爆笑問題の日曜サンデー(ゲスト:鈴木敏夫)後半

田中:あのー、ファンのかたも聞きたいことがとっても多いみたいなので、質問にも答えていただきたいと思います。
鈴木:はい。
太田:質問来ました、ラジオネーム・ヨシダセンセイ。鈴木さんの“す”で来ました*1

【リスナーからの質問:す】
数字をいろいろ気にしなければならないのが鈴木さんの仕事だと思うのですが、中でも一番気にする数字ってなんですか?

田中:たとえば興行収入とか、そういうこと?
太田:動員数とかね。
鈴木:あんまりそこらへんは考えてないですねえ。なんだろうなー。自分の歳かな。
全員:(笑)
鈴木:あ、わかりました。僕ね、ドラゴンズファンでしょ。ドラゴンズの勝率は毎日覚えますね。
太田:それが聞きたいんじゃないでしょ! ……でも、制作費的には『風立ちぬ』と『かぐや姫』だったら、『かぐや姫』のほうが全然、お金かかりました?
鈴木:そうそうそう……
太田:でしょ。
鈴木:8年もやりましたから。
太田:相当な苦労があるわけでしょ。
鈴木:いやそれは最初から覚悟してたんで。最初から覚悟っていうのはね……『風立ちぬ』もずいぶんお金かかったんですけど、まあ、(宮崎駿高畑勲には)いろいろ世話になったじゃないですか。僕が考えてたのは、(『風立ちぬ』も『かぐや姫の物語』も)2人への退職金(と思って実現した)。
太田:うわーそう考えてたんだ。
田中:はあーそうなんですか。
鈴木:最初からそう思ってたんです。『風立ちぬ』だって、映画だけで回収は不可能。『かぐや姫』だって……
田中:これね、考えられないでしょ。去年日本で一番ヒットした映画が、観客動員数だけではペイできないっていう。
鈴木:それを宮崎駿は「くやしい」って言ってんの。
全員:あはははは(笑)
田中:どんだけ(人が)入んなきゃいけないんだって話じゃないですか
太田:これはDVDとかで……
鈴木:ええ、それは帳尻合うんですけど。だけれど宮崎駿っていうのがね、引退記者会見の直前に、「あのさー鈴木さん。『風立ちぬ』で『かぐや姫』の分も稼いだかなあ」って言ったの。本当にあの記者会見の直前に。だから、ペイラインに達してないですよ、って言ったら「えっ?ええっ?」って。
太田:わははははは(笑)
田中:うわうわうわ
鈴木:これがねー、あの(記者会見の)謙虚さを産んだんですよ。
太田:あーっはっはっはっはっは(笑)
田中:なるほどねー
鈴木:(会見会場に向かって)歩いてる途中にしゃべってたんですよ。
太田:「えっ?えっ?」(笑)
田中:我々が聞いてもびっくりするもんね。
鈴木:そうとう青ざめてましたね。だから(記者会見に臨む時の宮崎さんは)かなり動揺してたんですよ。
太田:でも、前に聞いた鈴木さんの言葉で印象的だったのは「宮崎さんは本当に素直でやりやすい」と。「とにかく高畑さんは大変だ」と。
鈴木:はい。
太田:プロデューサーの立場として、要するに金勘定をする立場でいうと、宮崎さんのほうがそういうことを汲んでくれるわけですか?
鈴木:彼はね、ある種、プロデューサーもやるんですよね。そういう、なんていうのかな……ちょっと貧乏性なところがあって。だから高畑さんはヒドイこと言ってますよね、「宮さんは損な性格だ。あんなこと(金のこと)考えなきゃいいのに」って。
太田:ひゃひゃひゃ(笑)
田中:ほんとにアーティストなんですね。
鈴木:ヒドイっすよねー!もー。
太田:なるほどねー。続いてラジオネーム・タイボーイ。

【リスナーからの質問:す】
寿司屋に行ったら最初に頼むのはなんですか?

