『さよなら、さよならハリウッド』

昨晩観てきました。

(予告編に爆笑問題太田光さんの推薦コメントとナレーションが入っていますよ!私信!)
あらすじは公式サイト↑に。撮影のプレッシャーから精神性の失明を患う映画監督ヴァル(ウディ・アレン)と、彼の病状(と意地とわがまま)に振り回される映画撮影現場の話です。上質のコメディ。
すごく良かった。いつも褒めてばかりの私だから言葉に信用がないかもしれないけれど、今のところ私の人生における「大好きな映画ランキング」第一位に輝いております。愛と笑いと皮肉がたっぷりつまっていて、字幕の字を追っているあいだにもなにか面白いことが画面のはしっこで起こっているのが見えて悔しかったよ。コントなテンポが非常に見やすくて、5秒に1回は笑ってたかも。
それでなんでか、ぜんぜん悲しくも感動的でもないのに、最後のウディ・アレンのなんでもない一言となんでもないシーンで泣いてしまったなぁ。ストーリーの中で登場人物たちがピンチにあわあわ言っているのを笑いつつも、そのナイーブな精神と素直な愛情に感情移入してしまっていたのか、エンディングで彼らが見捨てられなくて良かったと心から安心したのかな。
本当はきのう帰ってからすぐに感想を書いて「ぜひ!ぜひ!」と連呼したかったのだけど、あまりの気分の良さにめずらしく黒ビールなぞを飲んでしまって、うたた寝して目が覚めたら朝7時だったので、取り急ぎ「観にいってください」とお願いのみ。本当に、観られる環境にある人は絶対、必ず観にいってください!
あぁ・・・いい映画だったなぁ。ただひとつ惜しまれるのは、この映画を1人で観にいったことかしら。ウディ・アレンを知らないという友人も連れて行きたかった。