さくらももこ公式サイト

http://www.sakuraproduction.jp/index.html
先日放送されたドラマ版『ちびまる子ちゃん*1を見て以来、どうにも自分の中の奥にしまっていた箱の鍵が開けられたような気分になって、なにかと気になる。
自分が小学生の頃から大学生になるまで絶えず彼女の作品を愛でていたのに、好きすぎたのか、一時期の、泣き笑っているようなバブルな活動が寂しくて受け入れられず、こんなにつらくなるなら見ないほうがいいと思って、それまでの気持ちもぜんぶ箱に詰め込んで鍵をかけてしまっていた。
そんなふうにして5,6年ほど目をそむけていたのだけれども、このあいだのドラマを見ていて「ああ、私の、親に対する考え方は、彼女の作品で培われたものだったなぁ」などと思っていたら急激にさくらももこを摂取したくなった。 私は慌てて“ちびまる子ちゃん”イメージCD『ごきげん〜まる子の音日記』*2をオークションで買い戻したり、ある時期より前のエッセイを読み返したりした。
そして先ほどのロッテのキャンペーンの件の勢いで、ふと、「さくらももこ」と検索してみた。あったんだ、公式。
思えば、インターネットに触れてから、「さくらももこ」で検索したのは初めてかもしれない。


ブラウザで読む、さくらももこのコラム。不思議な感覚だ。でも、面白いし、このくだらなさと庶民的な感覚が好きだった。子どもの頃に彼女のエッセイを読んでいた限りでは、出てくる物の名前や人物名のいくつかが「?」だった。でも今の彼女の言葉の中には、私がテレビでよく見る芸能人の名前が出てくる。同じ時の流れにいることを実感できて、妙に新鮮だ。

*1:私信、ありがとうございました!

*2:アニメや映画のサントラではなく、漫画をイメージして作られたアルバム。矢野顕子小林武史が参加している