鈴木:これ素直に僕は中トロなんですけれども(笑)。意外と普通。
田中:でも中トロって最初にいかないイメージがある(笑)
太田:GMになったら変わるでしょ。大トロとか。
鈴木:いやーわかんないですけどね(笑)
太田:宮崎さんと一緒にメシ食いに行ったりは?
鈴木:……31年ですかね、つきあってきて。まず行かないですね。
田中・太田・江藤:えーーー!
鈴木:彼はもったいないですから、その時間が。
太田:うわー。作品づくりに。
鈴木:彼はねえ、いつも、愛妻弁当。でね、ぎゅう詰めのご飯。おかずもね、ヒトの弁当だからあれですけれど、ほとんど変わんない、31年間。
田中:えーーー、そうなんだ……
鈴木:その弁当をね、ま、アルミの弁当箱なんですけどね、箸で真っ二つに分けて、
太田:へえ……?
鈴木:右が昼飯、左が夕飯。
田中:いやいやいやいや、すごい!
鈴木:だからね、たまにいいものを食うとね、「ほんっとにうまい!」って言い出す。
田中:あっはっはっはっは(笑)どういうこと!
太田:夢が壊れるよ! 彼を目指している若者たちの……
鈴木:でもねー、ちょっと真面目に言うとね、あれが彼の感性を鈍らせない。
田中:ほー、なるほどね……
太田:うーん、そうかもしんない。
鈴木:いわゆる五感が鈍らないんですよ。だって年に3回ぐらいしかおいしいもん食わないんだもん。
田中:そっか……*2。生活が変わらないっていう。
太田:宮崎アニメのメシの、うまそうな感じがねえ
田中:そうそうそう
鈴木:だからもう、それが(うまそうに見える)秘密ですよ。ろくなもん食ってないんだもん。
田中:なんでもうまく感じちゃうんだ(笑)
鈴木:ちょっと奥さんに申し訳ないけど(笑)
田中:どんなおかずか気になる……玉子焼きとか?
鈴木:玉子焼きとかきんぴらごぼうとかね。たいしたおかず入ってませんよ、シャケのしっぽとか。
田中:いやー、すごいねー。
江藤:アルミの弁当箱っていうのがいいですよね。
鈴木:それでご飯がぎゅう詰めなのが特徴なの。なにしろ2食分だから。1回のメシ食う時間は5分ですよ。
田中:あー、太田さんもちょっとそういうところあるけどね。
太田:めんどくさい。
田中:食事がめんどくさいって言うんですよ。だからサプリメントの錠剤とかで済むならそれだけでいい、ってぐらいの人ですもん。
鈴木:おんなじですよ。ジブリのスタッフで(スタジオがある)小金井のあそこの店がうまいだのまずいだの話してると、(宮崎さんは)怒りますよねえ〜。「たいした違いじゃねえだろ!」って。
田中:そうなんだー
鈴木:「人間は生きるために食うんだ!」って。うふふ。「おいしいまずいで食うんじゃない!」って。
太田:じゃあもう『美味しんぼ』なんて許せないんだろうな。
全員:(笑)
太田:(『美味しんぼ』をジブリで)アニメ化してくれ、とか言われたら(笑)
田中:「ふざけるな!」(笑)
太田:えー、ラジオネーム・アマエビオウジ。

【リスナーからの質問:す】
好きな女子アナは誰ですか?

