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梅酢炒め、おろしがけ

  • 塩豚と残り野菜の梅酢炒め、おろしがけ(塩豚、モヤシ、長ねぎ、しめじ、大根おろし)
  • 二十一穀米
  • チーズ3種(昨日の残り)
  • タコス味のコーンチップ(無印良品
  • カツサンド(ゲンカツ・キムカツ カツさんど)
  • ビール3種(パンクIPA、デッドポニーペールエール、ラーデベルガー)

 遠方への日帰り出張により帰りは遅いかも、と聞いていたのでひとり残り物でテケトーに済ませようと冷蔵庫を覗いていると家主が帰ってきた。せっかくなのでわたしが作る。塩豚と野菜のごま油炒めに最後、梅酢を入れて大根おろしをのせたものに家主は新鮮がっていた。さっぱりしていれば塩分も油分もチャラになる気がするのでこの取り合わせが好きだ。前晩に買ったビールがどれもおいしかった。特にパンクIPAの華やかさ。
 梅酢はわたしの母製の梅干しの漬け汁である。毎年大量の梅干しを漬けていた母はその梅干しと漬け汁を消化するためになんにでもそれらを投入していた。ここ十年ほどは梅干しづくりはしていないようだが、その十年より前に漬けたものがまだたくさんあるのらしい。子どもの頃はなんでも酸っぱいことにむかついていたが(夏は米飯も梅酢を入れて炊いていた)、今はすっかり、それらが自分にとって塩と醤油に並ぶメインの調味料になった(夏に限らずいつでも米飯は梅酢を入れて炊きたい)。
 テケトーに済ますつもりだったので炒め1品で、あとは家主が昼飯に食べようとして食べそびれたカツサンドとお菓子。1人暮らしだった頃は三十代になってもまあまあの頻度で「夕飯はポテトチップスと赤いコカコーラ、以上!」という日があったので炒め1品でも出せたのは自分としてはやったほうかもしれない。中学生の頃に見ていた『恋のから騒ぎ』で初代のから騒ぎメンバーだった島田律子という人が「1人だったら納豆ごはんだけで済ませられるところを2人だと何か作らないと成立しない」とプリプリ言っていたのをその後の人生において「そうだなあ」と何度も思い出す。なにか、その発言の意味を、あの頃の彼女ほどの年齢になって追って実感したとかいうだけでなく、国際線スチュワーデスだという彼女がメディアで「1人なら納豆ごはんで済ませる」と言ったことにしみじみとするし、「2人だと何か作らないといけない」と言ったところに、やはり彼女はきちんとしているんだなあともっとあとになってさらに思った。
 残りものとお菓子が並ぶ食卓だのに家主は機嫌良く、すぐに酔っぱらい、むかしから飛行機に乗るとすぐ寝てしまうので、年に十数回も乗るのに国内線に飲み物のサービスがあるのかがわからないという話をしていた。