引越しと選挙

「今度の選挙、私は杉並区で投票したいのよ!」と叫んだところ、コメント欄にて「その地域に転入後3ヶ月経たないと選挙人名簿に登録されない」と教えていただいたのですが、そこんとこどうにかなりませんか、ということで昨日は杉並区役所に行ってきました。期日前投票をおこなっていたので、そこにいた選挙管理委員の方に詳しく話を聞いたのだけど、とにかく私は選挙についてはまだ豊島区民なのだと説明さるる。でも杉並区で投票がしたいのならば豊島区から投票用紙の請求をおこなえば可能ですよ、と教えてもらい、一瞬「なんだできるんじゃん!」といろめきたつも「豊島区立候補の議員に投票することになりますが」だって。だからそれじゃ意味ないんだって。
そして委員さんの説明は終わり、区役所を出たとたん、自分でもなぜなのかわからないけど涙がぶわーっとふきだして、そのまま走って実家の母のもとに駆け込み、母の前で「うぐっ・・・わっ・・・わたし杉並区で投票できないって・・・うぐぐ」と大泣きしてしまった。家を出た娘が泣きながら帰ってくるなんて、どうした、変な男にでもひっかかったのかと思えば*1投票地域がどうのこうのとわめいている。母は狂った娘に驚いたのか、選挙管理委員会に「ちょっと、ウチの娘が・・・」と電話をしてくれていた。さながら「子どもがいじめられて帰ってきた」と学校に訴える小学生の親のようだ。 すると電話先は区役所で私が会ってきた管理委員の方だったらしく「先ほどの方ですね」と呆れていた様子だったそうな。 委員さんは私にしたのと同様に母へ説明したようで、母も「・・・・・・ですよねぇ。仕方がない」と言ってあっさり電話を切った。
ダメな理由を簡単にいうと、住民票の移し替えと一緒に選挙地域が変わってしまうと悪用されかねない*2というので3ヶ月もの時間が必要なんだそうな。よくわかったよ。 まぁ豊島区10区はニュースやワイドショーでも立候補者同士の対立なんやかんやが話題の地域なので(いけすかない立候補者ばかりだが)そのなんやかんやを考えるのも悪くないです。
それにしても、選挙のことでこんなに騒ぐなんて私、どうかしている。何かを善いと信じて疑わないある種の人のようで、この日の行動を思い返すと我ながら恐い。
泣いてしまった原因は、この日は朝から何も食べていなかったため、空腹による情緒不安定だったのではないかと。

*1:たぶん思ってない。母は私をまだ恋も知らないほど幼いと思っている(はず)

*2:どうしても当選させたい議員がA地区にいた場合、党や後援会の操作で一時的に他地区からA地区へ住民票を移してまで1票につなげようとしてしまう可能性があり、公正とは言えなくなる