悪ふざけ

通勤時。


駅までの道を歩く私の背後から、棒読みするように子どもの声が。
「あーあ、いやだなぁ、この頭」

振り向けばそこには小学生。
見た限りでは低学年、背には大きなランドセル、長すぎる紐の給食袋を邪魔そうに蹴りながら歩く彼の頭はモヒカンだった。


昨晩剃られたばかりであろう青々しさ。
親は今日、きっと学校に呼び出されるはず。