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ジャルジャル単独ライブ2014『ジャルってんじゃねえよ!』

live ジャルジャル


 あれ? お祝いのお花いっぱい来てた。なんだよー、心配させんなよー! 関東でもめっさ可愛がられているじゃんか! よかった……。わたし、てっきり、彼らは関東ではいまだにアウェイなのかと思ってて……。先週の『ジャル!シティ!』でも本当はやっぱりお花来てたのかなあ、だとしたら花の数が云々などと書いて大変失礼しました。
 そして客入れBGMがサザンだった。び、ビートルズじゃない。なんだか2年前に2回ほど見た単独の印象で「ジャルジャル単独=ビートルズ」のイメージ持ってたけど、わー、なんだかこちらもすみません。でもサザンかけるジャルジャルも好きよ。
 『ジャル!シティ!』観てからの1週間、勝手に「まだ見つからぬ平成のビートルズジャルジャル」を思ってうっとりしていたけど超大きなお世話でしたね。はは。あと平成のビートルズっていろいろ違うよね。

 過去に2回だけ行った単独では2回とも、終演後に上演したコントタイトル入りのカードや新聞みたいのをオミヤゲとしてくれてたんだけど、今回はなかったなあ。楽しみにしていたので、次回また復活したら嬉しいです。

 コントタイトルはうろ覚え、抜けあるかも、順番違うかも。

  1. スポーツクラブ(※コントタイトル表示なし)
  2. セコイのに悪気ないやつ
  3. オーディション ウルフルズに影響されてるやつ
  4. ダダこねサッカー選手
  5. オーディション 演歌歌手
  6. ちびまる子ちゃんの人やった
  7. 阿部寛ちゃうかった
  8. 激烈少年ばびーぶべぼー
  9. 「ほんまに行くんか。」
  10. カバはカバ
  11. 怒鳴ってるんバレへんやつ
  12. オーディション 人格変、歌普通
  13. 練習の鬼
  14. (VTR)演歌歌手『しんぺい音頭』PV

※各コント終わりにVTRにてコントタイトルが明かされる

 感想。内容詳しくは書かないけどネタバレの可能性。

 あーやっぱり好きだ。ジャルジャルよ。好きだよ。今こうしてコントタイトルを書き並べてみて、もうタイトルからして好きだ。特に『ちびまる子ちゃんの人やった』『阿部寛ちゃうかった』がナニゴトすぎる。この、仮タイトル感が素晴らしいですよね。タイトル考えるのめんどくなるぐらいネタがあふれてきちゃってるのかな、ってワクワクしちゃう。『ちびまる子ちゃんの人やった』は、あのキーワード1つでああいうネタに仕立てるのもすごいわあ。
 わたしが座ってたエリアは、ネタごとには拍手しない系の人が多かった(年齢層高めの男性が多かった)んだけど、それでもネタが終わって自然と拍手喝采となったのが『ダダこねサッカー選手』『怒鳴ってるんバレへんやつ』『練習の鬼』だったかな。これらは本当に見事で、「ジャルジャル芸を見た!」と感動した。クレイジー全開、体やセリフのキレも驚異的。どれも見返したい。ネタの展開がわかったうえで、その演技や体の動きをじっくり見たい。これ、関東のテレビで見られる機会があるといいなあ。そしたらみんなにホラ見てジャルジャルすごいでしょって言えるのに。
 渋めだけど『カバはカバ』も好きだな。後藤さんのカバへの徹底した愛のなさに迫力があって、いつも「後藤」「福徳」って呼び捨てで書いてるくせに今なんとなく、さん付けで書いちゃったもんね。なにいってんだろねわたし。
 ああそうだ、後藤さんの声の良さ! 『怒鳴ってるんバレへんやつ』で怒鳴る後藤さんの、声が、カドのない、ふくふくした“ええ声”でなあ……。麒麟の川島さんのような。『阿部寛ちゃうかった』はそのええ声をネタにしていたよね。ということはあのええ声はすっかりおなじみなのかしら。わたしは初めて聞いた気がしたよ。もっと後藤さんがええ声出すネタ増えてほしい。

