まだ27時間テレビのことを考えている

たけしの海落ち芸。目を閉じるたびに再生される。特にウミヘビとり名人のほう。あの映像を持ち歩きたいとすら思う。
なんでこんなに強く残ってるかって、そりゃ世界のキタノがカラダ張ってる貴重っぷりや「やるぞやるぞ…ほらやった!」っていう嬉しさもあるけれど、何よりも画として素晴らしかった。
イヤホンとマイクをはずし、もうスタジオの声はたけしに届かない。海へ走るたけし。追わないカメラ。どんどん遠く小さくなるたけし。やがて中央で点になると、彼は音もなく画面から消えた。
映画のワンシーンのようだった。