ぎょっ

とした。今週発売号のTVブロスの表紙のぱひうむのポーズ。手がキツネ・・・!なんだあれ、ぱひうむさんにはおなじみのポーズなんだろうか。
私をよく知る人ならわかると思うが(わからないかもしれないけど)、私はたまに、会話中に手でキツネをこさえるクセがある。クセなので無意識だが、自分でもこれをわりと気に入っている。だからもし、今話題のぱひうむのおなじみポーズが手ギツネなのだとしたら、私が今後、手ギツネをこさえるたびに「え、ぱひうむ好きなの?」とか言われかねないんじゃないかと焦ったのだ。いや、ぱひうむが嫌いとかではなくて、意識にない誰かのマネをしていると思われるのがいやなだけなんだけど。高島忠雄のマネしたつもりで親指を前に突き出したのに「うわ、エド・はるみて・・・」って失笑されたら心外でしょ?
とりあえずここ数日中に手ギツネ使った限りでは誰も「それぱひうむ?」とは指摘してこないけど、しばらく封印して様子を見なくては。
ちなみに私はぱひうむを、嫌いではない。音楽は好みで、本当はアルバムを買って心ゆくまで聴きたいとすら思っている。だけど、あのビジュアルは認めていない。「あのビジュアル」というとあのお嬢さんたちの見た目がよろしくないと言ってるようにとられるかもしれないが(とられてもいいけど)、そうじゃなくて、彼女らが生身の人間として売り出していることが惜しくて仕方がない、と真剣に考えているのである。あの音楽を奏でるオンナノコたちは、その顔を見るまで、私の脳内ではあんなふうではなかった。
あれこそDK-96こと伊達杏子*1みたいなバーチャルアイドルが出すべきだった音楽じゃないのか。や、バーチャルアイドルじゃなかったとしても、サイボーグみたいに隙なくキレイで意志のなさそうな子を使って、テレビに出ない謎のアイドルって感じで売っていればもっと価値が上がったと思うんだが。なんというか、あの音楽に似合う、ベタな近未来感がほしかった。
「そうはいっても、歌ってる本人がカノジョらなんだからしょうがない」ってハナシだけど、歌ってる人と顔出す人が別だっていいじゃないか。テレビ出なきゃバレないよ。なんでテレビ出ちゃったかなー。なんでトークしてるかなー。ほんとにもったいない。なんでも親近感出せばいいってもんじゃない。
さいきん"ちょっと天然と方言が入ってる、隙のありそな、どこにでもいそうなオンナノコ"なアイドルが多すぎて、傍から見ていて食傷気味ってのもあるんだろう。でもとにかく、あの、夢を見ているみたいな音楽には、夢を見ているみたいに現実感のないオンナノコじゃなきゃ納得いかないんだ、私は。
そのあたりがひっかかって、本当はハマりたいのに「ぱひうむいいねー」と言えないでいる。そして今は聴かない。5年後ぐらいに誰もぱひゅぱひゅ言わなくなったら、こっそりツタヤで借りるかブッコフで買うかしようと思っている。
※好きな方は気分悪くされてたらごめんなさい。これについては特にこれ以上考えはないので、異論は受け付けませーん。

参考

伊達さんについては→http://www.cyzo.com/2008/07/post_679.html

*1:セカンドライフに出てくるあいつじゃなくて、元祖のほうのイメージ