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18年めの希望

10月4日(土)放送の『めちゃ2イケてるッ!負けたらハゲザイル!?ガチ勝負だスペシャル』が、初期めちゃイケファンとしても現ジャルジャルファンとしてもなかなかに嬉しい放送でした。録画を見返しながらテレビにパシャパシャとシャッターを切り、録ったジャルフォトをさてTwitterにデレデレと投下しますかと思ったらちょっとそんな量じゃなかったのでこっちに貼っときます。*1

放送はEXILEとの7番勝負。種目は水泳(有野、濱口、矢部、敦士、後藤)、PK(岡村、矢部、加藤、後藤、福徳)、懸垂(武田)、相撲(三中)、ナンパ(矢部)、瓦割り(岡村)、大縄(全員)。2番めのPKではジャルジャルが活躍していました。あ、PKのメンバー、全員吉本ですね。

めちゃイケの画面いっぱいにジャルジャル2ショット。

珍しい、ありがたい、とこの時点のわたしはこの程度でウフウフしてました。

めちゃイケチーム一人めのやべっちがシュートを決めてEXILE TRAINぐるぐる。回り慣れてる笑顔のナインティナイン、たどたどしいジャルジャル、訝しげな加藤さん。



楽しくなってきた!

でも最後までバラバラ。EXILEはすごい。

加藤さんがシュートを決めて、こんどは「ゆりかご」。次男生まれたての後藤の笑み!

サッカーキーパー初挑戦の福徳。EXILEチームの一人めが蹴ったボールは大きく取り逃し、二人めのはボールを追えたもののゴールの枠にあたってイレギュラーなシュートが決まってしまう。そんな福徳が戻ってくるとやべっち「ボール読めてきてるよ」。そしてEXILE三人めのボールは見事に正面から受け止め、大喜びのチームめちゃイケ

岡村加藤矢部の先輩三氏が「サッカー初心者やのに!」「ラグビーしかやってこなかったのに!」と福徳のすごさをアピールしてくれてるうしろで後藤が聞き取れないぐらいの声で「魂で止めた。魂で止めた。これが福徳」と言ってるのが愛でしたね。

めちゃイケ三人めの後藤はチームで初めてシュートを外す。しょげて戻ってきた後藤の背中にやべっちが手を当て、あの笑顔でうなずきながら何か語りかけていました。そのあと先輩らは 岡村「淳平、足ケガしてるもんね」 矢部「そう、だから利き足で蹴られへん」 加藤「だからもっかい蹴らしてくれないかな」 と無茶な交渉で後藤をフォロー。

そしてEXILE四人めの人が、開始の笛が鳴る前に蹴ってシュートさせてしまい、今のシュートは無効だとやり直しを申し立てるめちゃイケチームの遠くうしろから応援席の有野さんが

大きな声で(さっきシュートを外した)後藤からのやり直しを要請。濱口さんも続けて「後藤から、後藤から!」と叫び、
えっ

僕ですか?

めちゃイケチーム全員が口々に「後藤からやり直し」「後藤のときもたしか笛が鳴ってなかった」と囃し立てだし
笛鳴ってなかったっけ……?

笛鳴ってなかったらしいんですけど……



鳴ってたって。やさしい先輩がたの気のせいでした。

笛鳴る前に蹴ってしまうほど前のめりだったEXILE四人めのシュートを、しかし福徳はみごとに止め! おい元ワンギャルの元カノ見てるか、お前と別れた男がやりよったぞと大きなお世話の先輩がた。

ノリにノッてる福徳、今度は四人めのキッカーとして挑戦し、見事シュート! ナレーションの木村匡也さんも「福徳、EXILEよりもかっこいいーーーーー!!……と誰か言ってあげてほしい!!!」。言った、言った、頼まれずとも言いました!

