食べないまま終えたんだって（笑）。 でもその流れは番組スタッフも予想してたのか、「実は一茂さんにはもうひとつの高級食材を用意してたんですよー」ともうひとつの丼が出てきて、一茂がフタを開けると今度は熊丼。また一茂は「やだー、食えないー」とだだをこねるフリをしていて、でも今度は番組上の流れで食べるんだろうなーと番組を見守っていたら、さんざん嫌がった末にやっぱり食べようとせず、そのままＣＭに入っちゃって、ＣＭが明けたら丼がすべて片付けられていて次のコーナーに移ってたんだとか。 その期待を裏切る番組の進行に「むしろ新しい」と喜ぶ伊集院さん。
思いのほか面白かったので、放送日をさかのぼって見てみたら、いつかの放送の冒頭のあいさつで一茂が昨晩の野球の話を熱っぽく語っていて、でも田中律子も磯野貴理子もてんで野球がわからないから話に入れないでいるのに、それでも一茂は話を続けたらしい。で、その野球の話を一茂が「野球はどうしても結果で見られがちだけど、結果がすぐに出なくても充実したプレーができればそれだけですばらしいんだ」ときれいにまとめていたから、またもや伊集院さんが一茂に感心していたら、その直後に一茂が「この番組もね、視聴率が低いけど、僕はそんなこと気にしない！」と言い出したんだって（笑）。今度は“その話題については詳しいけど”やっぱり話に入れないでいる律ちゃんと貴理子をさしおき「いいじゃない、この番組。お寿司とかも食べられるしさ。僕は好きだな！」と暴走しだしたので、いよいよ律ちゃんが一茂を無視して「さ、きょうの特集はですね・・・」と番組を始めてしまったとか。 しかもそのあとのコーナーで進行の人が「皆さんにとって、ごちそうとはなんですかー？」と問いかけながらレギュラーやゲストにあれこれ答えさせて「そうです、お寿司ですよね！」という導入でお寿司の特集が始まったんだそうで、冒頭の一茂の「お寿司も食べられるし」発言はネタバレだったと知り、伊集院さん「シュールだわー」といたく感動。
そのほかにも『はぴひる』では“激論！焼肉vsお寿司”という企画があって、レギュラーとゲストが「焼肉とお寿司、どっちがいいか」について討論していたのだけど、みんな「絶対に焼肉がいい！だってやっぱり、お肉でしょ？」とか「お寿司は譲れない。すごいおいしいもん、お寿司って」っていう生産性のない言い合いが繰り広げられていて、テレビの前の伊集院さんは、その新しい番組進行に驚きっぱなしだったとか。
この『はぴひる』をまとめて通して見ると、磯野貴理子の思惑なんかも見えてきて興味深いらしい。 はじめのうちの貴理子はとにかく新番組の司会者としてハリキりまくっているのだけど、どこかで「あれ・・・？この番組って、私のでしゃばりキャラをうまく活かせてない？」と不安になったのか、次第におとなしくなっていったそうな。でもまた、急に元気になりはじめた時期があって、それは伊集院さんいわく「スタッフから『磯野貴理子ががんばらなくて、誰ががんばるんだ！』とか説得されたんだろうな〜・・・」と。 いろんな意味での成長ぶりが感じられて今後が楽しみだ、と伊集院さん。まるで『24-twenty four-』を語ったときのような興奮の口ぶりで。
