めちゃイケ

笑わず嫌い王第8段・後編。国分さんのキーボードは弾くマネ? ファンタスティポダンスの国分さんの「俺、アイドル!」スマイルと堂本さんのジョブフェイスが対照的でオモシロ。でも我慢できずダンスに参加した元ジュニアの岡村さんが一番ノリノリで優勝です。トラジハイジオヤジ。


アンガールズ。ファッションモデルネタ。 テレビを一緒に見ていた友人*1が、「そんなすれ違いが起きてたんだー」のくだりでいたく感動していた。その後も爆笑し続け、この友人いわく「言葉の選び方がすごい!この人たちのコントは日本語じゃないとできないねー」とのこと。そうだね。   ところで以前、何かの番組でアンガールズを見たときのこと。そのフリートークではほとんど田中さんがしゃべっており、一方で山根さんは何か言おうとするたびに田中さんの顔を見て確認をとっているという風景だった。この場面を目撃して以来、私は、アンガールズは田中専制政治で運営されていると思い込んでいる。そんな思い込みの中で今回の♪ジャンガ×2「田中おけてけぼりバージョン」「田中ひとりバージョン」を見て、これは「アンガールズは田中専制」という共通認識をフリとしたコントなんだなぁと思えたのですがどうでしょうか。「山根のささやかな逆襲」っていう。  長身アンガの2人を交互に見上げる岡村さんのニコニコ顔がラブくてツボ。
次長課長。ネタは妖怪しつもんずい。 しつもんずい(河本)が逃げこみぶつかるロッカーの音が派手で軽くて素晴らしい。井上先生はやさしいね。  コントが長かったのか、プツプツと編集が目立ったのが惜しい。しかし堂本さんの紹介どおり次長課長のネタは「しつこい」からねー。 堂本さんにすっぽかされたというせつない河本さんにしたたる血のり、をなめるように撮るカメラさん、グッジョブ。
バナナマン。岡村さんの紹介によると「何年も前からバナナマンの名前は(笑わず嫌い出場候補に)上がってた」らしい。朝礼ネタを披露。 ネタで充分に力を発揮できたと思うのだけど、そのあとの「ヒムラキモイ」いじりはめちゃイケによる蛇足というか見当はずれの感あり。欲目もあろうが、今のバナナマンを見た目いじりで終わらせるなんてめちゃイケサイドは勉強不足すぎやしないかと少々不満。無理やり日村さんを飛んだり跳ねたりさせなくても。 ま・・・でもどうにかして“芸人の特性や素の一面”を切り取ってMCナイナイ&全国の初見者の前に差し出さなくちゃいけないとなると、やっぱりバナナマンは日村さんの見た目ぐらいしかないのかなぁ。  先日観てきたホリプロライブで、この笑わず嫌い王出演のことを触れられた設楽さんが微妙な表情を見せていたのはこういうわけか、と勝手に納得してしまった。設楽さんは含みのある言い方で「あの番組に出るとスターダムにのし上がれるみたいで・・・」とコメントして賢く話を終わらせていたのだけど。 でもバナナマンの魅力はめちゃイケなどの大型番組のプッシュがなくたってとっくに確立されているので、今回の扱いはバナナマンにとっては役不足か、と都内の痛いファンの1人(私)は感じております。 ナイナイたちもさほど「ヒムラキモイ」の流れに乗り気でなかったのか、棒読みで「キモイキモイ」と連呼していたところが小さな救い。
たむらけんじ。予告VTRで見た「東京で売れてる芸人、全員死ねっ!」にかなり期待していたのだけど、通しで見ると全体的にインパクト薄くて本当にかわいそう。「13時間待った、本当はいいひと」というフォロー込みでようやくひと笑い。
長州小力。ああ・・・待ってたよちくしょー(笑)! 長州マネで登場したかと思いきやおすまし顔でパラパラ、ダンス中の脈絡ない「ワハハハハハ!」という笑い声、怒りの形相で声なく「ナイトオブファイヤー」と叫んでいるのとか、もう、くっだらなくていいわ〜。芸風か収録時間の都合上か、トーク拒否で風のように去っていったのも潔い胡散臭さで最高。  今回はいろいろ思うところあった笑わず嫌い王だけど、彼のおかげで後味すっきりでした。


結局、「ナヨナヨしてるから」という理由でアンガールズを嫌いだと国分さんが明かして番組は終了。そのアンガについて述べているときの国分さんの顔、黒目が小さくなった目をギョロッとひんむいていて、とてもアイドル顔ではなかったです。この頃、収録はすでに明け方だったらしいので無理もない、お疲れ様でした。  しかしながら、待ち時間にチッチキチーの見せ方を研究していた大木こだま師匠はプロですね。「指出したらええんやないか思てなぁ」。

*1:友人はめったにテレビを見ない