 先週、俳優座劇場で『ジャル!シティ!』を観て、もっと、いろんな劇場でジャルジャルの単独が観たいと欲が出たなあ。ルミネtheよしもとは、もちろんアクセス面でたいへん助かるしオロナミンCも楽しみですが、1組のコントをじっくり観るには演芸場すぎてるというか。ステージのエネルギーが、広い空間に分散されてしまうような。左右のモニターも見やすいとは言えず、せっかくVTRが凝っててもその面白さは会場全体には伝わりにくい、と毎回せつなくなるのだった。
 それに劇場が変わったらライブの構成やネタの雰囲気ももう少し洗練されるのではないかなあ、と根拠なく思う。今のジャルジャルにはまだ「そこは詰めないんだな、もったいない」と思わせるあどけなさや無欲さが散見されて。ヘンにこなれてるよりはいいんだけど、本人たちのネタの豊かさや演技の巧さに比べてライブ全体は幼い印象が残るのだよね。
 なんでこんなこと急に書いたかっていうと、先週見たジャルジャルはもっと大人っぽかったんですよ。『ジャル!シティ!』はハコが俳優座劇場だから、というだけでなく、うしろシティのしっとりした雰囲気が影響していたのか、天真爛漫なうしろシティの前で相対的にお兄さんになってたのか、コラボの緊張感があったからか、ジャルジャルの2人がもっと大人に見えた気がするのよね。ああ、30歳になるとやっぱりようすが変わるなあ、と。だからわたしも陶然と「ジャルジャルは美しい……重力が……引力が……」とか書いてしまったわけですよ(知るかよ)(でもあの気持ちは嘘じゃないよ)(うるさいよ)。青さ残る2人も可愛いですけど、才能が抜きん出ていると、見つづけているほうは、その抜きん出たほうに揃えて全体が高まれば良いのに、と欲が出ちゃうねどうしてもね。

 おばさんらしく要らんこと書きましたが、や、たいへんおもしろかったです。今年の正月に『爆笑ヒットパレード』でジャルジャルの漫才を見かけた途端、10周年記念のモロモロ(1500人ライブ&金髪)で冷めていたジャルジャル熱が再燃しまして、その気持ちが熱いうちに『ジャル!シティ!』&今回の単独で彼らのステージを堪能できたのはラッキーでした。
 この公演のポスター見たら『ジャルジャル単独ライブ2014 ジャルってんじゃねえよ!』と書いてありまして、“vol.○”とか回数が記されてるわけじゃないんですね。そうすると2014年に見られる単独はこれっきりなんでしょうか。もったいない。あんなにネタあふれてそうなのに。しれっと秋ぐらいにもやってくれることを期待しています。ジャルジャルー!(好きすぎてただ名を呼ぶ)

 カーテンコールで2人が「よろしければ、どうかアンケートを書いてください、一言でも」「僕ら1枚1枚、目を通していますので」と、それまでのステージでの大はしゃぎが別人だったかのように懇願していたのがなんだかぐっときて、それに応えたくて、小さい文字でみっちりとアンケートを書いてきた。そういうのは久しぶりだ。
 そういえば前晩、ニコニコ生放送ジャルジャルのコント会議』でも、放送が終わる直前に福徳さんが「今日は……1万2千、なるほど」と累計ビュー数を確認してうなずいていたのが妙に胸に残った。2人は投稿されたコント台本も誠実に演じて熱っぽく評を述べていたし(そもそもあの番組の趣旨自体がネタづくりに対してとても地道で誠実だ)。
 わたしが、いつ見ても新しくおもしろいジャルジャルを「ネタがあふれてしょうがない天才たち」扱いするのは、怠慢で失礼なことなのかもしれない。