東京マッハvol.4「帰したくなくて夜店の燃えさうな」

選句用紙を書き起こし。作者のわからない30句。実際は縦書き・均等割付。

  1. 梅雨寒や鼠の寝息きこえる気
  2. 襟あしを掠める源氏螢かな
  3. と、たん!とべとぶとびばこの舌動く
  4. 亀飼つて十七年や入梅
  5. 溶け残るざらめは舌の下夕立
  6. お堀にアヤメ人に本来勇気あり
  7. 指鉄砲撃って先輩あとずさる
  8. 炎昼にファンファーレぽい何か聞く
  9. サイダーや雨やむまへの鳥のこゑ
  10. 微炭酸?俺が?初めて言われたよ…
  11. 蜘蛛というより蜘蛛の都合をみておりぬ
  12. *1ヨロヅヒキウケ灯りをる
  13. 長生きの島に悲話有り海紅豆
  14. 舌の根の干る間を青葉湧きやまず
  15. 短夜や六人ゐる!と驚ける
  16. 米炊けて光りぬ浅蜊舌出しぬ
  17. 未使用のストロー軽し夏の暮
  18. 見てをりぬ夏氷すきとほりゆくを
  19. 架空のブランドねまちゅかねまちゅか
  20. 千思万考ついに野を飛ぶ夏帽子
  21. ぬばたまの闇ほころびて河鹿笛
  22. 金魚屋のメモに★形・波・十字
  23. 半夏生ポケットにある腕時計
  24. 向日葵の中に仏が多すぎる
  25. 敦忌や舌戦もせず職を辞す
  26. 螢うきうき川上のひろき闇
  27. はつ夏の汚れた土に汚れつつ
  28. 炎昼の舌太く怒れる男
  29. 桑の実を転校生に採つてあげる
  30. 肝油ドロツプの罐にはじまる夏の川

来場客は開演前に、この中から「特選(ベスト1)」1句に☆、「並選(好きな句)」6句へ○、「逆選(文句つけてやりたい句)」1句に×をつけ、スタッフに提出。

ひろこ選

私の選句と評は以下のとおり。

  • ☆千思万考ついに野を飛ぶ夏帽子
    • 評:千野帽子さんへの挨拶句と気づく。挨拶句であることを差し引いても素敵。あれこれ思いめぐらし、わかったー!と答えにたどり着く様子を、ポーンと飛んで行く夏帽子に。漫画みたいで可愛いし、「野を飛ぶ夏帽子」に南風を感じる。
  • ○溶け残るざらめは舌の下夕立
    • 評:「舌の下」と繰り返す音が面白い。舌下に残るざらめの違和感と苦みのある甘さ、夕立のときの窒息しそうな濃い湿気が似合う。
  • ○長生きの島に悲話有り海紅豆
    • 評:長嶋有さんへの挨拶句と気づく。《千思万考ついに野を飛ぶ夏帽子》を特選にしていることから、挨拶句を2つも選ぶのはアレだなと思い一度は選から外したのだが、挨拶句であることを引いたときにハッとしたので選んだ。「海紅豆」が何かわからなかったが、「長生きの島」というめでたそうさの後に「悲話有り」の高低差が胸にずしっとくる。
  • ○未使用のストロー軽し夏の暮
    • 評:何も言ってない!超クール。自分が俳句を作ってみてから生まれた価値観だが、特にメッセージのなさそうな事実の描写を見ると、宇宙の広さを感じてときめくようになった。確かに「未使用のストロー」は使用後より(水がついてないぶん)軽い。夕暮れにストローの軽さを思っているのも、ちょっと駄目な感じがして良い。
  • ○見てをりぬ夏氷すきとほりゆくを
    • 評:美しくて涼やか。氷は冷凍庫から出したてのときは表面がザラザラと白いのだけど、しばらく外に出しておくと溶けて表面がなめらかになり、氷が透きとおっていく。
  • 半夏生ポケットにある腕時計
    • 私もそうする。夏は腕時計のベルト部分が蒸れるからつい外してしまい、(私はポケットのある服はあまり着ないので)バッグに入れたりテーブルに出したり、する。
  • ○桑の実を転校生に採つてあげる
    • 評:田舎の小学校に転校してきたのかな。夏の山の、濃い緑の匂いと空の高さを想像する。「採つてあげる」と字余りしてまで「あげる」を使ったところに、子どもなりの恩着せと恋心が感じられて可愛らしい。
  • ×微炭酸?俺が?初めて言われたよ…
    • 評:ちょっと何言っているのかわからない。この男と会話していたくない。今の自分の価値観では、句の中に記号が使われているとそれだけで評価を下げてしまうのだが、それに加えて三点リーダが鼻についた。
  • 予選(選ぶか迷って外した句):お堀にアヤメ人に本来勇気あり
    • 評:堀本裕樹さんへの挨拶句と気づく。《長生きの島に悲話有り海紅豆》を外しかけたのと同じ理由で選べなかったが、それでも「人に本来勇気あり」はすごく、いい。

