お笑いホープ大賞(1/10土・深夜03:13〜04:13 フジテレビ)

という賞ができたそうで、第1回の模様を放送。大手芸能プロダクション30社が共同主催、コント漫才なんでもあり。会場のセットのチープさはあれど、かえって芸人たちはのびのびできてたんじゃないかしら。
放送されたのは決勝進出の以下の10組。紹介VTRにある「備考」がおもしろかったというかなんというか微妙だったので書き残しておきます。
出場者名(備考)「ネタタイトル(仮称あり)」】

  1. エレキコミック(キャーキャーコンビ)「ジャスティス新歓コンパ」 あー、このネタ大好き。飲み会で「キッカワ!」やりたいよ。やっつんの着てたTシャツはアメリカ国旗柄のタキシードがデザインされてるもの。どこで買えるんだろう、欲しい。
  2. バカリズムバカリズムワールドを構築する頭脳派お笑い職人)「電気屋」 初めて見たネタ。バカリズムは、こういう“こっちの世界のルール”みたいなものを提示して、あとは言いたい放題やりたい放題というネタが多い気がする。大好き。枡野さんの童顔のおかげで永遠の若手という感じ。ヘンナスパッツ。
  3. 磁石(ボケとツッコミのコングラチュレーション)「理想の結婚」 なんだこの備考のフレーズは。フレッシュだなー。高校の文化祭みたい。たたみかけるような笑いではないけど、クスッというのがところどころにあって地味にオモシロ。実はツッコミの方がおかしなことを言ってたりする。最近こういう個性のあるツッコミが増えてきたね。
  4. 青木さやか(公私共にピン芸人 生涯青木で貫く予定)「さやか先生」 青木さんは確実に演技がうまくなっている気がする。普通にキレイだし。やっぱり声がいいなぁ。千と千尋の四十八手。
  5. スピードワゴン(切れのあるボケにシャープなツッコミの実力派)「甘い言葉」 M-1井戸田さんのあの表情を見て以来、なんとなく気になっていますスピードワゴン。今年の爆笑ヒットパレードでは楽しそうにやっていたので(今ちゃんと一緒にはしゃいでたし)親のように安心しました。それにしてもやっぱりネタ時間が短い。
  6. インスタントジョンソン(自称・ダチョウ倶楽部の一番弟子)「リストラーズ」 彼らがインスタントジョンソンであることを初めて認識した。爆発的な笑いではないけど時代や流行に関係なく笑えるんじゃないかなぁと思った。マイペースでいい。金髪の人が三上くん(青森訛りのキツイ人)に似てるね。
  7. 江戸むらさき(黒い瞳を持つサムライ)「ショートコント」 サムライって、たいてい瞳は黒いよね。というわけで披露したショートコントを書き並べていきます。 ディズニーランド/蚊/ディズニーランド2/抜き打ちテスト/世界ふしぎ発見/花火/わんこそば時々ラーメン/トスバッティング時々五木ひろし/夜店/アンパンマンアンパンマン2/皿洗い/チビッ子2人組。この数、職人芸。
  8. 劇団ひとり(ホテル代も交通費もコンビの半分でOK)「独白」 冒頭からの緊迫感から、それを破る一言までの演技が見事。この人の芸がイッセー尾形などのひとり芝居と違うのは、演じる人物がどんな形であれステージ上にいるということなんですかね。あんまりネタの数を見ていないのでなんとも言えませんが。Mは、マゾのMじゃない・・・ミラクルのMです。
  9. 粋なりキモカワイイがウリ)「ツッパリホスピタルロケンロール」 備考のフレーズどおり、すごくカワイイ。メガネがたまらないね(そこか)。ノリノリの音楽とダンスもあるので弱いネタがあってもすぐにリセットされるし、飽きなくていいね。途中でピンマイクがはずれたけど、うまいこと笑いにつなげてました。なんだかんだでやさしさ溢れる病棟。手術上等。
  10. さくらんぼブービー(自分達も意味はわかんない世界に通じる笑い)「ショートコント」 あーもう反則だ。おもしろすぎる。テレビサイズの5分程度だからいいものの、たとえばこの人たちがソロライブとかやって2時間たっぷりこういうネタを見せられたら頭おかしくなるだろうなーとか思った。もちろん褒め言葉です。実際やってるんでしょうかソロライブは。情報待つ。東京タワーかと思ったよー。

審査結果発表。特別審査委員の高田文夫が結果発表前に芸人たちを激励するんだけど、その中で「ワタクシの選んだチームが、会場の皆さんと一致して良かった」と言ってしまい、劇団ひとりが列から飛び出してきて「チームって言った・・・!もうドキドキできない・・・」と泣き叫ぶ(笑)。青木さやかも「終わった・・・」という顔。最後まで笑いをとりにいってて素晴らしいね。ある意味でおいしいのはこの2人。
優勝はインスタントジョンソン。たしかにあのテンポは新鮮でおもしろかった。でも誰が優勝してもうなずけるぐらい、どの組も充実したネタだったと思う。インスタントジョンソンがもらったということで、本当に公平な審査をしているんだなぁ、とヘンな納得を。いや別に他のコンテスト番組が公平じゃないという意味ではないです。
ホープ大賞、来年は、もっと注目される枠になっているといいな。