ホリプロお笑いライブvol.140

客入れBGMはテクノな祭囃子。これが例のノーボトムなのかな?聞こえた一節は電グル臭がして好みかも。


さて久しぶりにホリプロライブのことを書きますよ、というのも昨日の公演にはなんと久しぶりにホリさんがご出演なさったのですから(拍手)!
ライブに出られないほどの忙しさのわけは、あちこちのテレビで見かけるだけでも想像できるのだけど、でもでも私、あなたに会いたくて幾夜眠れずに過ごしたことか。 ウソ。すごいウソ。基本7時間睡眠。土日は昼寝と夕寝も。
そんなホリさんは忙しいながらもしっかり新ネタを出していたし、「一瞬の声質や動きが似てる」略して"瞬似"だった小ネタもちゃんと長時間に耐えうる本ネタに成長させていた。 大小問わずひとネタひとネタに感動しまくる私はいつのまにか乙女の祈りのように胸の前で手を組んでいた次第。


で、上演中の暗い客席の真ん中でメモもろくに取れなかったので、指を折ってネタを覚えることにしたんだけど、両手じゃ足りないから、体のあちこちにも刻みつけるなどして、上田式暗記法。
披露したネタは新旧合わせてその数17コ。数えこぼしているものもあるかも。
羅列すると、みのもんたいつもここから(山田・菊池)/TOKIO城島/アンタッチャブル山崎/ウド鈴木ユースケ・サンタマリア友近スピードワゴン(小沢・井戸田)/長井秀和薬丸裕英インスタントジョンソン祐造/雨上がり決死隊(宮迫・蛍原)/さまぁ〜ず三村/藤岡琢也


っか〜、職人!しかもそのモノマネターゲットの範囲はどんどん狭く深く。お笑い好きをかくも喜ばせてくれるなんて、素晴らしい。 まだ完成形とはいえないものもあったけど、こりゃ8月の単独ライブが楽しみだよね。 あーもう、けっこn(略)


手当たり次第のプロポーズはともかくとして、とりわけ「ホリさん偉い!」と褒めてあげたくなるのは*1いつここをはじめとしてスピワ、雨上がり、そして(今回は大竹モノマネは出なかったけど)さまぁ〜ずなど、コンビモノマネを少しずつコンプリートさせていっているということ。 どちらか1人のモノマネに取り組むだけでもしゃかりきコロンブス*2なのに、それでは飽き足らず、その相方をも凝視し研究して特徴を明示していくという、この溢れんばかりの芸人への愛情は何ですか。
とにかく、ホリさんのこういう芸人リスペクト姿勢がまた、お笑い好きを色めき立たせるのよねぇ・・・と、思ったり思わなかったり。思ってないけど。ってかライブ中は何も考えずにただワハワハと笑ってただけ。これも愛には違いない。


さ、ホリさんラブフィーバーはこのへんにして、ほか覚えていることなどを思い出した順に。


スピードワゴンは、今回漫才じゃなかったんですよーこれ。でもコントとも言えないような・・・。 テイストはスピワなんだけど、器が違うと和食もイタリアンになるんだねー、っていう。うまいこと言えない。
しかしとにかく実験的なネタでした。もはやツッコミ不在だったし(あれは不在とみなしていいんですよね?潤さん)。新ネタだと思うので*3内容は書きませんが、タイトルをつけるなら『気持ちのいい"バカヤロー"』。 いつかテレビで放送されたら「あ、これのことかな」と思ってみてください。たぶんイタリアンだとは思わないでしょうけれど。


ビームは、実は密かに私内ホリプロお笑いランキングで実力部門上位なのですよ。正統派コントなんだけど、展開が独特で面白いんだよね。 ボケの風味としては爆笑問題太田系もしくはインパルス板倉系? 他の芸人にたとえられるのも迷惑かもしれないけど、あの飄々とした感じ、だけど確実な言葉選びなどがそのあたりを浮かばせます。そう、それにやっぱり痩せていて顔質もあんな感じです、ボケ担当の吉野さんは。
今仁さんのツッコミも好きです。「腑に落ちない」系ツッコミ*4。頭の上につねに「・・・?」が浮かんでいるこの今仁さんがまた、被害者然としていいんですよ。あと彼も言葉が的確なので、ボケの吉野さんがどれだけ自由そうに振舞っていても今仁さんがいるおかげで安心して笑えるのです。スバラ氏。