ところで選句中、出演者の名前を入れた句が全部で5句あることに気づく。出演者が6人なので、同じ作者が他の5人にあてたのではないかと思う。

  • お堀にアヤメ人に本来勇気あり →堀本裕樹さん
  • 長生きの島に悲話有り海紅豆  →長嶋有さん
  • 米炊けて光りぬ浅蜊舌出しぬ  →米光一成さん
  • 千思万考ついに野を飛ぶ夏帽子 →千野帽子さん
  • 螢うきうき川上のひろき闇   →川上弘美さん

ここからこの5句が池田澄子さんだろうと考える。しかし果たして6人で30句=1人5句なのに持ち弾をすべて挨拶句に使うだろうか、でもこの5句の傾向は似てるよね、などと同行のツルキさんと話す。話し終えたあとも、東京マッハズ4人(千野・堀本・長嶋・米光)が今さら他の3人にあてた句を作りそうにないし、川上さんは前回の出演時にマッハズ4人それぞれに挨拶句を作ってて、そのときの句と傾向が違う……池田さんは前々回の出演時に挨拶句は出してないはずだからやはり(別に“挨拶句は2度作らない”ということはないだろうが)……など、東京マッハ全公演参加の私はぐるぐると推理を続けた。

出演者選

開演。出演者陣の選句を発表。

  • 襟あしを掠める源氏螢かな :池田×、長嶋×
  • と、たん!とべとぶとびばこの舌動く :千野×、池田○、長嶋○
  • 亀飼つて十七年や入梅す :米光
  • 溶け残るざらめは舌の下夕立 :千野○、米光○、川上○、堀本○
  • お堀にアヤメ人に本来勇気あり :千野○、川上○
  • 指鉄砲撃って先輩あとずさる :米光○、川上○、長嶋○
  • 炎昼にファンファーレぽい何か聞く :長嶋○、堀本○
  • サイダーや雨やむまへの鳥のこゑ :千野○、長嶋○
  • 微炭酸?俺が?初めて言われたよ… :米光×
  • 蜘蛛というより蜘蛛の都合をみておりぬ :千野☆、池田○、川上○、堀本☆
  • 蟇ヨロヅヒキウケ灯りをる :堀本○
  • 長生きの島に悲話有り海紅豆 :川上×
  • 舌の根の干る間を青葉湧きやまず :米光☆
  • 短夜や六人ゐる!と驚ける :千野○、池田○、長嶋○
  • 未使用のストロー軽し夏の暮 :池田○
  • 架空のブランドねまちゅかねまちゅか :堀本×
  • 千思万考ついに野を飛ぶ夏帽子 :千野○、米光○、川上○
  • 金魚屋のメモに★形・波・十字 :長嶋☆
  • 半夏生ポケットにある腕時計 :米光○、川上○、堀本○
  • 向日葵の中に仏が多すぎる :千野○、池田○、堀本○
  • 敦忌や舌戦もせず職を辞す :米光○
  • 螢うきうき川上のひろき闇 :長嶋○、堀本○
  • はつ夏の汚れた土に汚れつつ :川上☆
  • 炎昼の舌太く怒れる男 :池田○
  • 桑の実を転校生に採つてあげる :池田☆

