ことしみたもの

*公演名はおおむねチケット表記に合わせました。

行った3つのライブが3つともバッファロー吾郎Aさんが主体でA率100%でした。

この4月の『ジャル!シティ!』をきっかけに今年のわたしのジャルジャル狂想曲が始まったわけですね。
05月

おそらく神保町に降り立つのが人生ほぼ初めてで、それなのに一ヶ月で3回も行くことに。しかも3回とも同じ建物という。神保町花月神保町シアターが同じ建物とは知らず、ジャルジャルトークライブの翌日に映画を観に地図をたどり人に道を訊きつつ行ったら同じところで腰を抜かしました。己の方向音痴にさらに自信が。

月に5ジャル。おそらくこの月、都内のジャルジャル出演ライブすべてに行ったのでは。そのどれもが趣旨の違うライブで、彼らにいろんなところへ連れていってもらった気分です。夏期休暇はとれなかったけど、32年間生きてきた中でもっとも夏休みらしい遊びっぷりだったなと満足しています。各賞レースの予選会を観たのもこれが初めて。応援する芸人さんがいると夏が楽しいですね。

津村記久子さん、藤井隆さん、ジャルジャルウッチャン西加奈子さん、川島明さん……と、いまの自分にとっての神様に一気に会えた月でした。あれっ、神在月って今月でしたっけ?ここって出雲でしたっけ?みたいな。

芸人さん目当てで学園祭に行ったのも初めてだ。

あら、4月にハマって以来初のノージャルジャル。おとなしいですね(知るか)。『じゃじゃ馬ならし』はシェイクスピアのアレを鳥居みゆきさん主演でやってました。鳥居みゆきさんをキャストしたことで"じゃじゃ馬"のじゃじゃ馬ぶりをだいぶ省略していたように思えましたが(彼女の芸風大前提で「ご存じのとおり手に追えない娘ですが、そんな娘を」と途中から始まる感じ)、その鳥居みゆきさんの馴らされていく様子や最後に見せた爆発的な従順さは見ごたえがありました。

よりによって師走に、同じタイトルのライブに2回ずつ行ってる(ジャルジャル星野源)。しかも大阪と新横浜。でもどちらも2公演がまったく違う、最高のライブでした。ジャルジャルのあっぷくライブは毎度伝説的なのでレポ書きたいなーとぼやきつつ日々の楽しさに追われてまだ手つかず。いや、でも、おばちゃんなんとか書くよ、2014年はジャルジャルに本当にヤキモキ&ウキウキさせてもらったし、2015年もいっそうウキウキ&ワクワクさせてもらいたいから(ヤキモキは正直もうカンベン)、そこにつながるよう祈りながら書くことにするよ。/犬の心とラブレターズ、それぞれの単独たのしかったです。ラブレの溜口さんはなんというか、阿部サダヲさん、森三中の黒沢さん、劇団ひとりさんを思わせる強さがありますね。その3人は似てないのにその3人が常に見え隠れしていて、なおかつ溜口オリジナルがあるという。塚本さんの藤子不二雄A画な感じも良かった。/映画『6才のボクが、大人になるまで』。師走の慌ただしさを止めてくれるような丁寧な手つきで(なにしろ12年かけて同じキャストで撮ったそうな)、演出だけでなく物理的に時間の流れを見せられて、静かに打ちのめされました。子どもたちの日々にさまざまな危険フラグが立ちながら、そのどれもが特にどうともならず、つつがなく低空飛行な少年期が流れていくのが良かったです。つつがない12年間を描いた3時間があっという間に感じられて、撮影方法のすごさだけでなく、映画としてちゃんと面白かったんだなと思いました。