めちゃイケ

武田真治杉田かおる企画の第3弾。
ドラマ『砂の器』でその演技力が高く評価されたことで、最近“俳優ぶってる”武田真治に渇を入れにくるめちゃイケ男子たち*1。「お前の本業はサックス奏者じゃないのか」「俳優としてだけではなく、サックスでも当てたいだろう」となんだかんだ言いくるめて、「有名な音楽プロデューサーを紹介するから」とSGTレコードビルまで武田くんを連れて行く4人。 「SGT・・・?」聞いたことのないレコード会社名。ビルの入り口にはマジックで“SGT”と書かれたダンボールが貼ってあり、中に入るとがらんとしたフロアの中央に受付嬢は一応いるものの、その受付嬢が取り次ぐ電話のコードが途中で切れてたりと不信な点の多いSGTレコード。すると奥のエスカレーターから黒い人影が・・・。 サックス奏者・武田真治をプロデュースしようとしていたのは杉田かおるだった。 杉田プロデューサーは武田くんを「歌担当の女の子とデュオで売り出したい」とあちこちまわって突発的オーディションを行う。手がける曲は『鳥の歌2004』。小野真弓ちゃん、高島アナ、ZONE・・・しかしどの女の子の歌声にも納得しない杉田P。「誰も鳥の気持ちをわかっていない」と嘆くも、迫る時間に悩む余裕はなく「私が歌うわ」と決心する杉田P。「最初からその予定だったんでしょ」と武田くん。 サックス奏者・武田真治お披露目イベントとして、すでにZepp東京を押さえていた杉田P。「どうせ自分が中心になって歌うんだ」と期待していない武田くんに「武田メインのステージにすることを約束するわ」と杉田P。そして幕が開き・・・。
予告を見た限りではあまり期待していなかっただけに、かなり爆笑の連続だった。今回は熟女・杉田かおるはあまり全面に出さず、台本どおりにきっちりとやるコント役者・杉田かおるとして輝いてたよ。アドリブが利かないからなのかもしれないけど、何をやっても素に戻らないので*2安心して見ていられる。 なんかあれだね、石田純一みたいな人だね、杉田かおるって。たとえそれが笑いの対象であったとしても、自分が求められているキャラクターを惜しまずに演じきるあたりが。ヘタに「本当はやりたくないんだけど・・・」みたいな妥協感を出すタレントよりも、ずっと潔くて素敵です。
あらゆるバージョン*3の『鳥の歌2004』には参ったなぁ。一番ウケたのがラップバージョンの「鳥YO!鳥YO!鳥たちYO!」。あとロックバージョンでの観客のヘッドバンキングも、歌の意味をまったく無視しててナイス。
それにしても武田くんのサックスは本当に恰好いいね。吹いてる楽曲が『鳥の歌』なのに、まるでそれを感じさせない色気たっぷりの演奏。コントだろうがなんだろうが、手を抜かないのがめちゃイケメンバーの素晴らしいところ。 もっと武田くんのサックスが聴ける企画を出してほしいわ。というかつねに首から提げていたらいいんじゃないかしら。アルフィーの坂崎さんがつねにギターを抱えているように。
数取團のゲストはKABA.ちゃん。珍しく「男」の格好をしてたけど、関取團にやられるときは、関取の乳首をなめるなどして(!)ちゃんとカマ機能を果たしたKABA.ちゃん。 そしていつもさりげなく矢部さんを触ろうとしているのも、乙女としてちょっと応援しちゃうわ。矢部さんもすぐに手を振り払ったりしなくて優し〜(違)。
ところでこの数取團のコーナーオープニングには必ず木村匡也さんの風刺めいたナレーションが入ってて、私はこれも毎回楽しみにしているのだけど、今回は「未納者の単位は“∞兄弟”」「“未納”と“だんご”はまるでかかってない」「関係ないけど、ネタ番組増えすぎ?」って言ってた。たしかに。

*1:岡村さん、加藤さん、有野さん、矢部さん

*2:唯一、ZONEの子たちに子役としての杉田かおるのキャリアを「全然知らない」と一蹴されていたときだけは、少しだけ情けなさそうに笑ってた

*3:ロックバージョン、ラップバージョン、音頭バージョン、