鈴木:女子アナ?
太田:鈴木さん、テレビとか見ますか? ……見ないんだねー
鈴木:知らないんだよー。
太田:女子アナ。目の前にいますよ。
江藤:江藤愛と申します。
鈴木:じゃあ江藤さんで
江藤:やったー!うれしい!
太田:ジブリ大好きだもんねー。
江藤:大好きです!
田中:ジブリっぽい顔してるもんね。
太田:愛ちゃん何か聞きたいことある?GMに。
江藤:GMにですか。わたしをキャラクターに……いや、ごめんなさいごめんなさい
鈴木:でも描きやすいんじゃないかなー。だってまずマル描きゃいいんだもん。
太田:好きな作品は?
江藤:わたしは『となりのトトロ』と『魔女の宅急便』が大好きなんです。
鈴木:ありがとうございます。
太田:あれ……ちょっといいですか、『魔女の宅急便』の実写版……あれどう思ってるんですか
鈴木:なんにも知らない(笑)
太田:なんにも知らない。興味ない。見ようとも思わない?
鈴木:すみません(笑)
太田:いろいろ賛否両論あるみたいですが
田中:人気作品の実写版はね、どうしたって賛否出てくるからね。
鈴木:あれ原作があるんでジブリはなんの関係もないんですよ。
太田:気になりもしない?
鈴木:全然気にならなかったですねー。僕、たとえばね、クリント・イーストウッドの『許されざる者』の日本版が気になったんですよね。
太田:渡辺謙さんの。
鈴木:観てみたらね、面白かった。セリフも設定もまったく変わらない同じ話なのに、日本版は悲壮感がある。なんでアメリカと日本でこんなに変わるんだろう、って。
太田:見比べてみるとね。
鈴木:僕、正月にね、(落語の)『芝浜』を、(立川)談志さんと(柳家小三治さんと(柳家)小さん……聞き比べたのが楽しくって
太田:演者の違いというのがね。……えー、ラジオネーム・カゼノフキマワシ。

【リスナーからの質問:と】
東京の嫌いなところはどこですか?
僕は新潟から上京してきて20年以上経ちますが、いまだに東京の嫌いなところが1つも見つかりません。鈴木さんはどうですか。

田中:1つも見つから「ない」なんだ。へー。
太田:鈴木さんは東京生まれ? あ、愛知県だ。
鈴木:東京の嫌いなところねえ。そういうこと考えたことないですねー。
太田:いくつのときに上京したんですか。
鈴木:18ですね。
田中:大学のときに?
鈴木:うん、だからもうかれこれ40年だから、わりと相性がいいっていうのか、嫌いなところないですね。
太田:ない。
鈴木:むしろね、東京はどんどん変わってるじゃないですか。だから“新・東京百景”、誰か作ってくれないかなあって。新宿の高島屋のあたりとか今行くと、ああ、いい風景だなーって僕思うんですよ。こういうのをね。浮世絵であったじゃないですか。
太田:それを宮崎さんに描いてもらえば……
田中:それこそGMの力でねえ。
太田:ザキミヤに
田中:ザキミヤとは言わないでしょ
鈴木:だから現代のそういう風景、誰か描かないかなあと思って。写真でもいいですけれど。
太田:住みたい街とかありますか。吉祥寺とか。
鈴木:ずっと恵比寿なんですよねえ。
田中:(恵比寿は)住みたい街(ランキング)の2位ですよね。
鈴木:結婚してすぐ(に恵比寿に住ん)だから……40年。
太田:えびすさまだねー。
田中:えびすさまだよねほんとに。
鈴木:そりゃ誰でもそうですが昔のほうが良かったとは思いますが、でも今でも好きですよ。だっていろんなおばちゃん、おじちゃん……知り合いがいるし。
太田:住み慣れちゃうとね。
鈴木:果物屋のおじさんなんかねえ、僕はみかんが好きなんで、僕が行くとね裏から出してくれるんですよ。
太田:……それどういうことですか(笑)
田中:いいみかんを(笑)?
太田:たいしたことじゃない(笑)
田中:じゃあ恵比寿から小金井に通ってるんですね。
太田:ラジオネーム・ロデオパンタロン

【リスナーからの質問:お】
お菓子の中で何が一番好きですか?

鈴木:(間をあけずに)これ商品名出しちゃっていいんですか?
田中:あ、どうぞ大丈夫です。
鈴木:僕はきのこの山が……。
田中:ほー。
太田:かーわいー!
田中:たけのこの里よりきのこの山
鈴木:やっぱりきのこなんですね。あれを口の中に放り込んで、チョコレートと枝の部分とを舌でポンと分けるんですよ。それでチョコレートだけ食って、あとであっちのほうを食べるの。
太田:いい歳してなんなんすか(笑)
田中:いいねー。こんな話がパッと返ってくるのがね。これだけすごい人がね。
鈴木:宣伝してるみたいだな(笑)
田中:いやすごくわかる。とんがりコーンを指にはめて食べたりしてないんですか?
鈴木:そんなことはしないです(笑)
田中:しないんすか(笑)
太田:甘いもの……お酒は……
鈴木:僕お酒だめなんですよ。まったくだめ。
太田:じゃあ我々と一緒だね。
鈴木:お二人ともそうなの?
田中:そうなんです、きのこの山のほうが全然好きなんです。
太田:田中はお菓子にはうるさいですからね。
田中:大好きなんです。
鈴木:よくその体型を保ってますねえ。
太田:保ててないじゃないですか!
田中:保ててないです!
太田:もうすぐトトロですよ。
田中:やばいですよ。
太田:次いきましょう。ラジオネーム・ゲッツ。

