ホリプロお笑いライブvol.141

MC:さがね正裕(X-GUN)/村田渚

  1. クワバタオハラ『マジシャンの彼』
  2. ななめ45°『マイホーム』
  3. ビーム『獣医』
  4. ダブルブッキング『新競技』
  5. 村田渚『山手線アナウンス』
  6. 号泣『車の話』
  7. スピードワゴン『風邪薬』
  8. ホリ『もしもこの人の相談したら』
  9. 江戸むらさき『ショートコント』
  10. バナナマン『会話形成人格診断テスト』

【ゲスト】ヒロシ『ヒロシです。』

【笑龍門】
a.アンリミテッド『正義』
b.川村エミコ『バカ女子中生の夏休みの宿題
c.ヒデヨシ『チーマー監督』
d.ザ・たっち『双子漫才』
e.末高斗夢『ダジャレコレクション』
f.オキシジェン『ラグビー部』

ななめ45°は「岡安さん、その声帯模写がやりたいだけで作ったでしょ(笑)」という電車おバカネタ。今回もネタ設定が好みだったのに演技がついてきてないというか練習不足に見えたというか、ちょっと惜しい流れがいくつかあったので、次回またどこかでこれを見られるのを期待しよう。  でもななめ45°ってもともと、あんまり演技に重点置いてない印象があるんだよね。きっと彼らは自分たちのネタレベルが高いことをあまりわかってないんじゃないかしら。まぁそんな突っ走った学生のノリのバカ騒ぎテイストも好きなのですけど、せっかくの秀逸ネタがもったいないので、もっと研究して飛び出してきてほしいス。いま渡辺正行の気持ち。
ステージ上のスクリーンにダブルブッキングの写真が出ると、私の隣にいた女の子たちが「キャー!」といって足をバタつかせていた。あら珍し。なぜかジェラシー、だけど嬉しい。そんな彼女たちもネタ中はちゃんと集中して観ていたみたいなので問題はなし。   ネタは 設定が判明した瞬間がサビというかオチみたいなものなので書かないけど、観ていて感じたのは、ダブルブッキングのコントって全体的に、"シュール"とか"不条理"とかそんなスタイリッシュな異質じゃなくて、「虚言症(川元)とそれにつきあうお人好し(黒田)」っていう心温まる関係性がテーマなんじゃないか(笑)?ってこと。 いやそこまで考えて作ってないだろうけど、観るたびに黒田さんの"川元妄言へののっかり方"が面白く巧くなってきていて、コンビとしてバランス良く向上してきてるなぁ(偉)、と。早く次の単独が観たいなー。
ホリさんは、各タレントが芸人・ホリ(音声)の相談にのる、という内容。 「みのもんたに相談すると・・・解決しない」「ユースケ・サンタマリアに相談すると・・・聞いてない」「武田鉄矢に相談すると・・・興味がない話はまったく聞かない」「よゐこ濱口に相談すると・・・聞いてるだけ」「アンタッチャブル山崎に相談すると・・・本当に適当」「とんねるず石橋貴明に相談すると・・・話が進まない」の6本。 濱口マネは、ただ朴訥な声で相槌打つだけなんだけど、雰囲気出てるんだよねー。 それからチャブ山崎マネも、声質こそあまり似てないものの「山崎さん、言いそう〜!」って感じ。音声の相談者・ホリが恋愛相談してるんだけど、それに対してずっと満面笑みでペコペコしながら「それってつまり僕のことが好き、みたいなことですよね!あーざぃす(礼)!」「じゃあ結局その女の子と?僕が?つきあっちゃえば?いいってことですよね!あーざぃす(礼)!」とか徹底ポジティブなのが笑った。  最高だったのが貴さんマネで、ホリがいくら話をしようとしても「ねぇねぇあれやって、えなりくん」「そういうのあるよねー、テリーさん」ってモノマネを振ってくるものだからそれに応えてホリはいつまでも本題に入れないという。 やるやる!貴さんやるよねー(笑)。 それにしてもモノマネで自分にネタを振るってのが・・・もう身ぃ乗り出して観ちゃったよ! 他のモノマネ芸人でも「モノマネAからモノマネBに振る」リレー方式みたいなネタはあったと思うけど、今回は音声とリアルで二者が同時に存在できるから、ちゃんと「話をしたい人」と「それを遮る人」の会話が実現できてるんだよね。興奮してよくわかんないこと書いてるけど、とにかく素晴らしかった。テレビでも見られたらいいのだぎゃん。
バナナマンのネタは懐かしいね。これ、いつかテレビで見てショック受けたの憶えてる。たしか4,5年前のオンエアバトルだったかしら。 でも今回、改めて見て非常に新鮮だった。 数年前に比べて2人の演技がぐっと巧くなっている(偉)ので、ネタの印象も違っていたような。 テレビでの初見の際は、とにかくそのネタの異世界ぶりに戸惑わされる「なんだなんだ?」という楽しみ方をしたけど、今回はたっぷりと2人のキャラクター上の人格を堪能できて新たな満足。ネタだとわかってても本当の盛り上がりやハプニングに見えてオドロキオモシロ。   会話指示のナレーションはダブルブッキングの黒田さんでしょうか。


新宿明治安田生命ホールはキレイだけど、今までの恵比寿エコー劇場の狭さが好きで心地良かったから、広いこのホールではステージや前方・後方のお客さんとの時間差や温度差を感じて少し寂しい気がした。 席数はエコー劇場よりもやはり増えてるんだろうか*1。まぁこれだけ各芸人の人気が上がったら、二百余人でぎゅうぎゅうのエコーはちょっと商売効率が悪いのかもしれないけどね。 今回はホリプロ社長も観に来ていたらしい。気合入れてるんだねぇ・・・。

*1:席数342とのこと。これに加えて通路階段にも当日券客が座っていたので380人ぐらい入ってたかな