以前、臼さんが教えてくださった古本屋『風船舎』*1に行きました。
・・・っも〜ここの品揃えが本当に素晴らしい。驚きました。みんなに教えたいけど誰にも知られたくない。ここにこっそり連れてきたい人がたくさんいます。行ってみたいって人は私(か臼さん)に声をかけると良いのでは。
まず店頭には100円コーナー。文庫本や雑誌が並んでいるのですが、この雑誌たちがなんと『本の雑誌』や『暮らしの手帖』が!!そして文庫本コーナーも私のツボ。東海林さだおと椎名誠と遠藤周作と山口瞳とニーチェの並びには嬉しくて笑ってしまいました。
そして店内を見ると、客を迎えるように昔の映画(?)の看板が。
←なんと若き日のタモリと愛川欽也!ぎょわー!
これは期待できるぞ、と店内へ。おお・・・・・・絵本がたくさんおいてある。ぐりとぐらもノンタンもピーターラビットもいる!うれしい。 店内の雑誌コーナーには『ku:nel』バックナンバーが平積みに!ぅゎゎゎゎ・・・と、しゃがみこんで『ku:nel』をめくっていると(子どもか)その目の高さのまま脇の本棚からのオーラに誘われて、振り向けば、池波正太郎、壇一雄、内田百輭などが並んでいて・・・作家名五十音順とかではない、すべて“食”に関する本。 しゃがんだまま本棚の方向へ進んでいって、内田百輭『御馳走帖 (中公文庫)』を抜き取る私。これ読みたかったんだぁ。
と、ここで立ち上がって方向転換。すると、目の前の棚には今度は上記と同じ形式で“猫”に関する本を集めた棚が。いいねぇ、いいねぇ、と猫本たちを愛でながら棚の2段目に目を落とすと。
ひっ・・・・・・「タモリ」の文字が入った背表紙を持つ本が並んでる・・・!「明石家さんま」*2も「ビートたけし」*3も「ザ・ぼんち」も「チェッカーズ」*4も「ウッチャンナンチャン」*5もある!タレント本コーナーなのね。もはや手に入らない本ばかり。 タモさん活動の歴史でしか知らなかった『定本ハナモゲラの研究』を見つけたときは、感動しすぎてその場から動けなくなってしまいました。うまく呼吸できなくて、フガフガしていた。
ほかにも、漫画コーナーには大友克洋とみうらじゅんがやけに充実していたり*6、もうね、我々のツボどころはここでは書ききれません。まだ1度しか行ってないし。
で、このたび私が買ったのはこちら。
- 作者: 東海林さだお
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ku:nel (クウネル) 2005年 11月号 Vol.16
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本の雑誌 (2005-11) アタリメ筋トレ号 No.269
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えへへ。もう、最高のクリスマスプレゼントでございます。うれしい。ありがとう。おめでとう。
お店は若いご夫婦がやっている様子。営業時間は14時〜23時で、年内は29日までの営業だとか。来年からは定休日を設けようと思っている、とのことでした。
ああうれしい。自分の部屋にしたいような素敵なお店でした。日参いたします。
*1:id:usuqui:20051208#1133978559
*2:『こんな男でよかったら』
*3:『ギャグ狂殺人事件 (面白推理文庫)』など
*6:みうらさんの漫画がこんなに揃ってる本棚を初めて見た