回を増すごとに熱くなる東京マッハ。チケットも発売日に完売になったそうな。そりゃそうだよ、こんなに面白いイベント、1度行ったら次もまた行きたいし、行った人がみんな面白かった面白かったと言っているの見たら行きたくなるに決まってるもん。私は4公演とも参加していることを誇るぜ。
* * *
ゲスト2人という豪華さもあり、長嶋さんの「句会を開いたら、必ず全員で写真撮影したほうがいい。出席者の誰かがのちに句集を出したとき、参加した句会の写真が載るから」という句会アドバイスから始まった東京マッハvol.4。の、ハイライトを。

蜘蛛というより蜘蛛の都合をみておりぬ
4人が入れ、そのうち2人が特選というダントツ人気句。池田さんが評を、句を音読したあとに「そうなのよ」という相槌から言い始めていたのが印象的。千野さん解釈「人は、蜘蛛という虫を学術的に興味を持って見るのではなく、むやみに殺すのはよくないらしい蜘蛛(朝の蜘蛛は殺すな、夜の蜘蛛は殺して良いと聞くし)が、自分からいなくなってくれないかなと“蜘蛛の都合”をうかがっている」でなるほどと思う。堀本さんは「蜘蛛の巣の様子まで見えた」。
溶け残るざらめは舌の下夕立
こちらも出演者4人が選、観客選でも2位の人気句。川上さん「舌の下にざらめを感じる気持ち悪さ、シタのシタという繰り返しの気持ち悪さ、情報量の多さの気持ち悪さ、などいくつもの気持ち悪さが面白い」。ざらめが舌下に残る食べ物って何だろう、どう食べたんだろうという話題に長嶋さん「カステラを噛まずに飲んだんじゃない?」。
千思万考ついに野を飛ぶ夏帽子
自分あての挨拶句でもあるが、大げさな感じが面白くて選んだと千野さん。“帽子”はもともと千野さんが俳号として使っていたそうで、ご本人いわく「挨拶句に使われやすい」。どうして帽子にしたのと問われ千野さん「虚子・秋桜子・帽子と“三子”に並びたかったから」。 また、帽子という字面から女性に間違われることも多いという話題から川上さんが「長嶋くんが文学賞とったときも、名前と作風からかわいい女性だと思われて編集者たちが担当を奪い合った」というエピソードを。長嶋さんも「受賞の知らせが携帯電話にかかってきたんだけど、ハイと出たら相手が一瞬黙ったのち『長嶋有さんですよね……?』と、携帯電話だから本人が出るだろうに確認してきた」「男とわかっても賞が取り下げられなくて良かった」と。
指鉄砲撃って先輩あとずさる
指鉄砲で撃ったらウッとあとずさってくれるようなノリのいい先輩なのか、指鉄砲してくるうえに撃ったときの反動で撃ち手があとずさるところまで表現するようなアレな先輩なのか、と解釈が分裂。川上さんは、先輩が撃ってあとずさる説に対し「句は好きだけど、その先輩には恋しない」とバッサリ。でもそのあと千野さんたちが「いい奴そう、オタクって言うほどオタクではないけど、そこをこだわるところが」と先輩像を詰めるうちに川上さん「ごめん、やっぱり恋するかも」と撤回! 長嶋さん評「季語がないのが気にならない良い句。指鉄砲が、遊びの多い夏を感じさせる。 指鉄砲を撃ってみようと思ったとき、実際に撃つよりも俳句にするほうが撃ちたい気持ちを満足させるんじゃないか。俳句が役に立っている」。
短夜や六人ゐる!と驚ける
選んだ千野さんいわく「まさにそうなんです、4人から始めた東京マッハを、本日こうして6人で開催できていることに僕も『6人いる!』と驚いているし、嬉しい」。作者は堀本さんで、最近『11人いる!』を読んで面白かったので使ったのと、千野さんと同じく6人の感動を挨拶句にした、と。 池田さんは「この座を離れても句として面白い。たとえば主婦が、きょうのお客さまは5人と聞いて5人ぶんのお菓子を用意していたのに、いざ来てみたら『6人いる!』とか」。そこに千野さんが「いまのSMAPしか知らない人が、何かの拍子に家庭用ビデオで森くんのいる映像を見た、とかね」と言い足して会場爆笑。
