スウィングガールズ

  • 於 渋谷シネクイント

女子高生が素朴でかわいくてアホで最高だった!
"関口"っていう、引っ込み思案なメガネおかっぱの女の子*1が最強に美少女でメロメロメロンだ。 世の中じゃ代官山メガネだなんだっつって中途半端フェイスガールでもオサレさんに見せるなどして騙し騙されちちくりあってますけれども(ちちくりあってはないか)、やっぱり本物の美人にはかなわないと思ったよ。 己の半端顔を鏡に映してはため息の季節。いやむしろ私ははっきりとした面白フェイスだからいいのだ。いいのだわ。
あと、作品中の女子高生ジャズバンドの中に1人、ナヨっちい坊ちゃんボーイ*2がいるのだけど、この子がまた美しい顔なのよ〜。ちょいと柏原崇系列だな〜と思って観ていたら、案の定。案の定ですよ奥さん!15代目JUNONボーイでござんしたよ! ちくしょう、いつかJUNONスーパーボーイグランプリの審査員になってやろう。


ストーリーが、まっすぐにハッピーエンドで嬉しい。 現実と照らし合わせるとツッコミどころ満載だけど、それを指摘するのは野暮ってものでしょ。マンガやコントみたいな明るくかわいいご都合主義が爽快だったよ。
そして高校生役の子たちはみんな、矢口監督の笑いのセンスをよく理解しているなと感心したりも。あのぐらいの年齢で人前に立つなら「私を見て!」ビームを熱く放ってしまっても当然なのに、そういう点に関してはほとんど無欲に見えるのさ、あの子ら。 その代わり、演奏を、撮影を楽しむことに関しての貪欲さがヒシヒシと伝わってきて震えた。
また、本筋には大きく関わらないところでショーモナイ遊びを極めていたのも矢口カントクの素晴らしさじゃす。
そのほか、竹中直人さんは今回もやっぱりオイシさ独走だったとか、大好きな役者さんや女優さんが出ているのをスクリーンの前で初めて知った*3のでちょっとしたラッキーテイストだった、母親が山形出身なので方言に違和感を感じなかった・・・などと話したいことはいろいろあれど、まぁつまりいつもの「観にいってみなよ!」の一言に尽きますぁな。



この映画を苦労なく映画館で観られる環境にあるのに「ふ〜ん・・・じゃあDVD出たら観てみよっかな」「ってかフジテレビで放送されるっしょ」って思ったあなた。あなた、それねぇ、アメリカンドッグのソーセージが魚肉、っていうのと同じよ?違うか?
とにかく映画館のスピーカーから惜しみなく溢れ出す音、この音を浴びる気持ち良さも、作品の面白さのひとつですから。ぜひ。

スウィングガールズ 公式:http://www.swinggirls.jp/index.html

写真は映画館の売店で販売されていた山形グッズのひとつ、ラフランスミルクケーキ。同行の友人が購入したのを、さも私が買ったかのように撮影してみた。
そして結局、やさしい友人は万年糖分欠乏症のかわいそうな私にこのミルクケーキをくれたので、さも私が買ったかのように会社の引き出しに忍ばせてみた。デスクワークのおともに。

*1:本仮屋ユイカちゃん。キーワードにもなってますね。はてなダイアリーって素敵

*2:平岡祐太くん。http://www.amuse.co.jp/artist/YuutaHiraoka/profile.html

*3:あえて予習せずに観にいってみました