【リスナーからの質問:ず】
ずっと昔からファンのアイドルは誰ですか?

鈴木:えー……だってみんな年とっちゃったからわかんないよなあ。
田中:若い頃は、憧れの女優さんとかは。
鈴木:僕ね……安田道代さんが大好きだったんですねえ。
田中:ヤスダミチヨ……
鈴木:今はね、大楠道代さんっていう
田中:あー、大楠道代さんね!
鈴木:若いとき、だいっすきだった。
太田:エキゾチックというか、不思議な感じですね。
鈴木:綺麗なかたですよ……。同じ系列でいうとね、今は尾野真千子さんてかたが
田中・太田・江藤:あー。
鈴木:こないだ紹介されてね。アカデミー賞の会場で。(尾野真千子さんの?)事務所の社長が「鈴木さん」って呼んでくれて。で僕、会っていきなり、あなたの大ファンなんだ、って言って。そしたら(尾野さんも)「わたしだってファンですよ」って。
太田:えーいいじゃない!
鈴木:うん。それで社長が「ぜひ声の仕事で」って言ったらね、(尾野さんは)「わたしの声はこういう声だからダメだと思う」。そういえばドスが効いてますねって言ったら「そうなんですよ〜」って。いいですよねえ。
田中:さっぱりしてる
鈴木:僕よけい気に入っちゃった。
太田:そりゃやれますよ。
田中:やめなさいよ。
鈴木:あっはっは(笑)
太田:GMなんだから。「役やるからさー」
田中:GMなんだからじゃないよ。いやだよジブリがそんなの。
鈴木:あはは(笑)
田中:あー(笑)……。あっ、お知らせね。
江藤:鈴木敏夫さんの著書『風に吹かれて』が中央公論新社から現在発売中です。鈴木プロデューサーが『風立ちぬ』公開前にしてジブリ、そして自分自身を語り尽くした8時間のインタビューが本になったんです。鈴木敏夫さんの世界観、ジブリ映画の制作秘話など、スタジオジブリのこれからを伝える、ファン待望の1冊となっております。