キメにキメまくる福徳に抱きついて喜ぶ岡村さん。

先攻EXILE五人めの16歳の子の蹴ったボールはゴールを伸びやかに外し、








バンザイしながら福徳に集まるめちゃイケメンバー。
この決着がついた瞬間の、めちゃイケチーム四人の喜び方が四様でしみじみとしました。前傾姿勢で見守りシュートがはずれたと同時に走り出す岡村さん、絶やさぬ笑顔がさらに数段明るくなるやべっち、腕組みしたままニコーッとする加藤さん、驚いて駆け出すも瞬間チラッと先輩がたを見やって、岡村さんたちも駆け出してるとわかり安心して福徳に向かっていく後藤。そうして一番に福徳に抱きついたのは岡村さんだったのだけど、わたしこれをオンエアで見ていたときは、先頭を走っていたはずの後藤が、岡村さんに譲るために直前で歩をゆるめたのかと(この四年間の不遇なジャルジャルを思い返して)勝手に胸をちくりとさせたんですね。でも見返してみたら、後藤さん本当にケガしてたのか片足ぴょこぴょこさせて早く走れなかっただけみたいです*2。さっきの先輩がたの「淳平、足ケガしてるから」って本当だったんだ……! 冗談だと思ってごめんなさい。それから後藤さんがヘンな気遣いしてるもんだと思ってごめんなさい。最後は応援席のメンバーもあつまって肩組んで輪になってぴょんぴょんぐるぐる跳ねて回ってたのがとてもかわいかったです。

いやはや、バッキバキに活躍した福徳もすばらしかったし、先輩がたに全力で花を持たされてアフアフする後藤も良かった。特に福徳は試合中にキーパーのコツを覚えていき、大きく取り逃した1回め、ボールに近づいた2回め、正面からボールを止めた3回め、4回め、と目に見えて巧くなっていくのがたまらず。これまで何度感服したかわからない彼の優れた身体能力に、改めて惚れ惚れといたしました。キックのときもトランポリンの上にいるかのように跳ねながらシュートを決めていて、非常に天使だったな。


ところでPK中、EXILE三人めの子の顔がとてもわたしの好みで、この子と後藤さんが2人同じ画面におさまった瞬間はわりと眼福大賞でしたね。めちゃイケチームに「ねえちゃん来てるよーっ(お姉さんがモデルなのだそう)」と囃されて耳をふさいでいる彼。

名前は覚えないようにしておきます。これいじょう夢中を増やしたくない。

こちらは相撲対決。どんな複雑な場所でやってたのか、後藤さんが立ち位置上、木の陰からせつなそうに顔を出してるのが異様にかわいかったですね。


試合が始まると自然と並ぶジャル平とジャル介。

 しかしこれ、立ち位置にちょうど木があるってだけで他のバラエティならひと笑いにもなりそうなものなのに(そうでもないか)、場所の不自然さには番組側で一切触れてなかったなあ。というか全編とおして偶発的に笑わせるところがほとんどなくて、そういう余裕もない、いつもながらにハードな撮影なんだなーと勝手に心配になりました。大縄跳び対決なんて真夜中だったもんね。まあ放送時間上で削っただけで、後日延長戦でキャッキャしたところを流すのかもしれないけど。

