「きみを思い出すから」

子どもの頃に読んだ『星の王子さま (岩波少年文庫 (001))』の中に、こんなくだりが入っていた気がする。
キツネが、王子さまと別れるときに言った言葉。「麦はきみの髪の色に似ているね。ぼくは麦を食べないけれど、麦を見るたびに大好きなきみを思い出すから、ぼくは麦を好きになるだろう」 正確には忘れたけど、たしかこういう意味のことを言ってたと思う。
↓のエントリでsahyaさんから「ほぼ私信」とレイ・ハラカミの情報についてトラックバックをいただいたのだけど、今までもたくさんのおともだちがトラックバックやコメントで私の好きなものの情報を教えてくださって、はてなをやってて良かったなぁと思います。
それとは逆に、私も、どこかで何かを見たり聞いたりするたびに「ああ、これは○○さんが好きだと言ってた画家だ」「○○さんが好きな歌手が雑誌に載ってた」「○○さんが好きな作家が・・・」と、自分の趣味以外のものにも立ち止まるようになりました。そして私もそれに少しずつ興味が増していく。
そのときいつも、キツネの言葉が浮かびます。