深夜の馬鹿力

TBSアナウンサーの宮内鎮雄さん(http://www.tbs.co.jp/anatsu/who/miyauchi.html)が今期で定年退職となるんだそう。宮内アナはCBSドキュメントなどの吹き替えもやっていて、そのそつなくクールで説得力のある声が魅力だと絶賛し、退職を惜しむ伊集院さん。 今まではTBSアナの仕事の範囲内で頼めたことが、退職してフリーになってしまったら(1人のタレントとして)お金がかかるようになってしまうから気安く依頼できなくなると悔しがっていた。
伊集院さんは前から番組内で何度か、アナウンサーたちの魅力的な声でウソニュースや変ワードを読ませて遊んできていたのだけど、このままベテランのアナウンサーたちがどんどん退職してしまっていったら もうそんな遊び方もできなくなるなぁ・・・ということで、宮内アナが退職するまでの残り1ヶ月で 宮内アナに言ってもらいたい言葉を思い残すことなく言わせて残していくつもりらしい(笑)。それはぜひ聴きたい。


コーナー「脳内商店街」で面白かったのは、子どもの頃 自分だけの世界から抜け出せなくなったというテーマ。 たとえば「ゲームでマリオが土管の中に入っていき コインをたくさん獲得するというシーンを見て、そこから展開して いつのまにか自分の中で “家の前に並ぶ11個のマンホールを100日連続で踏み続けると大統領になれる” というルールができていて、87日目まで守ったが、ある日から道路工事が始まってマンホールを踏むことができずに道端で泣いてしまった」という投稿があったんだけど、なんかこの感覚わかる〜! どこをどう展開すればそういう決め事になるんだよっ、っていう己内ルールを子どもは胸に秘めてるよね。
ほかに「水色のバケツを頭からかぶると 水色の光に包まれてキレイなので『この水色の光にはヒーリング効果がある』と思い込んで バケツを『ヒーリングバケツ』と名づけ、毎日数分かぶって遊んでいるうちに いつしかヒーリングバケツなしでは生きられない体になり、親に知られて止められるまでずっとかぶり続けていた」というネタもすごくいい。 私も子どもの頃は黄色い洗濯かごをかぶって遊んでいたのだけれど、なぜかその洗濯かごをかぶることによって「心の中を見透かされない」と思い込んでいたことを今 思い出したよ。見透かされるも何も、洗濯かごをかぶろうとする時点で何考えてるんだかわかんないんだけど。 でもそこに何かがあるんだよね、バケツの中とか押入れの奥とか。大人は見えない しゃかりきコロンブス。