虎ノ門 −薀蓄王決定戦−

『2003年最強薀蓄王決定戦』、ということで、いつもの薀蓄王5人にくわえて一般人挑戦者として先日の『うんちく100人組み手』で強かった能勢一幸さん(元クイズ王)、寺村さん(教師・唯一の女性)、おなじみの深澤さんなども参加。あれ?有田さんもいる(笑)? 千里ちゃんが「なんで有田さんがいるんですか」と指摘すると「奇数を偶数に、みたいな諸事情がありますから」と、いとうさん。
はじめの予選は勝ち抜きで、円状に並ぶ薀蓄王同士が時計回りに戦って3人抜きすると決勝戦に上がれるというもの。例として、はじめの薀蓄王は伊集院さん、対する挑戦者が能勢さん、勝った伊集院さんに次は上田さんが挑み、上田さんが勝つと薀蓄王を交代して次の人が上田さんに挑む、というもの。 放送では、このあと有田さんが上田さんに挑戦というくりぃむしちゅー対決に。まわりの薀蓄王たちも「(有田と対決なら楽に勝てて)いいなー」とはやし立てていた。 うんちくテーマは「科学」で、挑戦者有田の話は「科学者・・・という職業の方がいますけれども、彼らは別にいつも研究をしているわけじゃないんですね。たとえば、朝起きれば歯も磨くし、体が汚れればシャワーも浴びる・・・まぁ近隣がうるさければ苦情を言ったりするわけです。ちなみに、運転中に割り込まれた場合は・・・悔しがったりもします(上田風キメ右手)」などと薀蓄要素ゼロ(笑)。いとうさんも「緊張した戦いの息抜きだと思ってやっているんでしょう、あいつも」とヤレヤレ顔で笑っていた。いとうさんはいつも有田さんを「あいつ」と呼ぶのだけれど、自分の子どもを呼ぶときのように愛情があっていいなぁと思う。 この対戦はもちろん上田さんの勝ちで、次にもう一回有田さんに番がまわってきたときのテーマが「経済」。有田さんは「経済といえば、経済的な力が弱い国を支援しようとマイケル・ジャクソンたちが作ったチャリティソング『We are the world』ですが、たしか・・・♪うぃあ〜ざわ〜♪・・・こんな歌でしたね。♪うぃあ〜ざちーるどれーん♪・・・うん、たしかこんな歌だ」とうなずきながら歌いはじめ、そのあと対戦相手が薀蓄を言い終えてもまだ口パクで歌ってる有田さん。いとうさんに「もういいんだよ!」とつっこまれてた(笑)。
決定戦『うんちく数珠つなぎ(前の人が言った薀蓄の中からワードをひとつ選び抜いて、それについて薀蓄を語るというルール)』に出場したのは山田・能勢・上田・寺村の各氏。「能勢さんは抽象的な言葉を使うので、続く寺村さんがワードを選び出せなくて困ってますね」といとうさんの指摘も。 強者揃いでなかなか結果が出ず、タイムアップで判定員たちの票により能勢さんが優勝。 山田さんも「能勢さんは知識だけはものすごいですから、話の組み立てが必要な30秒戦よりもネタ勝負の20秒では強いんだよね」と評していた。
結果は出なかったけどスゴイと思ったのは松尾さん。この日は高熱を出していたらしくて(顔も少し腫れているようだった)立っていることすらもできなかったみたいだけど、対戦用のイスに座るや否や顔つきがかわって、熱が出ているとは思えないほどスラスラとうんちくを述べていた。格好いい。
今回は参加者が多い分、常連薀蓄王たちの持ち場があまり見られなかったので、気が散ってついつい有田さんが今どんな顔をしてるか(上田さんが薀蓄を述べたあとに「これは薀蓄なかっただろう」というふうにしかめ面をし、判定が「薀蓄あった」と出ると「意外!」と驚いてみせるなど)・・・という方に目が行ってしまった。というか有田さんがいたから気が散ったのかも(笑)?