エリンギ

連休最終日。やろうと思ってたことなんも成し遂げてない!ゥワーッ!もう「ゥワーッ!」しか言えねえ!
31年生きても夏休みってこうなんだな。でも休み前のモヤモヤが1つ解消されたし楽しいこともあったから休みの甲斐はあった。と思おう。
夜はまた実家でごはんをつくって食べる。ズッキーニやらパプリカやらベーコンやらエリンギやらを使って、ニンニクと酢で夏らしく。母が扱わない具材ばかりだから珍しいのか、両親ともよく食べてくれていた。母がエリンギの歯ごたえに感心していて、そういえばエリンギって子供の頃に食べた記憶ないがここ最近の食材なのだろうか、と思う。帰って調べたらたしかに、日本では1990年代に人工栽培が始まったキノコらしい。
連日数時間ずつでも顔を合わせているし、連休のはじめに親のありがたさのピークが来ていたので(ひどい)、4日めにもなると親子の食卓は淡々としたものである。父も母も趣味に熱心な人だから早く娘に解放されて自分の時間に戻りたいだろうと娘なりに慮り、デザートのブドウ(デラウェア)を食べずにさっさと皿を洗ってその勢いで玄関に移動した。そしたら、母が「帰るの。持ってきな」と両手にじかにブドウをのせて玄関まで来たのだ。のけぞった。親はいつまでも想像を超えてくる。「うん、もらうもらう」と母の背を押しながら台所に引き返し、ブドウを包んで、もらって帰ってきた。
* * *
そそくさと帰ってきたのは夜にテレビとラジオが立て込んでたからというのもあり。『アメトーーク』は「即興コントすぐやる芸人」、『ナインティナインのオールナイトニッポン』には松村邦洋さんがゲスト、そして月イチレギュラーの『ブルボン小林のコミック末端通信』には渋谷直角さんがゲスト。濃い夜にひとり戦慄していたのだが、Twitterを覗いても、私以外に怯える人は特にいないようだった(まあ『コミック末端通信』はテレビラジオっ子TLの中でも私しか聴いていないだろうが)。
特に『アメトーーク』放送中のTLの静けさっぷりには世界の終わりを思った。私だけ何も知らずにテレビを見て笑っているんじゃないかとか。たしかに実況するのが難しい、見入る放送ではあったが、あれはなんだったのだろう。

買った本

「買おうかなー、でも未読の本がたくさんあるしなー」と思いながら平積みの1冊を手に取りパッと開いたら、ちょうど「阿佐ヶ谷の夜」という章のページだった。縁を感じて。
ごはんぐるり

ごはんぐるり

読まねばと思いつつ、上記同様に「でも未読の本がなー」と迷ってなんども本棚に戻した本。『東京百景』の出版記念イベントのレポート( http://natalie.mu/owarai/news/98099 )で見た西さんの言葉がすごく素敵で、なんとなく、又吉さんの本の縁に乗じて。