読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ケンタッキー、のち「だし」づくり

日記 夕飯
  • ケンタッキー(レッドホットチキン、オリジナルチキン、フライドポテト)
  • グリーンサラダ ヨーグルトマスタードソース
  • オクラとニンニクのマリネ「だし」がけ
  • 新じゃがのサラダ
  • プレミアムモルツ

 前の日に鯛のソテーとか贅沢で手のこんだ料理をいただいておきながら「ケンタッキー買って帰ってもいいか」と連絡。どうにも食べたくなってしまった。前晩の野菜料理が残っているにもかかわらず新たにサラダ野菜を洗い、新たにドレッシングソースを作る家主。手の抜かなさに頭が上がらない。
 夕飯をたべながら録画で『ファミリーヒストリー細野晴臣回をみる。番組情報としてメインに書かれた"タイタニック号に唯一乗っていた日本人"である細野さんの父方のおじいさんもすごいが、調律師の草分け的存在である母方のおじいさんもすごい、どちらの血も濃く受け継いでいる人だ、と、この番組に対する素直な感想をいだく。
 早々に夕飯を終えると、家主は、今ある野菜で「だし」を作る、と台所に立ち、ナスやらキュウリやらトウモロコシやら新生姜やらをひたすらザクザクとみじん切りしはじめた。マリネに和えていた「だし」は、日曜に実家からもらってきた母製である。母は山形の人だ。わたしが子どもの頃から夏は毎日食卓に「だし」が登場した、サラダのようであり納豆のようでもある、子どもが好むようにトウモロコシや枝豆など彩りよく甘い野菜が入っていたのが母製「だし」の特徴であると以前から家主に伝えており、実際に食べてみて把握したようである。家主がまた母の味を会得していく。
 それにしても「だし」の表記には困る。文脈上「山車」と間違うことはなかなかないが、「だし」を作る材料には「出汁」がある。同音異義は仕方ないとしてもせめて漢字はあてがっておいてほしかった。