伊集院さんのゲーム本

前日から一向に気温下がらず朝から30度超え。
仕事のため外に出るが、駅まで歩く10分で命の危険を感じる。外気の熱さとアスファルトの照り返しで汗が即蒸発していく。眼球や耳の奥まで外気の熱を感じる。街には人がいない。終末感。
15時頃、休憩で外に出ると同時に轟音。CGのような暗雲。まもなく豪雨。空の巨大な水風船が高熱で破裂したような降りかた。
すると、駅やビルの軒先にみるみる人が増えていく。屋外にいた人たちが雨やどりしているのだろうが、それだけでなく、おそらく屋内にいた人が、雨を見たくて外に出てきたという感じ。数メートル先すら見えなくなるほど激しい雨なのに、みんな、穏やかな顔でそれを眺めている。私も、雷鳴が聞こえたとき、じつは「よし」と思っていた。
十数分の豪雨がすぎると、雲が切れ空が青く透きとおっていた。風もみずみずしく涼しい。いっせいに街に人が湧き出した。

つくった料理

  • 大豆とナスと鶏そぼろの炒め

炒め物ばっかり。

読みはじめた本

これの1巻めにあたる『ファミ通と僕 1998-2000 (ファミ通BOOKS)』がまだ手に入っていない。発売日の翌日に地元の本屋をまわったが、どこも品切れだった。なんとか手に入った2巻め(これも最後の1冊だった)から読み始める。
ラジオで伊集院さんは「正直いって、ゲームやらない人は読んでもまったく面白くないと思う」と言っていたが、いやいやどうして、ゲームやらない私でもすごく面白い。コラム中の脱線につぐ脱線がラジオでのそれみたいで嬉しい。チョコエッグについて2週にわたって書いてたり、モーニング娘。ドンジャラについて2週に渡って書いてたり、テレビゲームだけでなく屋内ゲーム全般が範囲なのかな。
それにしてもこれ、単行本化に何年もかかるのわかるわ……。伊集院さん、ファンの私が呆れるほどサービス精神過剰だよ……。連載時のコラム(本編+近況)に加えて、そのコラムの掲載号のファミ通の特集記事に言及する「当時のファミ通誌面から」、そして2013年の伊集院さんが当時のコラムを読み直したコメント「2013年メモ」。そしてそして年次の変わりめにはその年のおもな出来事と発売されたゲームの一覧、巻末には単行本化にあたって「あの頃のゲームをいまやってみよう」とゲームレポート×2本。ここまで入れて1000円未満とか…………伊集院さんのばか!!丁寧すぎる!!大好き!!!
しかし私はこの数ヶ月、『カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生』とか『社会人大学人見知り学部 卒業見込 (ダ・ヴィンチブックス)』とか、発売日の週に品切れになるような本を続けて買い求めているな。ミーハーだ。ミーハーなので、求める本が品切れだとその人気ぶりを体感できた気がしてじつはテンションが上がる。予約せずに地元の本屋で探し、なければ取り寄せ。その本に需要があることを店の人にアピールしたいのですよね。いや店の人はわかってますよね品切れなんだから。お手数かけてすみません。