早春賦

それでそのニッセン伝道師の友人と「古い歌の歌詞は素晴らしい」と盛り上がったのもこの週末のこと。
なんの話題からか「古賀政男の『丘をこえて』は至極名曲だ」という話になり、「昔の歌詞は揺るぎない」と言い合っては『朧月夜』の出だしだけを歌って*1「菜の花畑に、入り日薄れ、だよ!?」といい気分になった。酔っていたのだろうか我々は。
で、そこに私が「あとさ、私、『早春賦』の“春は名のみの風の寒さや”って言葉がすごく好きで、この季節になるとどこかしらで使っちゃうんだよねー*2」と言ったところ、友人はハタと止まって「・・・『早春賦』ってどんな歌だっけ・・・」。


ど忘れは伝染る。


私:「だから・・・♪春〜・・・は・・・なの〜・・・みの〜・・・・・・あれ?」
思い出せない。どうあがいても♪春の〜うら〜ら〜の〜『隅田川』を唄いそうになってしまう。
数分のあいだ友人と私は早春賦にもがき、結局その場では正解を見つけ出せないまま話を終えることにした。 なんだかしんみりしてしまったので、友人には矢野顕子の歌う『椰子の実』を聞かせた。はじける椰子の実に友人はいろんな意味で驚いていて、早春賦のことは忘れてくれた。


いま友人に告ぐ。早春賦は音階で書くとこうだ!

ソ ドーミソードドーーラーー ラソーミファレソミー
(は るーはなーのみーーのーー かぜーのさむさやー)

ちょっといま手元にピアノ的なものがないので音階はもしかしたら間違っているかもしれないが雰囲気で感じ取ってくれ。はてなダイアリーに楽譜編集機能を求む。



・・・と、モガモガもがいていたのだけど、ここで正しいメロディが確認できました(画面読み込み後すぐに音出ます注意)。これです早春賦は。インターネット便利。

*1:後半の歌詞は2人ともわからなかった

*2:当日記でもどこかしらで書いたおぼえが