号泣はセカチューネタ(笑)。この人たちの漫才って、ホント、ネタ選び含めて"王道"って感じするよね。8月の単独ではノンストップ漫才を披露するそうです。120分弱のネタを1本。ひゃー、そうと知っていればチケット取ったのにー。体験してみたいよね、ノンストップ漫才。体力と気力がいりそうだけど。


新人。
メグちゃん・・・はおいといて(笑)、推したいのはくつ下一足二足。ボケの新井さんの顔芸および動きが強烈なんですよ。ネタは「デートに行くならどこ?」なんていう正統派なんだけど、いちいち新井さんが軟体動物のようにぬらーっとしてるもんだから、お客さん、爆笑を超えて声失ってんの。もうこれは言葉では伝わらないんだけど。
ちなみに新井さんの顔は柴田理恵+岩という具合。必見。 彼は先輩芸人からもかわいがられているらしく、みんなから「アカナメ*5!」と呼ばれては舌をベローンと出しながら嬉しそうに前に出てきて、先輩に囲まれ無邪気にはしゃぐその姿は、後輩キャラでおなじみのチャブ山崎さんを彷彿とさせます。
あとこの強烈な相方の横で一生懸命ツッコんでいる橋詰さんが、ごめんなさい、お笑いを観るのにこういう視点は禁物ですけど、普っ通〜にモテ顔です。可愛カッコいーんだー。 今春にオンエアされていたマクドナルドてりたまバーガーのCM*6にも出演していました。サークルや遊び仲間にこういうコがいたらまず惚れるだろうなぁという爽やか親切フェイスで、たとえ彼への片想いが成就せずとも「でも友だちでいような!」とかサラッと言ってくれちゃいそうな感じ。優しさは時として残酷。 ・・・知りもしない人のことを、よくもまぁ憶測でここまで・・・病気か。  そんな橋詰さんは明日(7/9)、24歳の誕生日だそうです。たぶんすぐ売れるだろうから想いを伝えるなら今がチャンスだぜ!(何の)


オキシジェンはねぇ、「あれ?まだ新人枠だったけ?」と思うほどネタの型が安定していまして、彼らの技を観ることが毎月のホリプロライブにおける楽しみのひとつとなってまいりました。 今回は浴衣でプロレス。脚が思うように開かなくて失敗した技もあったみたい。命懸けなのです。
それにくわえてこのボケ担当・・・というか技担当の三好さんがね、ホント、いつも「近藤公園さんに似ている」としつこくアナウンスしてましたけど、同様にいとうせいこうさんにもそっくりでして。つまりああいう顔。 で、先日の空雲一座を体験したばかりの、まさにせいこうラブモードな私にとっては、もう、三好さんでもいいから家に持って帰りたい!と思ってしまったのよ、うふ。 え?顔?顔が好きなの? いやいや才能が。せいこうさんも三好さんも、それぞれの才能が素晴らしいのです。あと近藤さんもね。



・・・と、終業時間となりましたのでここまで。

*1:当然のように立場は上

*2:躍起になって新しいものを見つけ出そうとする人の尊称。いま初めて私が考えた言葉

*3:全然新ネタじゃありませんでした。調べた限りでは2001/9/29放送のオンバトで披露していたらしい。373キロバトルでオンエア

*4:なんでもケイケイ言いやがってからに・・・

*5:妖怪・垢舐めのことかと思われる

*6:2人の男の子と1人の女の子が海辺へドライブするという内容。好きという気持ちをまだ認識できていないような春先のあまずっぱい恋物語を描いていて、ごちそうさまでござんす、という作品