ラヴ・レターズ

近藤さんが必死に宣伝活動してましたが、なんだかんだでうしろの方まで席が埋まっていました。あと、本当に大人計画の人たちが勢ぞろいでいらっしゃいました。私が見かけただけでも宮藤官九郎さん、池津祥子さん、猫背椿さん、三宅弘城さん、荒川良々さん、村杉蝉之介さんなど。そしてたまひよCMで近藤さんと共演している新谷真弓さんも。もっとほかにもいたのかも。 とにかく、席が埋まっていたことに妙に安心。関係者でもないのに。
内容はアンディ&メリッサの少年少女時代から大人になり老いていくまでの往復書簡。 少年少女の頃のアンディとメリッサは、近藤さんと前田愛ちゃんの初々しさがそのまま合っていたので、この10代のままで話が終わると思っていたのですが、2幕からは大人になり落ち着いていく手紙の文体の一方で、やはり演技のうえでの成長や老いがあっても声の若さが・・・と感じられた部分も。それでも近藤さんは演技にメリハリがあったのですが、前田愛ちゃん演ずるメリッサは10代の頃からおませで大人ぶった話し方だったし、気が強いという設定だったのであまり老いを感じなかったのが残念。翻訳モノだから、特に日本人の女性の年の重ね方と比べてしまって違和感があったのかも。外国作品は難しい。 また、2幕の後半、アンディとメリッサの2人が50歳を過ぎた頃にやっと互いに素直に相手への好意を伝えられるようになったというくだりで、前田愛ちゃんはメリッサに感情移入しすぎたのかカミカミでかわいそうでした。しかも愛ちゃん、自分のセリフがないところでは眉をふくらませてつらそうな顔をしていたので、「愛ちゃん、役に入り込んでいるだけだよね?体調が悪いわけじゃないよね?」となぜか前田愛ちゃんの調子を心配しまくっていて近藤さん演ずるアンディのセリフがあまり頭に入ってこず・・・。 最後、愛ちゃんは鼻をすすって涙を手でぬぐっていたようなので、あれは熱演がゆえ、と自分に言い聞かせてみたりして。
でもたしか前田愛ちゃんって私と同い年で、歴史あるラヴ・レターズの話が来たときは重かっただろうなぁ・・・などいらぬ同情。