徹子の部屋〔ゲスト:タモリ〕

年末恒例のタモリ登場*1


今年は徹子がタモリ邸でタモ料理をいただく鉄徹満*2はナシ。 お互い「もうそろそろ招く(食べに行く)時期かな〜」と思っているうち、あっというまに年末を迎えてしまったそうで「時間の流れが年々早くなっていく」とお年寄りな言葉。
その「時間の流れが早く感じる」ことに関して徹子は「レギュラー番組を持っているから早く感じるのかしら*3」と言うが、タモリは最近、ある本で「老いるほどに時間の流れが早く感じるのは、毎日の行動に費やす時間が少しずつ増えていくから」という理論を読んで納得したんだとか。 たとえば20代の頃は1時間でできていた作業が、30代で1時間10分、40代で1時間20分、50代では1時間30分・・・とかかるようになるという考え方。  「そういえば子どもの頃はいつまでたっても1日が終わらなかったけど、20代にもなると1週間単位で時間が過ぎて、30代は1ヶ月、40代は1年単位で、50過ぎたら10年一束だわ」と徹子。毎日やってる『徹子の部屋』も『笑っていいとも!』も、MCにとっちゃ10年単位で数えられちゃう。
子どもの頃の体感時間の遅さといったら・・・という話題で、タモリは「お遊戯なんて不毛なことはできない」との理由を親に告げて幼稚園には行かなかったそうだが、しかし毎日やることがないことに気がついて「あんなばかばかしいことでもいいからやっとけば良かった」と 決意の2日後あたりで後悔したらしい。


話題は変わって、タモリが近頃 注目しているという多摩動物園の「きれい好きなオランウータン」の映像が流れる。まるで人間のように雑巾を洗って絞ってモノを拭いたり、手袋をはめたりしていて、オランウータンのその顔と猫背具合がおばあちゃん風味を醸し出していてかわいらしかった。 タモリは「介護犬っていますけど、それよりもサルやオランウータンのほうが指先が器用なわけだから、これからは介護サル・介護オランウータンが主流になるのでは。介護界の未来は明るい」と興奮気味。


次に、最近出版された『タモリのTOKYO坂道美学入門』にもとづいて坂の話。 徹子の乗っている車は急な坂を下ると蓄電されるそうで、ガソリン代節約のためにもあえて急な下り坂を選んでいると自慢げな徹子。それに対してタモリは「でも下ったということはどこかで上らないと元の場所に帰ってこられませんよね・・・?」。「そう、だから帰りは坂だと感じないぐらいゆるい上り坂を選んでだましだまし進んでいくの」(徹子)、「でも遠回りしてるんじゃガソリンも余計に消費するんじゃ」(タモリ)  要は「蓄電できた=節約できた」という気持ちの問題らしい。


さて最後にお待ちかね、恒例の密室芸。今回の徹子からのお題は「納豆を薦められた○○人」。もちろんこのお題は徹子がこの場で考えついたもの。 このお題でイタリア人・ロシア人・中国人(北京)・フランス人・ベトナム人・中国人(広東)を披露*4。 ベトナム人の「まずいけど『マズイ』とは言えず、苦笑いしながらいろいろと感想を述べる」という様子が面白かった。「ベトナム人は人が好さそうだものね」(徹子)。

タモリのTOKYO坂道美学入門

タモリのTOKYO坂道美学入門

*1:昨年の放送分感想(http://d.hatena.ne.jp/hiloco/20031226#p1)を見たら、同じ書き出しだった

*2:「鉄人タモリが徹子をもてなす満漢全席

*3:毎日の決まった行動に慣れると時間の流れを意識しなくなる、という理論

*4:うろ覚え。もっとあったかも