恋人はスナイパー Episode1

ドラマ版の第1回。オンエア時に少し見た記憶があるけど、2001年当時、まだウッチャン熱に侵されていない私は「くだらねぇ・・・」とまともに見ていなかったかも。
いや、改めて見てもたしかにくだらないですよ(笑)。ところどころにコント要素があるし、ウッチャン水野美紀ちゃんの格闘シーンも派手すぎて「あり得なーい!」の連続だから。しかしそもそも脚本の君塚良一さんもコントの人だしね*1。リアリティのオモシロさではなく、ドラマ仕立てのウッチャンと美紀ちゃんのプロモ、といったところでしょうか。言い過ぎか?えっと、じゃあね、じゃあね、うーん・・・ウッチャンと美紀ちゃんをこよなく愛するスタッフたちによって作られたイベントドラマ、という雰囲気。あ、もっとヒドイか*2。 とにかくドラマ版でも竹中直人さんが持ってっちゃってるっていうことだけは言えます。あと美紀ちゃんといかりやさんの父娘のやりとりが実に自然で、しみじみしてしまう。
ドラマ前半は仮の姿・留学生のチャン・ホイとして登場のウッチャン。頼りなさそうな子犬の目*3がさっそくハートにズキュンですよ。無駄にキョトンとしてるんだもの*4。そんな子犬の目に美紀ちゃん演じる強気な女性“きなこ”も打たれたのか「強い者は、弱い者には勝てない」とホイに惹かれている様子。
しかし刑事のきなこが仕事上で追う中国人殺し屋・王凱歌が、実はホイなのではないか・・・という疑惑も出てきて、恋心と正義感に揺れる。王凱歌もまた、きなこに惹かれつつも殺し屋としての任務を遂行せざるを得ない。・・・まぁそんなこんなで、恋しあう2人の格闘が見られるわけですね(適当だなオイ)。詳しくは・・・ご覧になってみればわかります。ビデオやらDVDやらも出ているみたいなので。
それでですね、この頼りなさげな子犬の目*5をしてたウッチャンが、スナイパー王凱歌としてライフルを傾ける瞬間に見せる冷酷な目といったら!ひゃー。別の意味でズキューン。なんかとにかく「すすすすみません」とか謝りながら目を合わせずに走り去りたくなるような温度の低い目です*6ツンドラ気候到来。この二面性がたまりませんね。
Episode1の終わり方は、なんとなく「つづく」を思わせる中途半端さを感じます。たぶんスタッフの中にもすでに次回作の構想があったんだろうけど、これだけを見せられたら消化不良だわー。そういえばオンエア当時もそう思いながらやれやれとテレビを消したのだった*7。早くEpisode2が見たいです。という商法。

*1:考えてみれば『踊る大捜査線』や『ナースのお仕事』なんかも実はギャグが散りばめられていますね

*2:でも企画は『炎のチャレンジャー』にADとしてついていた人なんだそうな。ウッチャン、愛されてるねー

*3:本当にそうなんだってば!

*4:当時でも、もう36歳だぜー? しかも恋愛が絶好調だったのか、妙に肌の調子がいいウッチャン

*5:何度でも言いますよ

*6:ウッチャン本人いわく「サメの目」状態

*7:なんだかんだ言って当時も結局最後まで見ている