はだし教育

 午前中は布団の中で録画消化。
 『ボクらの時代』妻夫木聡×窪田正孝×平野啓一郎妻夫木聡と平野氏が同じ福岡出身として、小学生の頃は校内も校庭も裸足で出る”はだし教育”で育ったと話していた。その後、妻夫木聡は小2で横浜に転校して”はだし教育”がないカルチャーギャップを味わったと笑っていたけど、靴を履かない暮らしから履く暮らしに切り替わるって、ちょっとすごい。子どもだから受け入れられた(受け入れるしかなかった)のかもしれないけれど、大人だったら体調やアイデンティティまでもが崩れそうな体験だ。

 『スイッチインタビュー』松下洸平×ジャルジャル前後編(10/24・10/31放送)。ジャルジャルがこの番組に出るとは……と感慨深いながらも、もうジャルジャルと聞いても色めき立たない自分もいて、だけどまだジャルジャルを追う気持ちが残っている頃に買って設定したハードディスクレコーダーのおまかせ録画機能が律儀に録画してくれていた。
 松下洸平YouTubeをきっかけにジャルジャルのファンになったのだそう。わたしと入れ替わりだ。YouTubeの1日1ネタで一気にファンを増やし活躍の場を広げ深めていっているジャルジャルだが、わたしは彼らのYouTubeでのネタのタイトリング(ネタバレしているタイトル。YouTubeではそれが効果的らしい)がどうにもだめで、理由はそれだけではないが、なんだかついていけなくなってしまった。今もテレビのネタ番組で彼らのコントを見ると、すごく面白いなあと興奮するし感心するので、とにかく自分はYouTubeでの彼らに抵抗があるようだ。それに今はこんなに人気があるんだから、もうわたしが必死に追っては周りに喧伝する必要もないなという何様な安心もある。
 好きだったなあ、という寂しい気持ちで見ていたが、松下洸平の話をひたむきに聞いているジャルジャルの2人の表情がとても良く(特に、すこし首をかしげて横目で控えめにうかがうように松下洸平をじっと見ている福徳さんが、とても福徳さんで)、ジャルジャルにしかできないピュアでストイックでクレイジーなやり方で道をひらいたことはやはりすごく、この人たちのことは今も好きだなあと思えた。