 今回のスペシャルは、裏テーマとしては"岡村隆史を前に出さない"という趣旨があったのかな。試合上の成り行きもありながら、岡村さんは7番勝負中6番めの瓦割りまで出番がなかったし、その瓦割りも非常に地味だった。そして7番めの大縄跳びが始まり、男性メンバー全員での大縄に時間を割いていた。
 今のわたしみたいなジャル狂でなくても、各所でメインを張る猛者が集まって、ただのガヤほどにも映らないまま放送が終わるなんてことがザラのめちゃイケに胸を痛めている番組ファンは少なくないはずで、それに対するめちゃイケ側の、18年めの心機一転宣言と思えなくもない放送だった。ほぼ特番レギュラーみたいな安定のEXILEにサポートしてもらって*3めちゃイケメンバーの岡村さん以外の活躍を見せていくというか。なにかこう、つくづく真面目な人たちだなと。この番組をつくっている人たちのことを。真面目で不器用だなあと。
 この秋の特番として放送されたお笑いコンビ2組による座談番組『エニシバナシ』。キャイ〜ン×よゐこ編で、めちゃイケ開始時、じつは濱口さん経由でレギュラー出演に声がかかっていたキャイ〜ンが、先にそれを聞いたウドちゃんの口から断られていたという話が出た。ウドちゃんは、『めちゃイケ』の前身の前身の前身となる若手芸人発掘番組によゐこキャイ〜ンも出ていた頃、(他の芸人らと同じ立場であるはずの)天野くんが大喜利コーナーで座布団運びをさせられていたことに疑問を感じていて、あの場の系譜にある番組なら出たくないと濱口さんに伝えたそうな。これはウド鈴木さんの本質見抜く力SUGEEEEEEEEEEEEEとなりますよね。「天野くんをないがしろにしたのが許せない」。実際、誘った側のよゐこも含め、めちゃイケメンバーはどれだけヨソで売れっ子になっても番組内ではいまだに座布団運び的扱いを受けている印象ある。『エニシバナシ』ではウドちゃんのそのエピソードのあとに、めちゃイケのこのスペシャルの番宣テロップが出た。皮肉な。
 平等にしなければ悪だと言いたいんじゃなくて、おもしろさを詰めていくときには瞬間的にバランスを壊す必要がもちろんあって、でもそれは大前提としておもしろさを考えた先にとるべき手段だ。平等にしないという判断には結果を出す責任が生じる。責任を持てる人だからそれを成功させられた。ずっと昔にうまくいった型が定番になり、その型に落ち着いた経緯を考えない人が受け継ぐと悲劇を生む。
 たいていテレビ番組は、短命に終わったり、続いているのに一部だけ降板になったりすることが悲しいエピソードとして語られるけど、めちゃイケは、事件や病欠でもない限り誰も抜けることなく(抜けた人の名前も呼び続けるし)、長く続いている、のに悲劇だ。長寿番組は数々あれど、これだけ人を入れ替えることも活かすこともしないって、どうにも不健康だなとも思えてくる。初期のめちゃイケに夢中になった者として、頼む、終わってくれと何度願ったことか。でもそれでも終わらないところになんだか凄みがあり(さらに番組が悪化していくところにも凄みがあり)、そこにきて18年めで「ふだん前に出ないメンバーを活躍させました。みんなで力を合わせました」と棒読みみたいな趣旨の、先ごろ27時間テレビの1コーナーで使ったばかりの企画でスペシャルが放送される。やることないならやらなくていいのにと意地悪く思いつつ、ジャルジャルが見切れる場面でも数えるかと見てみたら、ジャルジャルだけでなく他のメンバーにも見せ場があって、メンバーがフォローしあいながら平等に力を合わせている様子に、単純に、胸がほかほかした。本当はこんなふうに番組をやっていくつもりだったんだと打ち明けられた気になった。わたしが今ジャルジャルに夢中で、彼らがレギュラーでなければこのスペシャルは見てなかったかもしれない。ジャルジャルがいて良かった。
 めちゃイケはこの秋18周年を迎え、ジャルジャルたち"新"メンバーは参加して4年になる。オリジナルメンバーとか新メンバーとか、もう言わなくていいようになりたい。終わってくれと何度も願ったわたしに、見てて良かったと何度も希望を抱かせる、厄介な番組だ。『エニシバナシ』の、あのタイミングで番宣テロップが出たことは皮肉ではなかった。

*1:しかし録画番組を映しているテレビ自体を撮るという行為は撮った枚数に比例して自分に呆れますね。もう、そういう環境整えなよと。でも直接キャプチャ撮れる環境を整えたら、わたしはそれ業(=ジャルジャルのテレビ出演部分を秒単位で撮る業)の人になってしまう恐れがあるので手段に制限があるというのは大事なことです。

*2:ケガしてるとわかった人を呼び捨てにするのも可哀想なのでここだけなんとなく"さん"付け(意味ないし失礼さ変わらないよ)

*3:余談も余談。わたしはめちゃイケでしかEXILEを見る機会がないのだけど、HIROさんが抜けATSUSHIさんがソロ活動中とやらの今回、TAKAHIROさんという人がEXILEの大将を務めており、岡村さんとやりあってみせるなどしていて、知らないながらに感慨深かった。あんなにおとなしかったTAKAHIROくんが……ATSUSHIさんのうしろにいた子が……と正月の親戚の集まりみたいな気持ちになって。