甥のポケモン

今日、家の用事で長姉に会ってきたのだが、連れられた5歳になる甥がゲームボーイアドバンスを手に持っていた。
「買ったの?」と訊くと「もらったの、近所の年上のお友だちに。あんまりゲームは覚えさせたくないんだけどねー」と姉。甥は黙々とゲームを続ける。どうやらルールやストーリーはわかってないらしく、単に“己のボタン押下によって絵が動く”のが面白いだけらしい。5歳なんてそんなもんだろう。
ソフトはポケモンだった。画面を覗くと

アイウエは かみついた!

アイウエは しびれてうごけない

名前は元の持ち主がつけたんだそうな。アイウエ。なんて愛情のない。
それで甥は姉から「もうゲーム終わりなさい」と言われ、渋々とプレイ画面のままスイッチを切った。セーブするという方法や概念がまだわからないらしい。どうせ絵が動くのが面白いだけだからそれでいいんだろう。