君の瞳に恋してる

結局そのまま余韻に浸って、しかし浸りながらも、家に持ち帰った仕事を月曜が来る前に片付けなければならなくて、でも仕事を片手にもう一度オープニングから見返してしまい、生笑わず嫌い王のとんねるずまで来たらもう月曜の朝だった。仕事は終わっていない。とんねるずのネタをもう2回だけ巻き戻して見て、まだ眠り逃してる肌にファンデーションが乗らなくて。
会社行っても仕事は手につかない、起きていられない、目を閉じればすぐにでもあの光景に帰れてしまう自分が情けなくて仕方がない。月曜仕上げ予定の仕事を火曜に繰り越して、フラフラと、あぁこのまま家に帰って眠りたい。いや眠る前にもう一度だけ、と思っても鞄の中には本日付のライブのチケット。あんなに愉しみにしていたライブなのに、このときだけひどく後悔した。
ライブは期待以上に面白かった。でも私は急ぐ、家路へ急ぐ。見たいテレビがあるんじゃない、テレビはしばらく見たくない。エンタテイメントはしばらくいらない。あと3日は27時間の夢だけを見てしまいそうだ。