米炊けて光りぬ浅蜊舌出しぬ
観客からの質問「米光さんへの挨拶句だと思うが、他の名入り挨拶句はフルネームが入っているのに、これだけ“一成”に当たる文字がないのはなぜか」。作者の池田さんは「5句作ると聞いて、じゃあ自分以外の5人へそれぞれ挨拶句にしようとは決めていた。でも全員フルネームを句に織り込もうとすると、お題の『舌』がどこにも使えないから、お題を出した米光さん宛の句に名前の代わりに“舌”を使った*2」と解説し会場もナルホドーと。そこへVIP席の佐藤文香さんが「米光さんの俳号、“浅蜊”にしちゃえばいい」と提案。米光浅蜊、イイ!カワイイ!と盛り上がった。
架空のブランドねまちゅかねまちゅか
逆選につけた堀本さん、読み上げるのも恥ずかしそうで、しかも「架空のブランドね……?まちゅか、ねま、ちゅか?」と読み方もわからない。会場じゅうがナンデスカコレハの空気の中、米光さんが自分が作者であると名乗り出て「架空のブランド(マジョリカマジョルカの言い方で)ねまちゅかねまちゅか!」と読み方を指導。「“ねまちゅかねまちゅか”が架空のブランドであるってことじゃなくて、この《架空のブランドねまちゅかねまちゅか》でひとつのブランド名なの」そのまま寝てもいいような着心地のいい服のブランドで、来年あたり立ち上げる予定、ミナペルホネンを意識してる、などとブランド構想を披露。「じゃあそれ、通販生活で売るといい」と千野さんが提案すると川上さんも「わたし、その通販生活に小説書くわ」、長嶋さんは「じゃあ僕と堀本さんでモデルやる」と、架空のブランドねまちゅかねまちゅか立ち上げに向け次々と協力が。米光さんがんばって!(これが俳句としてどうかという話題は一切出なかった)
襟あしを掠める源氏螢かな
2人に逆選されているこの句。「使われてる言葉も表す様子も“俳句っぽい”」と言ったのは長嶋さんだったかな? 作者の堀本さんが「この句は長嶋さんに逆選されるように作った。あと千野さんにも怒られるんじゃないかと思ってたんだけど」とまさかの逆選狙い句。なにそのネクストステージな楽しみかた! 堀本さん「長嶋さんにはリア充句として嫌われ、千野さんには“掠める”がポエム動詞だと言われるのではと思ってた」。そこから千野さんが近ごろよく言っているポエム動詞(詩的表現で使い古された動詞にうんざり)の話題に。すると川上さんが「批判してしまうとその言葉が使いづらくなるし、使い古された言葉だって、使っていかなきゃ次の世代に続いていかない」と反論。千野さん「僕らの世代が少し待てばまた言葉が生き返ると思う。でも今は土が痩せている状態」、池田さん「その言葉が良くないのではなく、使いよう」、長嶋さん「千野さんは自分の連載への投稿で、安易な言葉選びをした句を見てきているから注意を促しているのでは」、川上さん「わかった。わたし、あまのじゃくだから、使わないほうがいいって言われた言葉を使って、いい句作ってやりたい」、千野さん「それだ!誰かに批判されたぐらいで使うのやめちゃうような言葉なら使うなってことですよ!」。
螢うきうき川上のひろき闇
まず川上さんへの挨拶句として「うきうきしている螢はわたし」*3と池田さん(可愛い!)。 「でもこれ、“川上”という苗字をそのまま使っているようで実はすごいんだよ」と切り出した長嶋さん解釈が見事。「川下のほうは水のしぶきで白く光っている、だから闇が広いのは川上。そして蛍は闇を好むから」。川上の闇が広いと言える理由、闇が好意的な表現であることを解いて、これには会場もオオオーッと揺れる。やばい。かっこいい。ヒトを惚れさせるのもいい加減にしろ!
炎昼の舌太く怒れる男
「舌を太いと言うのが良い。舌の太さなんて口の中が見えるだけじゃわからないのに、舌を太いと言うことで体格の大きさがよくわかる」と池田さん。怒っている人の舌を「太いなー」と思いながら怒られている人、というのも想像できて良いと長嶋さん。


