ユニバーサルシティ

友人が昨日まで大阪に行ってたとかで右上の写真を送ってくれたのだけれども、私はこの縦表記のうさん臭さに、てっきりどこかの店の看板だと勘違いして「さすが大阪!便乗の街だね〜」と思った次第(褒めたつもりで)。
しかし話を聞いてみるとこれは切符の接写で、ユニバーサルシティというのは実際、USJ最寄りの駅およびそれらを取り巻く街の名称なんだそうですね。すみません大阪。
でもUSJができたからって駅名までカタカナ表記にするのはちょっと浮かれ過ぎてるんじゃないかと思った。だって舞浜駅は別にディズニーステーションとかミッキーシティとかドリームアイランドとか言わないじゃない。まぁ字はちょっと素敵っぽいけどさ。夢の国の住人たちが舞う浜って感じで。
あと私の中の「大阪=便乗商売」という図式は別に反西感情があるわけではなくて、単純にこのあいだ読んだ『下妻物語』からの影響。尼崎に住んでいた主人公・桃子の父親は自主的にベルサーチグッズ(無許可)の製造、販売をしていて、ちょうどその時期の大阪がUSJで盛り上がっていたために彼はなんとベルサーチとUSJのダブルネーム(!)Tシャツを発案し販売したところバカ売れした、というくだりがあるのです。私はこの本を読んで、関西の人々の寛容さに胸を打たれました。また、この素敵な父親を、映画では宮迫博之さんが演じています。楽しみ。
それから当然ですが『下妻物語』はれっきとした小説なので、大阪近辺の方々が便乗商売上手という情報はコレ、まったくのフィクションに決まっています。でもまったく無関係な団子屋とかでユニバーサルスタジオまんじゅうとか売ってそう本当に。
いつか大阪に行ってみたいです。