余談

放送も無事終了し、スタジオを出ると窓から明るい空が見えた。わぁ。 スタジオから出口までの道のりに、例の視聴率貼り紙が。私もCX日テレ渋谷さんみたいに写真におさめようかと思ったけどそんな余裕なし。
駐車場ゲート付近には、今しがた祭りをともにした浴衣姿の人々が。この期に及んで出待ちですか。体力あるなぁ。 ・・・と横目で見送ってたら、ハロバイ関さんとすれ違った。思わず会釈してしまった。
フジテレビ社屋から台場駅までの道(およそ50m、もない)の途中。うしろから走ってきた車が私の横に止まり、窓からヒゲのおっさんが顔を出して「どこ行くの?連れてったげるから乗りなよ。朝だし、何もしないから大丈夫」。あやうく早朝から誘拐されるところだった。22歳浴衣OLフジテレビ前早朝誘拐事件。


履きなれない下駄で腫れた足をひきずって、ようやく台場駅に到着。ボーッと時刻表を見ていたら、再び男性に声をかけられたので「また来たか」と思った。そんな私はモテない自意識過剰女。でもその男性は「登龍門Fのお客さんですよね?」社員証を見せられてフジテレビの社員スタッフだということが判明。「またか」とか思っちゃってすみません。 その社員Aさん(以後Aさん)は、大型生放送明けで意識が朦朧としていたのか「電車賃出すので途中まで一緒に帰りましょう」と見知らぬ私にゆりかもめ代を出してくださった。私も朦朧としていたので、見知らぬ人にありがたくおごられることにした。
早朝のゆりかもめの中で盛り上がる初対面の私たち。 Aさんに「登龍門F、どうでした?」と訊かれたので、生放送の興奮の続きで「見事でした」とベタ褒めの私。するとAさん、喜びながらも「5月の放送も好評だったんで、今回の反応によっては年末にも放送しようって話が出てるんですよー。なんとしても阻止したいんですけど」とお疲れの様子。この放送のために、5日の木曜以来一度も家に帰ってないんだとか。お疲れのところ恐れ入りますが、年末放送もゼヒ。ってか3ヶ月ごとにやればいいじゃないですか(無責任)。
大型生放送はキツいけど結束感は一層だ、とのAさんの言葉に「送り手と受け手が時間を共有しているかと思うと、ボルテージも上がりますよね」と私。Aさんも「そうかー、それだねー」と納得してた。 その流れで先月の27時間テレビの話になり、フジテレビ社内での反応がどうだったかなど。やはり来年以降へのプレッシャーは相当なものらしい。たくさんプレッシャー背負って、いいもの作ってください。
Aさんは今回の『登龍門F』ではFAXルーム中継の担当をしていたとのことで「芸人さんはみんな一生懸命やってくれていい人たち」と感心していた。「安田大サーカスを除いては」。なんでだ(笑)?ヒロくんが自由すぎるとか?   そんなFAXルームでの話もいろいろと。 スピードワゴンの小沢さんは今回ひどく体調不良で、フジテレビ入りしたときには顔が真っ青だったそうだ。本番が始まる直前まで控え室(=FAXルーム)で横になっていたらしい。それでもちゃんとステージ上では漫才こなした気力はすごい、と2人で小沢さんを讃えた。そういえば潤さんがスタジオでいつも以上に張り切って前へ出て行ってたのは、小沢さんをフォローするためだったのかな。コンビ愛(憶測)。 それで私が「実は私、昨晩(7日)は恵比寿でスピードワゴンのライブを観て来たんですよ。そしてそのままフジテレビまで来ました」と言うとAさんは数秒絶句しており「すごく笑いたい人なんですねー」と呆れたように笑っていた。そのとおりです。 でも「スピードワゴンは明日も昼夜とライブなんですよ」と教えるとAさんは非常に驚いていて、「(登龍門Fでの)出番も遅かったし・・・大丈夫かな」と心配していた。私も心配。8日のライブは元気にやれたのだろうか。
そのほか、お台場冒険王の今後の課題やAさんの夢計画、某アナが実は制作に移るのを狙っているなどたくさん聞かせてもらって、台場→新橋の20分間は非常に濃くすごせた。ある意味ここまでが登龍門Fだ。よくわからないが。
新橋駅に着き、ゆりかもめを降りた私たちは「あなたもフジっ子として、もっとフジテレビファンを増やしてくださいね!」「はい、がんばります!」と熱い約束を交わし、やがて別々の道を歩き始めた。朝の光はすべてに輝きをもたらす。
ただ、悔やまれてならないのは、結局Aさんの名前がわからずじまいだった*1ということと、私の身元を明かしていないということ。まぁ明かしたところで何もないのだが、正直に言えば「なんらかのコネクションができたかもしれないのに!」というハナシさね。 あと女として連絡先聞かれないのは普通に残念だよ。声かけたんなら責任持って連絡先ぐらい聞けよ*2とか思った。笑いたガリーはそんなに嫌か。

*1:社員証をチラ見しただけだったから

*2:本当に聞いたらテレビ局社員として問題あるかもだけど