初めてのラーメンズ

id:TheManさんの日記にラーメンズの話題が出ていたので(id:TheMan:20040822#mens)、こんな時間(26:20)に鼻息を荒くしています。手もちょっと震えて汗ばんでいたり。 コメント欄には収まらないのでリファにてこちらに書くことにします。
以前、id:sahyaさんが「ラーメンズを始めようかと思っている」とおっしゃっているのを聞きつけた私は、メールのような個人的な形式で、興奮の勢いにまかせて推薦文を書き、憧れのsahyaさんへ押し付けました。それが下記の文です。 TheManさんにも、その他これからラーメンズを始めようと思っている方にもほぼ同内容のことをお伝えしたいので、sahyaさんへ宛てて書いた文章をそのままここに載せます。文は今年の6月24日に書いたものです。

■初めてのラーメンズ
オススメはこちらです。
ラーメンズ第11回定期公演「CHERRY BLOSSOM FRONT 345」 [VHS]
ラーメンズ第11回定期公演『CHERRY BLOSSOM FRONT 345』
私は「ラーメンズ未見」という方にはいつもこれを薦めています。 薦めるどころか、誕生日だのバレンタインだの勤労感謝の日だのと理由をつけてプレゼントしてしまったこともありました・・・3人ほど。 そのうちの1人は見事にハマリこみ、のちに私も持っていないDVD-BOXまで買ったりしている様子。
この公演は、いわゆるラーメンズのコントでおなじみの「非日常の世界」の重さがないので、ラーメンズを見るときのルールを知らなくてもすんなり見られると思います。 あと舞台の見栄えもこの公演が一番美しい。 木のステージ、生成りのバックに黒の上下で合わせた細くて長い男が2人(このときはまだ片桐さんも細かったのです)。
過去作品を見る順番としては、「第11回/CHERRY BLOSSOM FRONT 345」→「第12回/ATOM」→「第13回/CLASSIC」と見ると、あるコントの三部作が楽しめるのでオススメです。 初期の作品を見るなら「第10回/雀」→「第9回/鯨」→「第8回/椿」→「第7回/NEWS」→「第6回/FLAT」→「第5回/home」・・・というふうに時間をさかのぼっていくと、だんだんラーメンズ抵抗力がついていくので安全かと(笑)。 やっぱり初期作品はいろんな意味で"原石"という感じなので(撮影・音響技術含め)、理解して楽しむにはかなり気力がいります。


そういえばもうすぐ、今年の1月の公演「第14回/STUDY」が発売されるそうで*1。 この公演を観たとき、私は「早く映像で観たい!」という不思議な気持ちになりました。 流れて消えていくライブの面白さというよりも、「順に読み込んでいきながらふと前に戻ってみると、ちゃんと後に続く正しい理論が書かれている」みたいな、数式の記録を読むような面白さがあったというか・・・(数学は苦手ですけど)。巻き戻してもう一度見直してみたい!と思ってしまいますね。
それにくわえてこの公演では、いろんなお笑いグループのさまざまなコントを彷彿させるような"一般的お笑い手法"も結構取り入れていて、「ラーメンズはこういうメソッドを避けてきていたのかと思ってたけど、試せるぐらいに器に余裕がでてきたんだねぇ」と偉そうに思ったのも憶えています。
そういう面白さも含めて「STUDY」だったのかな、なんて。

ちなみにこの暴走リコメンドを受け入れてくださったsahyaさんの『CHERRY BLOSSOM FRONT 345』の感想はこちらです。→id:sahya:20040710#p4
いつものことながら完璧なまでの観察力。私の盲目的な文よりもずっと参考になるかと思います。
以上です。

*1:現在は発売中です