鍵がない

今朝、部屋の鍵が見つからなくて、すぐに家を出ることができなかった。3分ぐらい探した。朝の、進めない3分は永遠に感じる。
きのうは酒も飲んでいないのになぜだか酔っ払ったように気分が良くて、いつもは玄関の靴箱の上に置いている鍵を、昨晩に限ってフラフラとベッドの脇まで持ち込んでしまったのだ。
見つかって、慌てて外に出て鍵を閉め、泣くほどダッシュして、出社時間に間に合う最後の電車のドアが閉まると同時に乗り込んだ、のに、数駅先で「濃霧の影響により運転を見合わせ中」。30分の遅延。遅れるなら先に言ってくれ半蔵門線よ。私にじかに電話してくれ半蔵門線よ。
で。そんなだらしない人間の朝模様をお伝えしたいんじゃなくて、『鍵がない』。
きのう舞台を一緒に観にいった友だちが、劇場を出て下北沢をしばらく歩いている中で唐突に「『鍵がない』を観たんだけれども・・・・・・良かった。本当に良かった」と目を潤ませてつぶやいていたので、少し焦った。今しがた、あんなにばかばかしくてくだらない舞台*1を観てきた続きで、前日に観たを映画で思い出し涙ぐみ*2ができるなんて。大人なのに。大人だからか?
涙ぐまれちゃ観るしかないじゃないか、モーニングショーだってなんだって。というわけでどなたか週末、朝イチで映画を観にいきませんか。
そして朝イチ渋谷ついでに、これも観ておきたいな。

いろいろありましたが、いろんな人たちががんばったおかげで上映できているようです。観ておきたい。

*1:ウーマンリブ七人の恋人』。最高に褒めてます

*2:思い出し笑いの涙ぐむ版