サヨナラCOLOR

結局夏の上映は逃し続けたのですが、今月8日からレイトショーが始まったと教えてもらったのでさっそく観にいってきました。

内容に触れてるのと、まぁアレな感想なので畳。ウッチャンファンは観とけ。
「夢見がちすぎ!」と笑ってしまいました。美しい映画なんだけどね。美しすぎる。はは。
学生時代にモテなかった男が、大人になってから急に、同時期に3人の女性から三様の愛を注がれるというのが夢見がち。その3人の女性たちが男に対して独占欲を発揮しないのが夢見がち。自分の健康を犠牲にしてまで愛する人の回復に全力を注ぎ最期、愛する人に看取られるというのが夢見がち。あと原田知世忌野清志郎が同級生という設定も夢見がち、っていうかあれはツッコミ待ってるんだろうけど。あとあの安っぽいUFOの意味は・・・・・・?
しかしウッチャンの役は思いのほか良かったです。これはファンの欲目ではなく、かなり重要な役でした。 主人公の正平(竹中直人)の病態を唯一知っている後輩・前田という役で、前田が正平を心配するさまは、極端に言えば正平を愛する4人目の女性。 正平が怒るときの口癖「お前の舌、噛み切るぞ!」を受けて前田が「・・・どうやって?」と、あのウッチャンのコント声で返すくだりがたまらなかったです。それで正平は本当に前田を押し倒そうとするんだけどね、そこに別の医者である大森南朋が通りかかって、正平我に返り、前田は女のように泣いているというのが・・・・・・!サービスショット。私にとっての。
に、してもカメオ出演多すぎ!豪華メンツが通り過ぎすぎ!内容に入り込みそうになるたびに「おっ、今のはもしや・・・」と集中が途切れてしまってました。笑いながら駆けてくる片桐はいりさんは必見だけどね!
映画全体は・・・・・・うーん、心の美しい純粋な人なら感動できるかもしれません。実際、映画館ではクスンクスンと涙鼻をすする音が聞こえてました。 「誠意伝えりゃ成就するとかいう作品はもういいよ!*1」なんてかわいくない感想に落ちてる はぐれ刑事非モテ派の私でも最後はさすがにうるっときましたし。

*1:先日の『電車男−アナザーストーリー』の感想に重ねて