風に吹かれて

風に吹かれて

太田:これは読み応えありそう。分厚いもんね。しかも聞き手、渋谷陽一ですよ。
田中:あっ、渋谷陽一さん!
鈴木:僕ねー、彼がハタチぐらいの頃から知ってるんですよ。
田中:あー……ていうか、似てますね渋谷陽一さんと。
太田:たしかに。
鈴木:がらっぱちなねえ……。なんというか、同じ世代でしょ? ……もう、この本なんか僕、ダマされたんですよ(笑)。
田中:渋谷陽一さんに(笑)?
鈴木:(本の企画打診に)念が入ってるんですよ。彼から電話がかかってきてね、「入院してた。俺もいつまで生きるかわからない。残り少ない人生だからやらなきゃいけない仕事を決めたんだ」と。「(今回のインタビュー企画は)そのうちの1つだからお前も協力しろ」と。これズルイっすよねー!
田中:まあねえ。
鈴木:でそのあと見てたら、ピンピンしてんの!
全員:(笑)
太田:相変わらずだ(笑)
田中:ああ、でも装丁もいいですね。
江藤:素敵ですね、この文字も。
鈴木:絵描いたんですよ。アフレコ中に描いたんですよねー。
田中:へえ……文字がすごくきれい。すごくいいです。
鈴木:(文字の中に)タバコが出てきたりしてね。僕の好きなスピリット。
田中:『風立ちぬ』はタバコ吸う映画で……
鈴木:それが問題になってたんだよ。
田中:ずーっと吸ってますね。
鈴木:その時代だからしょうがないんだよー。ねえ。
江藤:『風に吹かれて』中央公論新社より発売中です。そしてスタジオジブリの最新作『思い出のマーニー』、今年の夏に全国ロードショーです。原作はイギリスの作家、ジョーン・ロビンソン。海辺の村の老夫婦にあずけられた内気な少女・アンナが主人公の物語。興行収入92億5千万円の大ヒットを記録した映画『借りぐらしのアリエッティ』で監督をつとめた米林宏昌さん、2作品めの監督作品です。
田中:こちらの映画、お話できる範囲で……
鈴木:何しゃべってもいいですが……ある女の子が、自分の空想でもう1人の女の子をうみだしちゃう。で、その子といろいろ一緒に行動しているうちに、彼女がどんどん輝いてくるっていう話でね。じつは原作が僕、好きだったんですよ。すごい繊細な話でね。これを僕がやろうと思ったのは、こういう繊細な話だったら……宮崎駿が……手を出さない、口も出さない。
田中:あっはっは(笑)
鈴木:いやーどんな作品でもねー、僕がやってるとうるさいんですよあの人ー(笑)。
太田:横から入ってきちゃう(笑)
鈴木:だから彼が手を出さないためにはどういう企画がいいんだろうって
田中:そうなんですか(笑)。手を出させないために
鈴木:これじゃないとできないと思ったんですよ。それが1コと、この麻呂(=監督の米林宏昌さん)っていうのがね、ちょっとスケベなんですよねー。女の子のかわいいのを描くのが好き。で、女の子が2人も出てくるわけでしょ。これ(任せたら)喜ぶだろうと思ったら、本人も喜んだもんで。
太田:へー(笑)スケベな女の子を描きたかった
鈴木:ずーっと女の子を描いてきたみたいでねえ。どうかしてんじゃないかなと思うんだけど。で僕、(米林監督に)おまえ女の子ばっかり描いてきたんだろうって言ったらね、「宮崎さんがずっと戦闘機を描いてきたように、僕は女の子を描いてきたんです」って。まあ理屈は立ってるな、と。
田中:(笑)ね、米林宏昌さん。
鈴木:夏公開です。かなり!……かなり……アニメーションがいいんですよね……。
太田:おお、そうですか。
鈴木:そして明らかに……(小声で)『風立ちぬ』と『かぐや』を意識してる。
田中:両方を意識してる。
太田:これまた両巨頭が。
田中:ねえ!
太田:それ見てまた……
田中:またゴチャゴチャ言ってくるかもしれない(笑)
鈴木:これは……ちょっとすごいですね。とにかく、ジブリで一番うまいアニメーターなんですよ。それが充分に、やってますね。
太田:それは楽しみですねえ。それで回収してほしいですね。
全員:(笑)
鈴木:ほんとにそれを願って(笑)
田中:『借りぐらしのアリエッティ』だって92億とかいって、そんなレベルで100億だなんだって言ってても(回収できるかなんて言ってる状況)、だから。鈴木さんもGMとして、じゃあこれからますます忙しくなるかもしれないですね。ラクにならない。
鈴木:いやー、ヒマになると思ったらねえ。なんかつまんない仕事がいっぱい来るんですよねー。
田中:つまんないって言っちゃだめでしょ(笑)。今日もねー、『情熱大陸』のカメラが。
鈴木:そうなんですよね、やめてほしいんですけどねー。
太田:あれめんどくさい
田中:めんどくさいんだよ『情熱大陸』。本当にずっと1ヶ月ぐらい
江藤:つきっきりで見てますからねえ。
田中:えーということで、大変な、忙しい中、ありがとうございました。
鈴木:いえいえ……やっぱり生っていいですねえ。
田中:そうでしょ? もう言っても編集されないですからねえ。
鈴木:(笑)ありがとうございました!
田中:ジブリプロデューサー、そしてGMになられた鈴木敏夫さんでした、ありがとうございました!

*1:質問コーナーはゲストの名前のいずれかの文字から始まる質問をするのがルール

*2:この田中さんの声が大変せつなそうでした