ゲームホニャララ

ゲームホニャララ

ゲームホニャララ

読み終わったー。『ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ (自腹文庫)』然り、ゲームをやらない私でも読めるゲームコラム。特に"ゲームをやらない人に教わる、ゲームをやる人が持ち得ない視点"を重視している旨が何度か書かれていて、まるで「あなたに読まれるのを待っていた」と口説かれているような気持ちで誇らしく読めた。
ゲームソフトの作品そのものだけでなく、ゲームとの付き合い方やゲームをとりまく人たち(作る人、売る人、遊ぶ人、それを見ているだけの人)への思いが細かく描かれていて「ああ、長嶋有だ・・・」ときゅうんとなる。また、彼の文章ではおなじみの、カッコ文や傍点、太字、注釈を多用した"けじめのないネット上の文章っぽさ"が、この本はいっそう強い。なんか、ブルボン小林と一緒に徹夜で部屋飲みしているような気持ちになってドキドキする。ちょっと鬱陶しくなってきたなと思える午前3時感も含めて(笑)。
そうだ、部屋飲みだ。集まってゲームを楽しむ面白さ。複数人でのプレイやネットを通じて参戦という意味でなく、部屋飲み的に"誰かのプレイをみんなで見守り、周りが口を挿んだりそれぞれに思いを抱いたりするのが面白い"ということが随所に書かれていて、これが長嶋小説の面白さに通じるのかもなあと。『ねたあとに』はまさにそうですよね。
あとフジモトマサルさんのイラストが素朴でカワイイ!ので、本文が偏った内容になっててもしんどくならないです。こういうニュートラルな人も飲み会にいてくれなくては(笑)。

ピクトイメージDS』はやってみたいなあ。本にあったとおり、シングルモードをみんなでワイワイと覗きこみたい。このゲームの注釈で、カラスヤサトシと終電逃すまで一緒に遊んでたことがさらりと書かれていて興奮しました。

ピクトイメージDS

ピクトイメージDS