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俳句!

2012年1月21日

【おでん】
おでん汁すするとき目を閉じる君

【分】
終電を逃し手袋分かち行く

【文庫】
大寒や湯沸き漱石指しおり

2012年2月13日

【蒲団】
隣家の布団取り込まれぬまま夜

【縞】
マクドの縞々のあいつみたいやな

【喧嘩】
春の闇ひるの仕返し少し噛む

2012年3月12日

【若布】
思われていたはずでした若布ぬた

【右】
教室は窓が右きき向け黄蝶

【家電】
朧夜の脱水の音薫りけり

上記9句はわたしの作品です。日付は投句日、スミカッコは俳句のお題。
さいきん俳句を作るようになりました。Twitterで開催されている某句会に参加するために、です。新しいことを始めるとたいてい三日坊主にすらならない、どころか、はじめの一歩もなかなか踏み出せないわたしが3回連続して参加できたなんてねえ。
わたしみたいな者でも続けて参加できているのは、この句会、専用のWEBシステムが開発されてたり、句会のまとめブログもがっちりと整備されたり、きちんとした選句用紙も用意されたりと、いたれりつくせりだから。システムとかブログとか用紙とか、ちょっとした事業みたいなことになっていますが、でもこれ、ぜんぶ有志運営なの。ふんとに「大人が遊ぶとすげえ……!」だよ。わたしもう30歳なのにまだ思う。
で。上記の1月作が我が人生における初作句。まあ出来がどうとかは置いといて、しかし自分で作ってみると、他の方の句の素晴らしさや面白さがグイグイと自分に入ってきてコレがまことに面白い。このグイグイを何度も味わいたくて「もっぺん作ってみよう」と思う。
やっていくうちに「これも俳句で言っていいんだ」と驚くことも多いし、世界の様子に対して「悪くないね」と思うことも増えた。まさか自分が電車の中で歳時記めくる日が来るとはね。いつも「ゴイスーー!!(ダブルピース)」とか言ってはしゃいでるくせに「朧夜の」とか言っちゃって。
先日の『共感百景*1』で俵万智さんが出したなぞなぞ「つかえばつかうほど増えるものってなーんだ?」、答えは「ことば」、を実感しています。
とにかく俳句、外側から見てるより相当アクティブでした。動かないけど精神的にすんごい良い汗かく。昨年秋の東京マッハvol.2佐藤文香さんが「ちょっと待ったー!」と入ってきたあのボルテージが今なら少しわかるよ。
そんな東京マッハもvol.3が4月1日に開催されます。今の自分ならこのイベントの楽しみ方も変わりそうだな。 今回はわたし、ふだんお笑いや舞台関連でつながってるお友だちをお誘いしたので、彼女の反応も楽しみです。お友だちも俳句はじめないか口説いてみようっと。いひひ。

*1:お笑いナタリー記事→ http://natalie.mu/owarai/news/65525 記事には「自由律の俳句を」と書いてますが、イベントでは「共感詩」と呼んでいました。でもレポートありがとうございます。