- じゃがいもと鶏の重ね煮(玉ねぎ、トマト)
- 水菜とツナ、トマトと豆の和風サラダ
- 海苔明太入り玉子焼き
- ビール(薫るプレミアムモルツ)
仕事ぜんぜん終わってないのだが脳がカラカラで定時に退勤した。会社でたよ、地元駅ついたよ、なんか買っていくか、と何度かメッセージを送っても家主からいっこうに返事がない。夕飯どうすべかと駅まわりをウロウロしていると、やっと「もうちょっと仕事していく。夕飯たのんでいい?」と返答が。お、おう……。慌ててレシピアプリを起動しスーパーにむかう。「塩がゆでもいいよ」と追加のメッセージが届いていたが無視する。
いつも家主は、仕事で遅くなる場合は「職場で済ませてくる」と言うので、それはとてもラクではあるものの、あなたは戦力外と言われているようでもあり少しつまらなかった。突然とはいえ、夕飯を任せられたことは嬉しかった。
家主が帰ってきたのは22時頃。当初は、重ね煮だけでも作ったら自分を褒めてやろうと思ってたのが、1品つくってみてまだ相手が帰ってこないと、じゃあもう1品つくってみるか、さらにもう1品、となる。冷蔵庫を開けたりなんだりしているうちに、あれも使わなきゃ、これも残ってた、となるのだった。わたしが仕事で帰りが遅くなったとき、食卓に何品もおかずが並んでいたのはこういう仕組みだったのか。