ルミネtheよしもと『4じ6じ』

実はルミネデビュー。ドキドキ。

  1. あべこうじ『勝手な判断/アクシデントの切り抜け方 ほか』
  2. 次長課長『つっちょん』
  3. ネゴシックス『ネゴ先生の地理/計画表/音楽/習字』
  4. 森三中『かっちゃん』
  5. アップダウン『ハイボイスチャンピオン』
  6. ペナルティ『ホームレスティーチャー』
  7. トータルテンボス『英語名詞の日本語動詞化』
  8. 佐久間一行『漁師の生活』
  9. じゃぴょん『ホームルーム』
  10. ロバート『秋山ジム』
  11. おはよう。『俺の政治』

※誰か9番目に登場したコンビの名前を教えてください。すっごい面白かったんだが。→「じゃぴょん」という方々でした。面白かったです。また見たい。

これで吉本にまで手を出したら私は今の生活の何か大きな部分を捨てなければもう飯を食う時間も寝る時間もないだろう、もしそのときが来たならよし、会社を辞めるしかないな、とか思ったこともあったのだけど、考えてみれば私はお金と社会的所属先がなければ死んでしまうタイプの弱い人間なので、仕方なく通勤を続けることにし、吉本には目を向けないようにしてきました今まで。
でも今日は祝日で会社もお休みだったので念願のルミネtheよしもとに行くことができたのです。南無。


あべこうじという芸人さん、テレビでも見たことなくて本当の本当に初めてだったんだけど、もう、ひっくりがえってつんのめって爆笑爆笑、大っファンになりました。なんかしゃべり方が胡散臭いオカマみたいなんだよね。図々しい口調の客いじりも最高だったし。 ネタ形式は漫談であるあるネタ。「勝手な判断」というテーマで「月曜の夜にお酒飲んでるヒト見ると美容師さんかなって思っちゃう」ってのがすっごい好きだわ。 途中でネタが飛んだみたいだけど、その状況もちゃんと利用して「言いたくても言えないことってあるわよねー」とか「ありえない状況ってあるじゃない」とかって他のネタを引き出してくるのも客に不安を与えなくて素晴らしかった。 テレビにも出てるのかなー、もっといっぱい見たい。
次長課長。サトウ(井上)が同窓会の待ち合せ場所に行くと、自らを"つっちょん"と名乗る男(河本)が「さっとん、久しぶり」と言ってサトウに親しげに話しかけてくる、しかしサトウはこのつっちょんという男を知らない。つっちょんは、他の仲間たちのあだ名を次々と挙げて懐かしそうに話すも、サトウにはまったくわからず・・・というコント。 河本さんが次々とオモシロ音のあだ名を連発するのに対して井上さんが目を白黒させるのがおバカで面白かったんだけど、オチはビクッとするほどブラックで、これもかなり好みだった。あー次長課長にハマッていくよー(怯)。
ネゴちゃんはテレビでも何度か見せている「音楽」「計画表」「習字」に加えて、ネタの導入部分で「地理−世界の名産」をやっていた。ホワイトボードに簡単に世界地図を書き「はい、中国の名産はなんだ。お前、答えてみろぃ」と授業を展開。で、生徒が何か答えたのを受けて「違う。中国は春麗やないか」っていう。インドはダルシム、スペインはバルログ、日本はエドモンド本田、ですよね(笑)?ネゴ先生。
森三中は、以前の『誰でもピカソ』で見た親子ネタ。少し特異な子ども(黒田)を父親(大島)が溺愛し、それを母親(村上)が叱るというもの。このネタは何度見ても泣いちゃうや。泣く隙がないくらいに下品でくだらないのに。
アップダウン。声の高いボクシング世界チャンピオン(阿部)をインタビュアー(竹森)がからかうという内容。 コントが始まって第一声で噛んだ竹森さん、その後彼はコント中も何度も大事なところでカミカミだったので、思わず私、舌打ちしてしまいました。素行の悪さが出ちゃった☆ だってせっかくオモシロになりそうだったのに、グダグダになってもったいなかったんだもん。「虎の門TVガイド」見てても思うけど、アップダウンっていつも「う〜ん、もうちょいがんばってこい!」って感じなんだよねー。嫌いじゃないんだけどな。
ペナルティ。ECCのホームティーチャーを頼んだつもりが、MBC*1のホームレスティーチャーが来ちゃった!・・・ということで、本日も全開に汚らしくて素敵なワッキーでした。 ヒデの片手間ツッコミが好きさ。
トータルテンボス。綿棒似の大村さんと耳かき綿似の藤田さん。耳掃除な2人。高田馬場ニッポンレンタカーでコンビ揃ってバイトしてるらし。  今風若者漫才なのだけど、言葉の端々が古風でよろし。「〜したまえよ」とか。
佐久間一行。あの人、自分の芸風のどういう面がウケているのかちゃんと認識してあのネタ作ってるんだよな・・・と思うといつも恐ろしくなります。好きだとは認めたくないのにいつもヤラレてしまう(悔)。
じゃぴょん。最初、ジャリズムが出てるのかと思った(乱視だから)。テイストも似てる気がしたぜ。って、ジャリズムのテイストをよく知らないじゃないあなた。面白かったです。
ロバート。やはり彼ら目当てで来ているお客さんが多いのかな、明転して馬場さんがステージに座ってるのが見えたとき、客席が初めて沸いた。でもネタ中に歓声が飛ぶというようなことはなかったので落ち着いて見られました。秋山さんのキャラが特に強くなかったせいか、あまりガツンとは来なかったように思う。ロバート経験値の低い私は、まだまだ秋山さんのキャラに期待するという楽しみ方しか知らないので気にしないでくだちい。
「おはよう。」・・・漫才、をしていました。ところで彼らが大トリをつとめているということに驚いていたのは私だけではなかった様子。


はじめのあべこうじさん、次長課長でかなり体力を使ってしまったので、次第にダレてきています。初めてだからペース配分ができなくって。
でもルミネtheよしもとは劇場個性があって面白いですね。休憩時に売り子さんがサンドイッチ売ってたり、ネタ中におやつ食べながら見てるお客さんもいて、寄席みたいな雰囲気が良かった。そういえばライブが始まる前にも前説があって、思わず「テレビ収録があるの?」ってキョロキョロしちゃった。あれ、いつもやってるんですってね。
難を言えば、ライブ中の人の出入りが激しかったのがちょっと。特にロバートが終わったあと、前方の女の子たちがゾロゾロと帰っていたのはどうかと思ったよ。あと1組ぐらい楽しめばいいじゃない、祝日の夕方に10分でも急がなきゃいけない用って何?って、びっくりした。そういう客の正直な反応も含めて吉本の劇場なのかな。いろいろあるね。
今度はぜひ!新喜劇が見たいです。それも今ちゃんが出てるやつ◎ 思えばこのたびルミネに行こうと思ったのも、27時間の大かま騒ぎで今子の動きに感動したからなんだったわ。うふ☆

*1:しー」の略