だめだ。3時間、ハイライトしかなかった。書ききれない。
ほか、恒例の佐藤文香VS長嶋有*4豊崎由美さんの「ぶりっ子だと思いながらも米光さんの句を選んじゃう」*5、などなど、まー、今回も盛りだくさんでした。

作者

  1. 梅雨寒や鼠の寝息きこえる気  長嶋有
  2. 襟あしを掠める源氏螢かな  堀本裕樹
  3. と、たん!とべとぶとびばこの舌動く  米光一成
  4. 亀飼つて十七年や入梅す  川上弘美
  5. 溶け残るざらめは舌の下夕立  長嶋有
  6. お堀にアヤメ人に本来勇気あり  池田澄子
  7. 指鉄砲撃って先輩あとずさる  千野帽子
  8. 炎昼にファンファーレぽい何か聞く  米光一成
  9. サイダーや雨やむまへの鳥のこゑ  川上弘美
  10. 微炭酸?俺が?初めて言われたよ…  千野帽子
  11. 蜘蛛というより蜘蛛の都合をみておりぬ  長嶋有
  12. 蟇ヨロヅヒキウケ灯りをる  川上弘美
  13. 長生きの島に悲話有り海紅豆  池田澄子
  14. 舌の根の干る間を青葉湧きやまず  千野帽子
  15. 短夜や六人ゐる!と驚ける  堀本裕樹
  16. 米炊けて光りぬ浅蜊舌出しぬ  池田澄子
  17. 未使用のストロー軽し夏の暮  長嶋有
  18. 見てをりぬ夏氷すきとほりゆくを  川上弘美
  19. 架空のブランドねまちゅかねまちゅか  米光一成
  20. 千思万考ついに野を飛ぶ夏帽子  池田澄子
  21. ぬばたまの闇ほころびて河鹿笛  堀本裕樹
  22. 金魚屋のメモに★形・波・十字  千野帽子
  23. 半夏生ポケットにある腕時計  長嶋有
  24. 向日葵の中に仏が多すぎる  米光一成
  25. 敦忌や舌戦もせず職を辞す  堀本裕樹
  26. 螢うきうき川上のひろき闇  池田澄子
  27. はつ夏の汚れた土に汚れつつ  米光一成
  28. 炎昼の舌太く怒れる男  川上弘美
  29. 桑の実を転校生に採つてあげる  堀本裕樹
  30. 肝油ドロツプの罐にはじまる夏の川  千野帽子

出演者選の1位《蜘蛛というより蜘蛛の都合をみておりぬ》、2位《溶け残るざらめは舌の下夕立》、観客選の1位《未使用のストロー軽し夏の暮》、2位《溶け残るざらめは舌の下夕立》だそうで、この3句とも長嶋さん作。カステラ噛まずに飲んだとか言っときながら超かっこいいんですけど!!
東京マッハ、次は11月24日に京都大学で『京大マッハ』として開催するそうで。11月後半の京都……紅葉……宿とか新幹線とか取れる自信ない(無論行く気ですよね)……。東京での開催は今年はもうないと言っていったけど、ちょろっと話題に出てたお正月開催やってくれたらいいな。そしたら着物で観に行くわ。バスツアーもぜひご検討いただきたく!マッハズがサービスエリアでソフトクリーム食べるところが見たいよー。

補足

《架空のブランドねまちゅかねまちゅか》に関する長嶋さんの考察など。(伊集院さんの名前が出たのが嬉しい!)

*1:ひきがえる

*2:東京マッハvol.3で最高得点句を作った米光さんが出したお題は『舌』。

*3:池田さんの代表句《じゃんけんに負けて螢に生まれたの》より

*4:いろいろあって長嶋さんが佐藤さんにドトールコーヒーSサイズを奢ることに

*5:たしかに東京マッハの米光さんはイノセントぶりが際立つ