4月8日

8474歩。
朝、奇跡的な話が舞い込んだ。ボルテージ急上昇で仕事が早く進んで、1日かけてやるはずのタスクが16時半には完了していた。早退を打診したら「いつも休憩返上で仕事してるから早退扱いにしなくていい」と言われ、まだ空も明るいうちに電車に乗りこみ、下北沢に舞い降り、夢のような時空間に身を置き、偶然おともだちと会って、初めて会った方とも意気投合し、松尾貴史のカレー屋に行きたいと(私がひとりで)騒ぎ、いろんな人に迷惑をかけてたどり着いたものの店は閉まっており、とにかくビールが飲めれば良いということになって、結果、焼き肉屋で厚焼きベーコンを焼きながら、昔聞いていたラジオの話などしていた。
いま見てきた夢の話は、しぜんと誰も話さなかった。
「夢のような」とは、"憧れていた、幸福すぎる状態"ではなく、まさに眠るときに見る"夢"のよう、という意味で書いた。
今までの自分の見聞きしてきたものが、無意識に混ざり合って夢となって出てくる、あの感じ。夢から醒めていくときに、うっすらと「ああ自分は"夢"を見ているのだな」と気づいていく感じ。そしてそこを出たら、「なんか・・・・・・おもしろかったなあ」と言う以外に言葉が出てこない。満ち足りているわけではないし全肯定はできないけれども、特に語るべきことがない。自分の認識の答えあわせをしたくならない。でもけして気分は悪くない。何も残らない、あの感じ。
いい春の夢だった。もう1度見たい、と素直に思った。ビールは2杯飲んだ。