みうらじゅん&伊集院光のフェチ対談(anan9/7号掲載)

会社ってanan広げづらいのな!

  • みうらさんはナイロンフェチ
  • 童貞を長くこじらせた妄想家のほうがフェチになりやすいのでは
  • フェティシズム」「エロティシズム」なんて余裕のある人間が言うこと。「イズム」が芸術をにおわせる
  • 自分が「ブラジャー」「パンティ」という言葉がどうしても言えなかったのは、それらが相当好きだからではないか(伊集院)
  • 後ろめたい気持ちがないとフェチとは言えない。後ろめたくないことは趣味。フェチには堂々と言えない何かがある
  • 後ろめたいことは長続きする。趣味は老後まで続かないが、フェチは老いてもいける
  • 「老後のために何かひとつフェチを持ちましょう」厚生労働省は言うべき
  • フェチの男は、自分が大切にしていることに対して女性が無頓着だと嫌

と、ここで“眼鏡フェチ”というワードが!!嬉しかったので抜粋。

伊集院:「あなた眼鏡フェチだから、眼鏡をかけときゃいいんでしょ」という態度だと・・・
みうら:加藤茶のぐりぐり眼鏡みたいのをかけられても、眼鏡のうちに入ってないから!
伊集院:そこはわかってほしい
みうら:フェチ心をくすぐる“セクシー眼鏡”があるから!
伊集院:そう考えると、男のフェティシズムを刺激して、自分の好きな人をゲットしようというときには、生半可なことをすると逆効果ですよね

ま、それだけです。単にフェチの一例でした。つづき。

  • 女性には指フェチがよくいる。指にはテクニシャン的なイメージがあるからか
  • 伊集院さんは檜の匂いに弱い。お兄さんのエロ本が檜のタンスに隠されていて、それを盗み読みしているうちに「檜の匂いはエロの匂い」とインプットされた
  • 胸フェチは母の影響(マザコン)。 脚フェチはマゾに宿る。「支配されたい」という無意識の願望
  • 本当は完璧な女性がいればいいが、部分で見ていこうという男の優しさがフェチにはある。「人のいいところを見ていこう」

というわけで、まぁanan側がライトにまとめてるんだろうなぁという文体でしたが、なかなか面白い対談でした。
このananね、他にも松尾スズキさんが寄稿してたり、細川徹さんや木村祐一さんが「巨乳」や「おふくろの味」などに対する男心についてコメントしてたりと、私のお気に入りが揃っていて嬉しいです。 あとこの雑誌、とにかく写真とイラストが多いし、文に主張がないからパッパッと読めて楽です。褒めてます。 あとはほとんど「オトコはなんで浮気するの?」「オトコのカラダの不思議」とか、保健体育の教科書レベルのことが丁寧に丁寧に特集されてた。あとあと、グマブキくんとか岡田義徳くんとかその他もろもろのきれいな男の子たちの「男心をわかって!」みたいなインタビューね。そんなところです。
松尾さんの文が面白かったな。 「今の若い男性が恋に対して積極的でないのは、ネット社会で築かれた客観性*1を多分に持ち合わせているからだ」みたいなこと書いてた。「恋愛はツッコミどころ満載だから、中途半端な客観性が邪魔して恋にうつつをぬかせない」という。そんな内容が松尾文でもっと面白く書かれてます。 その隣のページの石田衣良さんの文は、「しょうがないんだよ、男ってこうなのよ、anan読者、がんばって!」みたいなやつだった(昼休憩終わったのでもう適当)。

*1:テレビでも街なかの出来事でも、ズレた空気を見つければすぐにネットに書き込み(チクり)批判や笑いの対象にしてしまう